多摩ぐるぐる

東京都下『多摩地域』を中心に「食べ歩き(ランチ&ディナー)」「ドライブ」「旅行」「日々のあれこれ」を綴るブログ。

『のんきや』@奥多摩町〜小河内名物・獣臭いラーメン


青梅市内での野暮用を早々に済ませた休日の午前。
ランチは奥多摩湖半にある手打ち中華そば『のんきや』まで、久しぶりに足をのばしてみることにしました。
こちらの「のんきや」さんは、小河内ダムが完成するずっと前から余裕で営業してたんじゃない?…..ってくらい、なんと創業100年を超える超老舗ラーメン店。
ただ、ここの伝統のラーメンは、ちょっと豚骨の癖が強すぎるんですよねぇ。


🌀アクセス

「のんきや」さんの所在地は、西多摩郡奥多摩町原368。

交通機関を使うなら、JR青梅線終点の奥多摩駅からバスで15分。
「出野」というバス停がすぐ横にありますが、バスの本数が少ないので事前によく調べておく必要があります。

なら青梅街道をひたすら西へ向かって、ダム横を通り過ぎ、長い大麦代トンネルをくぐり、次の熱海トンネルを抜けた先。
駐車場は店の一階部分に数台分用意されていますが、スペースが狭い上に青梅街道の見通しも悪く、ここに車を出し入れするのは少々怖い。
そのまま西へ数十メートル進んだ先の湖側には2箇所、下の写真のような観光用の小さな駐車場があって、それぞれ車を2〜3台づつ停めることができます。
こちらの方が出入りはしやすい。
ここが埋まっていたら、私なら諦めてもっと先の陣屋さんあたりで食事にしますね。


🌀外観と店内の様子

この辺りの青梅街道沿いは地形が急峻で、山と湖の間にはわずかな平場しかありません。
「のんきや」さんの店舗も、そのわずかな平場から斜面に張り付くようにして建っています。

おそらく創業時は、今は湖の底に沈んでしまったあたりで食堂として営業していて、ダム建設に伴って高台に移転してきたのでしょう。
昔あった小河内村と小河内ダム建設の歴史の生き証人のようなお店です。
20年くらい前までは古い木造の平屋造りの店でしたが、びっくりするくらい大きな建物にリニューアルされています。

店舗はこの階段を上がった二階部分。
全くバリアフリーされていませんが、奥多摩に来るのは登山するような人ばかりだろうから問題にはならないってことでしょう。

二階のフロアはそこそこ広くて、8人掛けテーブルと二人掛けテーブル、それに小上がり席などがあります。
中でも奥多摩湖を見下ろせる窓際の4人掛けテーブル席が一番の特等席!
この時は先客が二組、後から1組という混み具合だったので、無事に素敵な眺めの窓側席に陣取ることができました。


🌀メニューと料理

メニューをみると「手打中華そば」と「手打そば」がありますが、何と言ってもここの名物は中華そば=ラーメンただ、ここのラーメンは、全く隠そうともしていない豚骨の獣臭さが強すぎて、人によって激しく好みが分かれます。
私も地元出身者に初めて案内された時には、
「スープに臭みがあって苦手な人は苦手。嫌なら日本蕎麦もある。」
なんて念押しされたことを思い出します。

実はここに来るのは20年振りくらいで、どの程度の臭みだったかよく覚えていません。
昔、平屋の店舗だった頃は、店内に入るともう豚骨臭がしていた気がしましたが、調理場と座席に距離ができたせいか店内では臭いはあまり感じません。
まぁ、以前も旨いと思って食べてたし、せっかくここまで来たのですから、
注文したのは「手打ちチャーシューメン(醤油)」(900円)
ちょっとだけ奮発しました。
チャーシューが麺を覆い隠すようにトッピングされていて、ちょっとリッチな気分(喜)

蓮花で掬ってみると、やや濃いめながら澄んだ醤油スープに怪しげな脂が点々と浮いていますね。匂いはどうかと嗅いでみると…..記憶の中の匂いよりも、ずっと獣臭い!!
これは臭みを出さないような下処理とか煮立たせ方とか、そんな上品な配慮は一切していないんじゃないかな?って匂い。
でもこれが古からの伝統のスープ。
ルーツはマタギが山で狩った猪を、骨ごと構わずブチ込んで煮込んだイノシシ鍋の味なんじゃなかろうか?
・・・いや、知らないんですけど、そんな想像をしてしまう非常に野趣に富んだ香りです(笑)

味の方は、匂いから想像するほどクドさはなくて、豚骨からの出汁や脂からくる旨味を持ったスープではあります。

麺は、やや幅広で縮れの入った手打ち麺。
適度なコシがあってスープにもよく馴染み、これはとっても好みな美味しい麺です。
しかし、スープの臭みが麺に染み込んでしまうので、食べ進むと少々キツくなってきました。
醤油ダレにもコッテリとした甘みがあるので、旨味はあるけど何だか余計に胸にきます。

ホロっとする柔らかさのチャーシューも、臭みが染み込んでしまっているので食べていて味に逃げ場がありません。
これなら、普通の「中華めん」にした方がまだ良かったかな。

一方、同行の妻殿が注文したのは、「手打山菜山かけそば」(950円)
もともと妻殿はラーメンより蕎麦の方が好みだし、私からの事前情報と店内の匂いを警戒してラーメンは回避した模様です(笑)
こちらの蕎麦は、やや太切りで日本蕎麦的ではない縮れがあって、コシが強めなところが特徴的。
山かけと山菜をよく混ぜて食べると、田舎っぽい外観だけども、ほぼ誰にでもオススメできるような美味しい蕎麦でした。

私の方も、なんだかんだ言いながらも完食完飲。
次回はチャーシューメンではなく、普通の中華そばを注文するでしょうけど….
ちょっと大げさに表現すると、ここの中華めんは「くさや」と同じようなものかもしれません。
臭いけど旨味はあって、食べ慣れると匂いが気にならなくなってくる。
でも暫く食べる機会がなくて、久しぶりに食べたりすると、やっぱり「臭い!」って感じる。
それども「臭い臭いっ」と言いながら、また思い出すと食べたくなるのがここの中華そばなんですね。
隣の席にいた夫婦も「うん、臭う」なんて言いながらズルズル中華そばを啜ってましたから(笑)


さて、食後はさらに西へ進んで小留浦の「よりみち茶屋  とおまわり」さんへ。
週末と祝日のみ営業している小さなカフェです。
我が家では、奥多摩湖まで来たら是非とも立ち寄りたいスポットになりました。

山葵アイスとアイスティーを注文。
オッドアイの店長・ウズラちゃんにお会いできたので、持参したネコジャラシをお見せすると予想以上の食いつき(喜)暫し、狩の練習のお相手をさせていただきました。
キュートです。
よき休日となりました。


【のんきや】
■所在地   西多摩郡奥多摩町原368-4
■営業時間  10:30-18:00
■定休日   不定休
■最寄駅   JR青梅線 奥多摩駅からバス
■駐車場   数台分あり



 

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