多摩ぐるぐる

東京都下『多摩地域』を中心に「食べ歩き(ランチ&ディナー)」「ドライブ」「旅行」「日々のあれこれ」を綴るブログ。

この夏の『岩牡蠣』 食べ歩き①〜日本海・新潟笹川流れ編


夏は岩牡蠣!

日本で主に食用にされている牡蠣には、「真牡蠣」「岩牡蠣」の2種類があることをご存知でしょうか?

スーパーなどでもよく見かける「真牡蠣」は、11月から2月頃にかけての冬が旬
産地としては広島や宮城、三重県の的矢などが有名で、波の静かな湾内での筏を使って養殖が主流です。
牡蠣筏_edited-1二枚貝は新鮮であっても食中毒の危険がゼロではないので、調理法としてはカキフライや牡蠣鍋など、よく火を通して料理します。
旬から外れる夏の真牡蠣は、産卵期に入ってしまって身が水っぽくなり、食べても美味しくありません。

一方の「岩牡蠣」は、6月から8月までの夏が旬
秋田県の象潟(きさかた)から新潟、能登半島や隠岐などの日本海側が主な産地で、天然物を素潜り漁で獲ります。
真牡蠣よりも水温の低い深い海で育つので成長は遅いものの、数年かけてじっくり育ったものを食用とします。
スクリーンショット 2016-09-03 14.01.53産卵期間が真牡蠣よりも長く、夏でも身が水っぽくならないので美味しく食べられます。
冬の日本海は荒れて素潜り漁なんてできませんので、真牡蠣とは逆に冬には食べられません。

また、河口から離れた水深の深い海に生息していることから、生食しても食中毒の危険が少ないとされています。(危険がゼロではありません)

採れたての大振りな天然岩牡蠣を、レモン汁だけギュッとかけて生で食べれば、濃厚でジューシーな味わいが口に広がってもう絶品!
これを食べることだけを目的にして、旅行する価値があるってものです。
岩牡蠣ザルそんな訳で今年の夏はその絶品岩牡蠣を求めて、新潟県の村上市から山形県の庄内地方まで食べ歩きドライブに行ってきました。


新潟県村上市山北 笹川流れ産の岩牡蠣

新潟県の最北部、村上市の山北地区から山形県境にかけては、日本海の荒波に洗われた奇岩・奇勝が連続する、「笹川流れ」と呼ばれる風光明媚な海岸線となっています。
海沿いの笹川地区から沖を見ると、潮の流れていく様子がよく見えたことからこの名前がつきました。P1020536-2沖合に粟島を望む「笹川流れ」には、都市部を経由して流れ込む大きな河川がないために水質が良好である一方、山が海岸線まで迫っていることからミネラル豊富な真水は流れ込んでくるという豊かな海です。
スクリーンショット 2016-09-03 14.22.32さらに磯場が多く、潮の流れも適度にあることから岩牡蠣の生育に適していて、その味に評価が高い産地となっています。

そんな笹川流れ産の岩牡蠣を食べに、向かったのは下の二店。

海鮮一鰭(かいせんいちひれ)

城下町である、新潟県村上市の中心部にある海鮮料理店です。
DSC00219-2
街の教育者が残した蔵書を保管する、ミニ図書館の一階部分が海鮮料理店となっています。
清潔感があって、ちょっと面白い雰囲気。
DSC00200-2ここのお店では夏のシーズン中、隣の「うおや」という魚屋(そのままですね)さんの岩牡蠣を食べることができます。
食事処ではありますが、岩牡蠣のみ単品のオーダーも可能。
DSC00171一個500円からですが、岩牡蠣はやはり大きい方が食べ応えもあって味も濃厚です。
お店の人に、大きめの一個700円の岩牡蠣を持ってきてもらいました。
DSC00182-2肉厚でプリッとしています。
DSC00192-2_edited-1中は、“海のミルク”なんて呼ばれるくらいにジューシー!!
DSC00195海の栄養のつまった、濃厚でミルキーな味わいが絶品です。
大満足♫
市内にあるお店ですので、車がなくても行きやすいお店です。
夏、村上観光に来たのなら是非どうぞ。
オススメです。

隣の「うおや」さんを覗くと、今食べた岩牡蠣の販売もしていました。
生ものですから現地ですぐに食べるのが一番なのですが、宅配もしている模様。
どうしてもお土産にしたのなら相談してみてはいかがでしょうか。
ウェブサイトもあり。DSC00215-2村上市では、江戸時代から市内を流れる三面川での鮭漁が盛んで、店先で普通に鮭を干している店がいくつかあります。
うおやさんの店先もこんな感じ(笑)

DSC00213

ユニークな街です。

またこの土地は、北限の茶処として知られる「村上茶」の産地でもあります。OLYMPUS DIGITAL CAMERAお茶の栽培はもともと気候の温暖な土地の方が適していて、気候的にはこの村上あたりが北限。 村上茶は他の産地のお茶と比べると、渋みの少ない玉露のような味わいが特徴となっています。
お茶の味にはそれぞれ好みもあるでしょうが、ここ「九重園」のお茶の味は格別。
DSC00232-2村上観光のお土産なら、このお茶の方が生ものでないので安心です。OLYMPUS DIGITAL CAMERA


魚売り処 新鮮家

続いて向かったのは、村上駅前から笹川流れ沿いの国道を北へ約30㎞、車で40分ほど走った先の寝屋漁港にある漁協直営の食事処「新鮮家」さん。DSC00443-2すぐ横が漁港なんですから、岩牡蠣の鮮度は折り紙付き。
DSC00447店内で岩牡蠣のほか干し魚なども売っているので、好きなものを購入して軒先で焼いて食べたり、店内でそのまま食べたりします。

旬の岩牡蠣は大人気で、先客が気前よく購入して行って目の前でみるみる無くなっていくのでチョット焦りました(汗)
DSC00445-2_edited-1軒先テラス席は満席で、地元客が昼からビールで宴会状態。
ちょっと羨ましいぞ・・・。

ちょうど日差しが強かったので、簡素なつくりの店内に陣取りました。
テーブルには調味料としてぽん酢あり。
DSC00457-2岩牡蠣は一個500円。
殻を外して持ってきてくれます。DSC00454-2こちらの岩牡蠣はミルキーな味わいというよりは、磯の鮮烈な香りを感じさせる味ですね。
個体差なのか処理の仕方の違いなのか?
はたまたちょっとした漁場の違いなのか?理由はわかりませんが面白いですね。

とにかく鮮度は抜群でしょう(喜)
DSC00452-2この大きさの岩牡蠣が500円で食べられるのですから良心的です。

山北産の地蛸も名産らしいので、ついでに食べてみました。
DSC00446これはビールにも熱燗にも合いそうです。
そりゃあ、宴会もしたくなるでしょう(笑)
DSC00448最寄りの羽越本線勝木駅には2時間に一本くらいしか列車が停まらないのが難点ですが、車ならふらっと立ち寄れるお店です。



さらに北上し、山形県内でも岩牡蠣を食べ歩いてきました。
その話はまた次回。


 

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