多摩ぐるぐる

東京都下『多摩地域』を中心に「食べ歩き(ランチ&ディナー)」「ドライブ」「旅行」「日々のあれこれ」を綴るブログ。

らい亭@鎌倉山〜昭和初期の高級別荘で蕎麦懐石



鎌倉ドライブ旅行の中日の昼食は、鎌倉山にある蕎麦会席の『檑亭』(らいてい)さんで。
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鎌倉山とは、鎌倉の街を取り囲んでいる丘陵地帯のうちの七里ガ浜の北側部分一帯のことで、昭和初期には高級別荘地として開発された歴史を持っています。

別荘地の開発事業としては採算割れで成功したとは言えなかったようですが、一時は近衛文麿などの政財界の大物や、女優の田中絹代などが御殿と呼ばれるような屋敷をここに構えていました。

しかし終戦後、それらの邸宅は米軍に接収されるなどしたため、現在、かつての面影は薄れてしまっています。

檑亭さんは、かつて高級別荘だった頃の姿を残す貴重なお屋敷をそのまま使って営業しているので、我々のような他所から来た行楽客でも、往時の雰囲気を偲びながら食事を楽しむことができます。
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檑亭までの交通手段としては、自家用車の利用が圧倒的に便利。
もともと上流階級用のための、丘の上の眺めの良い別荘地ですからね。

交通機関を利用するなら、鎌倉駅からバスに乗って約15分。
高砂バス停で下車してから歩いてすぐのところです。
しかし、バスの本数はそれほど多くはないので、時刻表をよく調べてから移動した方が良いでしょう。

駐車場は店の前の道路沿いに11台分と、
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さらに第二駐車場の矢印に従って、細い坂道を降りた先に
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6台分用意されています。
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大型連休や花の盛りの時期以外なら、駐車に苦労することはなそさうです。


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入り口は、ちょっとビックリするくらい立派な山門。
かつて鎌倉にあった寺のものを、昭和初期に移築したそうです。
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通りががりに門だけ見たなら、どんな高級料亭だろうかとビビってしまって、まず中に入って食事にしようとは思わないでしょうね(笑)

ちょうど梅の時期で観梅会が開催されていましたが、この日は残念ながら雨模様。
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檑亭さんでは食事をしなくても、500円を払って庭園だけ見物することもできます。
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入場券はそのまま500円分の食事券になりますので、ふらっと立ち寄って、気分で本館一階の蕎麦処や、庭園内の甘味処に立ち寄るのも良いでしょう。
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我々は蕎麦会席を予約していたので、その旨を門の脇の案内所で告げ、江戸時代の豪農の旧宅を移築し改築したという本館へと案内してもらいます。
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雨に濡れた本館への小径も風情満点。

本館二階の個室で会席料理を予約しているなら、この玄関から中に入ります。
この立派な玄関も鎌倉の寺院から移築したもの。
予約の要らない本館一階の食事処を利用するなら、外階段を降りた一つ下の段の入り口から入るようです。
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玄関から上がるとまず待合室に通されます。
壁のステンドグラスは日本で初めて作られたもので、シャンデリアは明治期のもの。
昭和初期に高級別荘として改築された当時のままなんだそうです。
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それに暖炉やその上の花頭窓、鹿の頭の壁飾り(!)なんて、いかにも戦前の上流階級のお屋敷を絵に描いたような和洋折衷の設えで、実際に目の当たりにすると妙な感動があります。
何となく江戸川乱歩的な雰囲気?
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ソファーなどの調度品を整理して統一感を出すと、もっと見栄えが良くなりそうです。

外はだんだん雨脚が強くなってきましたが、窓から外を見ると観梅会の人たちが庭園を散歩しています。
丘の向こうに、晴れていれば相模湾も見えたはず。
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法隆寺夢殿を模した八角堂の向こうに見えているのは甘味処の屋根かな?
こんな雨さえ降ってなければ、食後に散歩したかったんですけど。
本当に恨めしい雨です。
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席の用意ができたようで、3室ある和室の一つに案内されます。
この先は純和風の造りになっています。
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部屋は特に豪華な装飾もない障子と襖の和室ですが、懐かしさを感じて落ち着けます。
もともと家族の居室的な使い方をしていた部屋なのでしょう。
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2名から個室を使えて、リッチな気分をお得に味わえます(笑)


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2名で本館二階の会席料理を予約するなら、コースは6,500円から10,000円までの3種類。

今回は6,500円(税別、サービス料10%別)の「山椒」のコースを頼んでみました。

まず「先付・前菜」
ホタルイカとトコブシは、相模湾産のものですかね?
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「椀物」
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「造り」
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「焼物」 鰆だったかな?
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「煮物」 蛸と筍
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「揚物」 揚げ茄子の味噌田楽
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「食事」 ご飯と蕎麦から選べます。
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更科蕎麦的な、細切りの白いお蕎麦。
田舎蕎麦的な味とインパクトが好きな人には物足りないかもしれませんが、上品な味です。
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ここのスタッフさんは物腰が丁寧で嫌な感じはしないのですが、料理の説明はあまり得意ではないようでした。
時々、思い出したようには説明してくれますけど(笑)

ホタルイカなんて相模湾でも少量は水揚げがあるそうなので、地元産であれば余所者の観光客にとっては珍しい食材です。「これは地の食材ですか?」と聞きたくなるのですが、違ってたら興醒めなので何となくしつこく聞くのが躊躇われてしまいました。

地場産の食材を使っている時には、積極的に説明してくれればファンが増えると思うんですけど。
・・・地元の鎌倉周辺のお客さんには、聞くまでのなく分かることなのかな?


今回は観梅も兼ねての訪問だったのですが、雨に祟られて庭の散策ができませんでした。
きっと「らい亭」さんの魅力の半分くらいしか体験できていないですね。

それに折角会席料理を食べるなら、やっぱり少しでもお酒を飲みながらの方が楽しいです。
面倒がらずに駅からタクシーという手も考えた方が良いかもしれません。

○会席料理を予約したなら、
タクシーかバス利用→庭を散策→二階で会席料理→タクシーかバスで最寄駅

○一階で蕎麦なら、
車で訪問→一階で軽く蕎麦→庭を散策→甘味処で休憩→車で帰宅

なんてのが黄金パターンですかね。

またいつか、どちらかのパターンで再挑戦します。


鎌倉山から下り鎌倉の中心部の方に戻る途中には、本尊の巨大な観音様が圧巻で見事な

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長谷寺があります。
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四季折々の「花の寺」としても知られていますので、
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この長谷寺や、近くの鎌倉大仏などとセットにして廻ると、きっと良いドライブコースになります。


【檑亭】らいてい

▪️所在地    神奈川県鎌倉市鎌倉山3-1-1
▪️営業時間   11:00~20:30(一階・庭園は日没まで)
▪️休業日    1月1日~3日、7月最終週月曜日~木曜日
▪️駐車場    あり
▪️Web-site   http://www.raitei.com/index.html



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らい亭懐石・会席料理 / 西鎌倉駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

 

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