多摩ぐるぐる

東京都下『多摩地域』を中心に「食べ歩き(ランチ&ディナー)」「ドライブ」「旅行」「日々のあれこれ」を綴るブログ。

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燈々庵@あきる野市〜旧家の邸宅で旬の懐石料理


日中は寒さも和らいできた3月の上旬。
我が家でささやかなお祝いごとがあったので、夕食をとりに、
あきる野市小川の懐石料理店「燈々庵」にやってきました。
こちらの燈々庵さんは、旧家の土蔵を改修した趣ある懐石料理店で、五日市の「黒茶屋」や、青梅の「井中居」とは姉妹店。
3店揃って西多摩地区を代表する和食料理店と言って良いでしょう。

🌀アクセス

燈々庵の所在地は、東京都あきる野市小川

最寄駅のJR五日市線東秋留駅からは歩いて10分ほどです。

車で行くなら、睦橋通り小川交差点が目印。
交差点から100mほど西へ進み、北側の旧道に入ってすぐのところにあります。

圏央道あきる野インターからなら、距離にして3km程度ですから10分もかかりません。

考えてみれば姉妹店の井中居も、青梅インターからは近いところにあります。
繁華街から離れた辺鄙なところに店を構えてはいますが、圏央道は先日、茨城から湘南まで開通しましたし、車なら首都圏どこからでも来店可能な好立地とも言えますね。
あとは、お酒を我慢できる運転手を探してくるだけです(笑)

駐車場は店から30m進んだ先に砂利敷ではありますが、十分な広さのものが用意されています。
いいお店ですから、格好つけて革靴なんて履いて行ったりすると、この砂利はちょっと気になるかな。
お連れさんは、門の前で先に降りてもらった方が良さそうです。
駐車場にある立派な梅の木は、ちょうど満開となっていました。

🌀外観と店内の雰囲気

燈々庵含めて姉妹店3店とも、建物は古民家を再生した一軒家。
それも普通の古民家ではなく、庄屋クラスの旧家の邸宅レベルのもの。
それをセンスよく改装しているんですから、店の雰囲気は抜群に素晴らしいです。この立派な茅葺の門は、江戸時代には武家か寺院にのみ許された格式だと思いますので、また別のところから移築したか、あるいは明治期以降のものか?
何れにしても雰囲気ありまくりです!

すぐ目の前の睦橋通りに出てしまえば、周りには郊外ロードサイド型の店舗が並んでいる何処にでもある景色が広がっているのですが、門を一歩くぐればそこは別世界。
姉妹店もそうでしたが、入り口から母屋まで続く山里山荘風のアプローチは趣があって最高です。
いゃ、素晴らしい。

緩やかな曲線を描くアプローチの先に、土蔵を改装したという母屋が現れます。

打水された石敷きに導かれるようにして、店の入り口側に回り込みます。
こういう和のもてなしの心というか、準備を整えて歓迎してくれている様子が見られるのは大変に気持ちがいいですね。

こちらが入り口。
つくばい周りの小庭にも風情があります。

店内に入ると、渋い和食器などが並ぶギャラリースペース。
予約の時間より早めに着いたので、時間調整がてらゆっくり見させてもらいました。
私の趣味からすると、どの器もど真ん中のストレート。
こんな食器を揃えて晩酌をしてみたいものですね。
特にあの盃のような色をした根来塗のお盆を探しているのですが、なかなか巡り会えません。
本物の骨董品は高すぎますしね。

地場産の柚子を使った商品なんかも取り扱っています。

そうこうするうちに、まだ早めの時間でしたが二階の席に案内してくれました。
床は板敷きですが、座ると床暖房が入っているのでしょうか?
ポカポカと暖かい。
隣のスペースを覗いて見ると、こちらは椅子席。
中央に梅の花が生けてあって、素敵な雰囲気です。

ただ、二階に上がるにはやや急な階段を登る必要があるので、足の不自由な方にはちょっと厳しいかな。
一階にはカウンター席があります。
他にも、昼間は茶房となっている竹林に面したスペースもあるそうですので、足の弱い方と一緒の時には、予約時に相談して見ると良いでしょう。

🌀メニューと料理

メニューは、月替わりの懐石コースのみ。夜懐石の「月」は、大雑把に言うと「花」に肉料理が追加されたもの。
前日夕方までの事前予約が必要な「雪」は・・・きっと素材も量もすごいんでしょうね。

そんなに量は食べられないので、欲張らずに「花」を予約してあります。

そして料理は、最初の前菜からしてこの華やかさ(喜)
早春らしく、梅と菜の花で彩りを添えてあります。

続いて、旬肴の春野菜の炭火焼蕗味噌

筍に蕗味噌をつけると、まさに旬の味覚。
肉料理が並ぶよりも、こんな季節感のある料理に喜びを感じるようになってきました。
「歳をとった」ってことでしょうけどね。

椀物は百合根饅頭

お造りには、奥多摩ヤマメの刺身入り。

揚物は、香ばしい岩魚唐揚げ蕗のとう餡かけ
二度揚げしてあって、頭からバリバリ食べられます。

焚合には、若竹煮 鯛子 蕗 木の芽
止肴は、法蓮草とうるいのナムル もみ海苔

ご飯は浅利の炊き込みご飯

予約の際に聞かれたので「家族のお祝い」と答えてあったのですが、こんな風にデザートをデコレートしてくれました(笑)

最後にお抹茶をいただいてご馳走さま。
最初から最後まで、季節感と色気のある料理が並びました。
食器の趣味も良い。
ちょっとだけ肉料理を食べてみたい気もしましたが、実際にはもうこのまま横になって休んでしまいたいくらいに満腹です。
酒なんて飲んでたら、食べきれなかったかもしれません。
もっと若い方や、胃腸がまだまだ万全な方なら「月」でもいけるかな?

騒がしい酔客もいないし、スタッフのサービスや物腰も高級旅館レベルで気持ち良い。
何かのお祝いの席として利用するのに相応しい懐石料理店です。

窓の外を見ると、勿論まだ花は付いていませんが枝垂れ桜の枝が見えます。
例年、3月の終り頃から花を咲かすとか。
あの枝垂れ桜が花をつけたら、この庭を華やかに彩ることでしょうね。
その頃にもう一度来て確かめたいところですが、さすがに月に二回くるのも厳しいので(哀)、桜はまたの機会の宿題として残しておくことにします。


【燈々庵】(とうとうあん)

■所在地   東京都あきる野市小川633
■営業時間  11:00-15:00  17:00-22:00(L.O.20:00)
■定休日   火曜日(祭日除く)
■最寄駅   JR五日市線東秋留駅 徒歩10分
■駐車場   有り



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