多摩ぐるぐる

東京都下『多摩地域』を中心に「食べ歩き(ランチ&ディナー)」「ドライブ」「旅行」「日々のあれこれ」を綴るブログ。

へぎそば「わたや」平沢店@新潟県小千谷市〜縮(ちぢみ)の里の郷土蕎麦


山形へのドライブ旅行の帰り道、関越自動車道小千谷インターで降りてランチに。
向かったのは、小千谷・十日町地方の名物「へぎそば」わたやさん。
「へぎそば」とは、つなぎに海藻の布海苔(ふのり)を使って打ち、「へぎ」と呼ばれる四角い器に盛りつけた蕎麦のこと。
盛り付ける際には一口分づつクルッと糸を束ねたように纏めて並べるのがお約束。
この地方では冠婚葬祭とか大勢人が集まった時に出され、それをみんなでつついて食べていたそうです。

日本海に面した新潟県内ではあっても小千谷は海から近くもないのに、何故わざわざ海藻を蕎麦のつなぎに使っているのか?と疑問に感じますが、これは昔からこの辺りは小千谷縮(ちぢみ)と呼ばれる麻織物の特産地でもあって、布海苔(糊)は織物の仕上げの糊付けに使われる、ごく身近な品物であったってことのようです。最近見たテレビの旅行番組だったでしょうか?、四角いザルいっぱいに綺麗に盛り付けられたへぎ蕎麦を見たうちの妻殿から、「食べてみたいからいつか連れて行け」との再三オーダーがあったことを思い出し、
立ち寄ってみました(笑)


🌀アクセス

わたや平沢店所在地は、新潟県小千谷市平沢1丁目

関越自動車道小千谷インターからは、車で約5分。
イオン小千谷店への入り口となっている平沢東交差点を南に曲がってすぐのところにあります。
郊外のロードサイド型の店舗で駐車場は広いので、ドライブ途中によるには便利なお店です。


🌀外観と店内の様子

「わたや」の昔からの本店は市内の別の場所にあるのですが、ここ平沢店は和風テイストの洒落たデザインの大型店舗。
明るく清潔感のある店内には、テーブル席や畳の小上がり席が多数あります。ちょっとだけ高級なファミレスのような作りで、広々としています。

しかし店がこれだけ大きいのだから、すぐに座れるだろうとの予想していたのですが、行ってみるとなんと満席で席待ち!
ボードに名前を書いてから20分程待たされました。

途中で見かけた市内のもう一つの「へぎそば」有名店、「角屋」さんがこの日はお休みだったようで、お客がこちらに集中したのかもしれません。
そうだとしても、これだけ大きなお店が満席になるくらいなのですから、さすが人気の繁盛店です。


🌀メニューと料理

まぁここに来たなら、まず食べるべきは「へぎそば 」でしょう。

メニューには、海苔がトッビングされた「花巻へぎそば」なんてものもありますが、これはいわば「もりそば」と「ざるそば」の違い。

繋ぎも布海苔だし、きっと海藻同士、海苔との相性も良いだろうと「花巻そば」を選択。
付け合わせの天ぷらも各種あって迷うようですが、「ハモ天ぷら」なんてのが俄然目に付きました。
とっても美味そうなので、これを注文。

ページをめくると「へぎそば」スタイル以外にも、「つけそば」や「冷製ぶっかけ」スタイルの蕎麦もあるので、そんなに量を食べないお一人様や女性客であっても注文に困るようなことはなさそうです。
千客万来。

薬味は一般的なワサビもありますが、へぎそばには和がらしの方がポビュラーだとか。
他に七味や擦り胡麻の用意もあり。
蕎麦汁は江戸前の辛いものと比べると、幾分あっさり味かな。


さて、最初に「ハモの天麩羅」(790円)がやって来ました。
関東の蕎麦屋ではあまり見かけないですよね(?)
ハモって「夏の京都」のイメージがありますが、実は一番美味しい本当の旬は、脂がのった秋鱧なんだとか。

そうはいっても、上品な白身魚ながら旨味があって、夏の鱧だって十二分に美味。
新潟は鱧の産地ではないよねぇ?と疑問に思いながらも、美味かったのだからこれは見っけもの(喜)

続いて本命のへぎそばが登場。
「花巻へぎそば(三人前)」(2,370円)です。
これこれっ!、この独特なビジュアルを見たかったんです(喜)
あまり水切りをしないところとか(ザルの下のお盆が水浸し)、一口分づつクルっと束にするところが、長野の「戸隠そば」と似ています。

でもこちらの「へぎそば」は布海苔を繋ぎにしているので薄く緑がかった色をしているし、ザルの形も丸ではなくて四角。

実際に食べてみると、本当に海藻の風味がほのかにしてきますね。
独特な味です。
この風味があるから、和がらしとの相性が良くなるのでしょう。
食感としては、しっかりしたコシ・弾力があって、ツルツルっと啜りこんで頬張るように食べるよう。
二人で三人分を食べると、結構満腹になりました。

これは江戸前の蕎麦と比べとると、方向性が少々異なる別物の蕎麦で、どちらかと言うと冷麦に近い味わいに感じます。
そう考えると、表の幟にあったように「夏はへぎそば」の宣伝文句には納得。
でも腰がある蕎麦なので、暖かい汁のかけ蕎麦にしても麺が伸び切らずに美味しく食べられるでしょうね。

蕎麦粉の繊細な風味を求めると期待を裏切られてしまいそうですが、これは新潟の独特な郷土蕎麦なんだと考えると、一度は食べてみる価値あり。

「わたや平沢店」さんはサイドメニューもいっぱいあるし、営業時間が長めで広い駐車場完備なので旅行途中に立ち寄るにはとても便利。
新潟方面へ車でお出かけの際には、オススメです。


【わたや 平沢店】
■所在地   新潟県小千谷市平沢1-8-5
■営業時間  [月~金]11:00~16:00(L.O15:00) 17:00~21:00(L.O20:30)
        [土日祝]11:00~21:00(L.O20:30)
■定休日     木曜日不定休
■最寄IC          関越自動車道小千谷インター(大泉ICから2時間30分)
■駐車場   あり



 

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