多摩ぐるぐる

東京都下『多摩地域』を中心に「食べ歩き(ランチ&ディナー)」「ドライブ」「旅行」「日々のあれこれ」を綴るブログ。

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仏蘭西料理「鯛萬」@長野県松本市〜松本市民ここぞ!という日のレストラン

 


長野県中部の中心都市である松本市
国宝の松本城のほど近くにあるのが、松本で一番有名なフレンチレストランだと誰もが認めるレストラン「鯛萬」さん。
県内に住んだことのない私でも、名前を聞いたことがあるくらいですので、機会があれば一度は訪れてみたいと思っていたレストランです。
ゴールデンウィークの長野旅行中に、予約してランチに立ち寄りました。レストランの所在地は、長野県松本市大手4丁目
最寄駅である松本駅からは徒歩15分。
松本城と縄手通りの中間に位置していて、観光の途中に立ち寄りやすい立地となっています。

駐車場は、店の正面に数台分と、少し離れたところにもう一箇所、同じく数台駐められるスベースがあります。
しかし、店の大きさの割には駐車台数は少ないので、車で行くなら予約の際に駐車できるかどうか確認した方が良いかもしれません。
私が行った時には松本市内の道路は大渋滞、周辺のコインパーキングはどこも満車だったので少々焦りました。

レストラン「鯛萬」は、昭和25年創業の老舗レストラン。
それ以前は割烹料亭だったようで、今その場所には「鯛萬の井戸」と呼ばれる井戸だけが残っています。
フランス・アルザス地方の建築を模したという、壁に蔦が絡まり草花で飾られた木骨造りの瀟洒な洋館は、建築当時は相当に目を引くものだったことでしょう。

今だって扉の前に立って、これからこのおとぎの国の家のようなレストランで食事をするのかと思うと、少しばかり誇らしい高揚感が湧いてきます。

目の前の駐車場が一杯だったので、スタッフに案内してもらって車を駐めたのち、店内に入ると・・・
結婚式などで貸切にする時には受付として使うのであろう、このただの入り口横のウェイティングスペースを見ただけで、もう何かその雰囲気に感動させられてしまいました。

ウインザーチェアなどの調度品は、おそらく全て松本民芸家具
民芸運動に共鳴した池田三四郎は、柳宗悦やバーナード・リーチの指導を受けながら松本民芸家具の創始者となりますが、彼がここ鯛萬の内装や調度品を当時プロデュースしたそうです。

二階には貸切できる個室があるようですが、一階の奥へと案内されていきます。

途中にある、中庭に面したこの小ホールと呼ばれる席でも十分満足なのですが、さらに奥へと進みます。
案内されたのは、三角天井のメインダイニング。
なるほど、これは素晴らしく素敵な空間ですね。
奥に祭壇があったら、教会の礼拝堂のようにも見えます。
あちらの大きなテーブルに向かい合って座っているグループは、きっと結婚前の親族顔合わせでしょう。

こちらのドレスアップして向かい合っていたカップルは、何かの記念日かな?
松本では、本命の彼女ができたら連れて行くレストランがここ鯛萬なんだとか。

松本にも他にもっとゴージャスなレストランはあるのかもしれませんが、その歴史と知名度から、相手のことを「大事に思っているし、これからも大事にする」という気持ちを表明するには、ここが一番なんでしょうね。

セットされたテーブルを見ると、お皿はロイヤルコペンハーゲン。
さすがに良い食器を使っています。
予約したのは、安い方の(!)5,400円のランチコース。
いまどきランチでこの価格設定とは、なかなかの強気。
でも、このお店の主な使い方を考えると、お客の方も「あと1,500円安いコースがあってもいいんじゃないの?」なんて言っている場合じゃないのでしょう(笑)

まずは、「信州牛テールのドーブ 安曇野産クレソンのスープ」
クリーム仕立てで優しい味わい。
パンは、オーソドックスなもの。
昔から変わらないスタイルなのかな?
「ホタテ貝とシェーブルチーズのミルフィーユ風 アカシアの蜂蜜 パセリソース」
シェーブルチーズは山羊の乳のチーズですね。癖はありません。
ワイン飲みたい(泣)
「スズキのソテー 小玉ねぎ添え」
旬の白身魚のソテーです。バターとアーモンドが香ばしい。

メインは、鴨肉のロースト
熟成のさせ方が良いのか?、味に深みのある鴨肉でした。
美味。
鴨肉は店によって味の差が大きい気がしますが、こんな味の鴨肉ならメインとしてビーフよりも好みです。
デザートは、りんごの香りが爽やかなアップルケーキ。
食後のコーヒーにはマカロンなどの小菓子が添えられていて、これでごちそうさま。
食べ終わって見ると、贅沢ではあっても値段に見合った内容だったし、何しろ雰囲気が抜群なので満足度は高いです。

フロアスタッフも、東京の超一流ホテルと比べると洗練さが見劣りするかもしれませんが、キッチリした身なりで一生懸命に対応してくれています。

たとえ当日であっても予約してから訪ねるべき店なので、時間の読みきれないドライブ旅行中の食事には難しい点もあります。
それでも、その地域一番の有名レストランに行ってみるのは、その土地の様子が垣間見れて面白いし、周囲に漂う幸せ感をおすそ分けして貰えるようで良いものです。


【レストラン 鯛萬】(たいまん)
■所在地    長野県松本市大手4-2-4
■営業時間   11:30~14:00 17:00~21:00
■定休日    水曜日
■最寄駅    松本駅
■駐車場    あり



 

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