多摩ぐるぐる

東京都下『多摩地域』を中心に「食べ歩き(ランチ&ディナー)」「ドライブ」「旅行」「日々のあれこれ」を綴るブログ。

サンサンワイナリー@長野県塩尻市〜「ワイン特区」遊休耕地活用のワイナリー


国産ワイン🍷と言えば甲州ワインが有名ですが、ぶどう🍇の栽培が盛んなここ長野県塩尻市周辺も、大小のワイナリーが集まっていて桔梗ヶ原ワインバレーと名付けられています。

塩尻峠を西へ下った国道20号中山道沿いに、新しいワイナリーが立ち上がったと聞いたので行ってきました。

今年の4月に開店一周年を迎えた「サンサンワイナリー」🏰さんです。ワイナリーの所在地は、長野県塩尻市柿沢
諏訪盆地と松本平を隔てる塩尻峠の西側で、長野自動車道岡谷インター塩尻インターの中間あたりにあります。

車で行く場合、下り車線からはスムーズに入れますが、上り車線側からだと坂道追越車線からの右折入場になります。
この辺りの中山道は交通量が多くてカーブした坂道なので、タイミング次第では右折入場がちょっと怖いかも。

駐車場は舗装されていて、バスも含めて15台くらいは駐車可能。
駐車したのち柵の向こうを眺めると、足元にはワイナリーの葡萄畑が広がっていて、さらにその向こうには北アルプスの山々。
これはなかなか、ハッとするような絶景です!
ちょうど昼時だったので、まずはレストラン「ボッテガ」でランチにします。
室内テーブル席とテラス席がありますが、テラス席からの眺望とその開放感が素晴らしい!
斜面に植えられているのは、赤ワイン用のメルローとシラー、白ワイン用のシャルドネ。レストランのメニューを見ると、ランチタイム(11:00~14:30)には、
「サラダ+パスタorピッツァから1品+珈琲or紅茶」のランチA(1,000円)と、
ランチAのサラダが前菜仕立てになって、デザートが追加されるランチB(1,600円)
の2種類があります。

こちらは、ランチBの前菜

メインに選んだのは、
期間限定・すんき(赤カブの茎と葉を乳酸発酵させた木曽の漬物)のパスタ
こちらは、妻殿が選んだピッツァ

そして、デザートと珈琲
純粋に料理だけで評価するなら、特に足を伸ばして行く程の内容ではありません。
でもここは、晴れていれば景色が良くて最高に気持ちが良い。
それに、数種類用意されているここのワインを飲みながら食事できたら、満足度は全く違ってくるはずです。
ドライバーだと飲むわけにはいかないのが残念です😢
食事の後は、ワインの販売コーナーへ。
一部のワインは試飲もさせてくれます。
立ち上がったばかりの小規模ワイナリーでもあり、ワインの種類は多くはありません。
価格も720mlで3,000円からと高めの設定。

しかし、この時はデザートワインが充実していました。
左が貴腐ワイン「シャルドネ マルキーズ」(税別3,000円)。
右が「クリスタルコンコード」(税別3,000円)。
どちらも長野県原産地呼称制度認定ワインです。
・・・ところで、えっ⁉️
立ち上がったばかりのワイナリーで「貴腐ワイン」を造っちゃったんですか‼️
貴腐ワインとは、白ワイン用の品種の果実に貴腐菌というカビの一種が繁殖し、水分が抜けて干し葡萄状になり甘みが凝縮された「貴腐葡萄」から造られる最高級の甘口ワインです。
特にシャルドネ種に貴腐菌がつくことは珍しいのだとか。

そんな貴腐ワインが3,000円なら、高いどころかバーゲンプライスでしょう❗️
・・・奮発して2本購入。

右のコンコードは、凍結濃縮製法(原理的にはアイスワインと同じなのかな)で糖度をあげたワインです。
元々コンコードは甘口のフルーティーなワインになりますから、デザートワインとして楽しめそうです。
・・・試してみたかったので1本購入。

さらに、ボルドーの代表品種であるメルロ
寒冷地での栽培には向かない品種ですが、温暖化の影響で塩尻でも栽培が可能になってきたそうです。
山梨県産のものは飲んだことがあって、大変美味しかった記憶があります。
長野でもメルロがあるのなら、やはり試してみたいところ。
・・・これも1本購入。
帰宅後に貴腐ワインを一本開けましたが、濃厚で熟したフルーツの甘み、あるいは蜂蜜の香りと甘み・・・
貴腐ワインなんてそう何度も飲んだことはありませんから上手に表現はできませんが、ドイツのアウスレーゼあたりの甘口ワインと比べても、味の深みが全く異なるものでした(喜)
(比べるものが違うって話でしょうが、それ以上のワインなんて正直そう何度も飲む機会はありません!)サンサンワイナリーは、愛知県内に本拠地がある福祉関連法人が塩尻市内に進出するのに際し、マンズワインや安曇野ワイナリーで活躍したベテラン名醸造家である戸川英夫氏を招いて立ち上げたワイナリー。
遊休耕地となって荒廃していた土地を市が再整備して圃場とし、そこにワイナリーが数年前からブドウを栽培して開店準備を進めて来ました。

ところで、いくらベテラン醸造家を招くことに成功したからといって、今までなら門外漢の企業がワイナリーを立ち上げるのはもっと大変なことだったはずです。
しかし、塩尻市では平成26年に国から「ワイン特区」の認定を受け、酒造法の一部緩和を受けられるようになりました。
これにより通常年間6キロリットルの見込数量がなければならないところを、2キロリットルの見込み数量でも酒造免許がもらえるようになりました。
小規模事業者の新規参入がしやすくなったってことですね。

このような新規ワイナリーが成功して生産量が拡大していけば、ぶどうを栽培してもらう協力農家の経営も安定し、ワイン産地としての地域ブランドも高まり、観光業などその他幅広い分野への波及効果も期待できて地域振興に繋がる・・・と、良いことずくめです。

秩父の「イチローズ・モルト」が、一昔前はここまで成功するとは予測できずに、「そのうち一本買ってみようかな?」なんて呑気に考えてたら手の届きにくい高値になってしまいました。

サンサンワイナリーも、成功して安定した生産を続けていってほしいものです。
値段が上がって手が届かなくなるのは勘弁ですけどね。


【サンサンワイナリー】
■所在地   長野県塩尻市大字柿沢日向畠709-3
■営業時間  8:30~20:00
■定休日   水曜日
■最寄駅   なし
■駐車場   あり



 

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