多摩ぐるぐる

東京都下『多摩地域』を中心に「食べ歩き(ランチ&ディナー)」「ドライブ」「旅行」「日々のあれこれ」を綴るブログ。

この夏の『岩牡蠣』 食べ歩き②〜日本海・山形庄内編


新潟県村上市と山形県鶴岡市を結ぶ国道は「日本海パークライン」とも呼ばれ、すぐ横の海を眺めながら走れる爽快なドライブルート。P1020538-2とにかく車窓から海が近いんです。

天気さえ良ければ、素晴らしい夕日も堪能できます。そんな風光明媚な日本海パークライン沿いの海は「岩牡蠣」の名産地でもあって、夏になると至る所で新鮮な岩牡蠣を味わうことができます。
P1000874前回の新潟編に引き続き、今回は県境を越えた山形編です。


鼠ケ関漁港鮮魚センター・弁天茶屋

新潟県村上市から北上して寝屋漁港を過ぎ、さらに10kmほど走るともう山形との県境。
県境を越えるとすぐに、かつて東北への入り口となる関所が置かれていた鼠ケ関の街になります。

この鼠ケ関にある港は天然の良港で、かつては北前船の風待ち港。DSC00440今はマリーナや人工ビーチも併設されたレジャースポットとしても整備されていますが、湘南あたりの海と比べれば夏でも閑散としていて、海沿いを散歩しても静かで気持ちの良い場所です。

漁港のすぐ前には4〜5軒の直売所が並んでいて、店内で魚料理などを食べることができます。
もちろん、この時期は「岩牡蠣」も!!
DSC00424それぞれの店が長屋のように繋がっていて、店と店の境い目がよく分かりませんね。
とりあえず、ストッキングのように干されたイカの一夜干しの方にフラフラと吸い寄せられてしまいました(笑)
DSC00428試食させてもらった一夜干しは、イカの旨味が凝縮されていて大変美味!
買って帰りたかったのですが、まだ何日か炎天下での旅行が続くので、日持ちのするスルメイカを買って我慢しました。

そう言えば、すぐ南の新潟県側の漁港では「蛸」を押してましたが、山形県側に来ると蛸が見当たらず「イカ」押しになるんですね。
蛸も烏賊もどちらも好きなので、どちらも歓迎します(笑)

岩牡蠣は隣の店で食べられそうだったので、イカの矢印に導かれて進みます。
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港町のおばちゃん達が切り盛りする店内は、海の家のような簡素な造りで、テーブル席と小上がり席がありました。
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「時価」と書かれてドギマギさせられた「岩牡蠣」は、一個600円と聞いてひと安心。
2個づついただくことにしました。
目の前の鼠ケ関漁港に揚がった岩牡蠣です。
臭みなんで全くありません。
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見るからに身がプリプリで、ジューシーです(喜)
添えられたレモン汁をかけて食べてみると、ここの岩牡蠣も潮の香りを強く感じますね。
うーん、幸せです。
DSC00435-2隣にいたビーチ帰りらしき家族連れの会話を聞いていると、昨日は休日だったので結構混んでいたようです。
今日は空いててよかった。

後になって考えてみると、イカの刺身や一夜干しも追加して食べておくんだったと後悔。
まぁ、またいつか来れば良いだけの話です。



道の駅あつみ内「早磯」

さらに車で3km北上すると、洒落たデザインの「道の駅あつみ」があります。
ここに併設されたドライブイン「早磯」では、先ほどの鼠ケ関漁港に揚がった鮮魚料理を提供しています。
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施設の裏手は、磯が続く綺麗な海。
岩牡蠣でも鮑でもサザエでも、なんでも採れそうですね。
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店内に入ってみると、人気のある施設だけあって満席に近いくらいの賑わいです。
DSC00411-2お目当の岩牡蠣は、2個で950円。
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他の店より気持ち小さめかもしれませんが、この綺麗な施設内で、レモンスライスとぽん酢がついてこの値段ですから、今までの店の中で一番リーズナブル。
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食べてみると同じ鼠ケ関漁港に揚がった岩牡蠣なのに、こちらは磯の香りの鮮烈さよりも、ミルキーな味わいを強く感じます。
岩牡蠣の個体差で味が変わるのか、下処理に違いがあるのか??
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潮の香りの鮮烈な方が美味いか?、ミルキーな味わいの強い方が美味いか?
好みもあるでしょうから、どちらとも言えませんね。
私はどちらも好きでしたし、同じ岩牡蠣でも少しづつ違う味があることがわかって楽しかったですよ。



湯野浜温泉 游水亭いさごや

宿泊したのは、湯野浜温泉にある「游水亭いさごや」さん。
砂浜に面した料理自慢のお宿です。
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こちらの夕食には、焼いた岩牡蠣が出てきました。食中毒の危険が少ないと言われる「岩牡蠣」も、二枚貝の特性上、その危険がゼロではありません。
鮮度の問題だけではないので、旅館としては生牡蠣を出すのはリスクが大きすぎるんですね。
そうは言っても、この時期に岩牡蠣を食べないのも寂しいので、焼いてあっても食べられるなら大歓迎です。

水質の良いこの辺りの海でも、海が荒れて濁っている時には、牡蠣の品質を考慮して漁を中止するそうです。
いさごやさんでも、二泊して岩牡蠣が出されたのは一回のみでした。
ここに泊まれば、毎日岩牡蠣があるわけではないのでご注意。

それと、幸い私は岩牡蠣に当たったことはないのですが、体調の悪い時には量を控えるとか、注意はした方が良いのでしょう。

でも、単純にこれだけ岩牡蠣を食べて飽きないか?と聞かれるなら、
「この程度食べたくらいでは、全く飽きません」



道の駅「鳥海」内 ふらっと

おまけです。
今回の旅行ではそこまで行けませんでしたが、山形と秋田の県境に位置する鳥海山の山麓、秋田県の象潟(きさかた)から山形県の遊佐にかけても、鳥海山のミネラル豊富な伏流水の恩恵を受けた美味しい岩牡蠣の名産地となっています。

山形県側では、「道の駅ちょうかい」で新鮮な岩牡蠣を味わうことができます。
P1010944店先で好きなだけ購入して、ベンチで食べるスタイル。
ワイルドかつ気軽に楽しめます。
P1010943すぐ南の「ヤマサ鮮魚店」でも、同じように店頭で食べることができます。



活魚料理 新よし

秋田県側の象潟駅近くにある料理店で、岩牡蠣づくし料理が名物。
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「牡蠣の塩辛」が珍味でしたね。
生牡蠣だけではなく、いろいろ料理したものも食べたいのならオススメの店です。
訪問したのは数年前なので、最近の状況はわかりません。
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象潟は、かつては浅海に小さな島々が浮かぶ風景が見事で、「東の松島 西の象潟」とも称されていました。
松尾芭蕉も訪れた景勝地だったのですが、江戸時代の地震で地盤が隆起し陸地化してしまったという、今ではちょっと地味な観光地。
P1010963それでもこの象潟まで来て、歴史ロマンと自然の脅威を感じつつ、秋田県側に揚がった鳥海山麓の岩牡蠣を味わうのも良いかと思います。

手軽に岩牡蠣だけ食べるなら、「道の駅 象潟」でも販売しています。



岩牡蠣も徐々に値段が上がってきて、品質の悪いものも出回るようになってきたそうですけど、観光客のたまの贅沢としてはまだまだ許容範囲です。
いつまでも、この夏の海の恵みを味わえることを願ってやみません。


 

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