残念ながら閉店
上信越自動車道を西へ進み長野県内へ。
碓氷軽井沢ICを通り過ぎると、次は佐久IC。
千曲川の清流と八ヶ岳からの伏流水に恵まれた佐久市では、江戸時代から鯉の養殖が盛ん。
気温の寒暖差の大きい内陸性気候であることや、冷たい流水を使って育てていること、また長年の品種改良の成果もあって、佐久の鯉は身が引き締まっていて臭みがなく、適度な脂肪がのった肉質となって、全国一のブランド鯉となっています。
上田市の別所温泉まで行く途中、そんな鯉料理を味わいに佐久に立ち寄ってみました。
向かったのは、中山道の旧宿場町である岩村田にある、
お食事処『三河屋』さん。
鉄道で行くなら北陸新幹線の佐久平駅からJR小海線に乗り換え、一つ隣の岩村田駅から徒歩10分ほど。
車なら上信越道の佐久ICから5分程度です。
駐車場は店の前に2台分と、奥(隣のマンションの西側奥)に契約駐車場が数台分ありました。
細街路に面した店ですが、「佐久ホテル」を目標に進むとわかりやすいと思います。
赤い外壁が印象的な一軒家タイプのお店。
鯉料理と鰻がメインの川魚料理店ですね。
店内にはテーブル席と小上がり席。
小綺麗だけど高級感に気後れさせられることもない、町の食事処って感じです。
13時過ぎの入店で、小上がりのテーブルが二つ空いているだけでした。
なかなか繁盛しているようです。
鰻もあるけど、佐久まで来たならやっぱり鯉でしょう。
メニューには鯉の御膳もありますし、一品料理も幾つか載っています。
まず注文したのは、定番の「鯉あらい」(850円)。
シャキっと締まっていながらシットリとした鯉の身は、甘みがあって臭みなど皆無。
鮮度をごまかすためか臭みを取るためか、洗いすぎて味まで抜けてしまったような他所の洗いとは物が違います。
さすが佐久の鯉。美味いです。
次にメインとして注文したのは、この店の名物で価格もお手頃な「鯉丼」(950円)。
こちらは、唐揚げにしてから甘辛いタレにくぐらせた鯉の切り身載せた丼です。
唐揚げにしてしまった分、鯉の独特の味は隠れてしまっていますが、唐揚げの香ばしさと甘辛いタレがご飯によく合って、食が進みます。
お吸い物とお新香付き。
折角なのでもう一品、「鯉うま煮」(820円)も注文してみました。
輪切りにされた鯉が、いい照りをしています。
鯉の鮮度が良いことと、適度な脂があること。
それに伝統料理だけあって煮込み方が上手いのでしょう。
ほろっとしていて、旨みがあって、クドくもない。
何も知らずにいたら、川魚とは思わずに食べきってしまうような美味しい魚のうま煮です。
どれも美味しい鯉料理でした。
ごちそうさまでした。
三河屋さんは予約の必要もなく、気軽に立ち寄れる食事処です。
佐久インターチェンジからも近いので、軽井沢や別所温泉など上信越道方面をドライブ旅行する際には、名物の佐久鯉を味わってみてはいかがでしょうか。
その際はガッツリ食べれる「鯉丼」に、鯉の味そのものを楽しめる「鯉あらい」か「鯉うま煮」をセットで注文するのがオススメです。
佐久鯉料理・鰻・お食事処【三河屋】(みかわや)
▪️所在地 長野県佐久市岩村田本町762-10
▪️最寄駅 JR小海線 岩村田駅下車 徒歩10分
▪️営業時間 11:00〜14:00(土日休は15:00) 17:00~22:00
▪️定休日 月曜日
▪️駐車場 有り
▪️Web http://www.mikawaya1968.com/
昼総合点★★★☆☆ 3.5