多摩ぐるぐる

東京都下『多摩地域』を中心に「食べ歩き(ランチ&ディナー)」「ドライブ」「旅行」「日々のあれこれ」を綴るブログ。

手打そば『玄蔵』 @埼玉県日高市 巾着田前〜風味あり 細くてゴワい田舎蕎麦

 


曼珠沙華(彼岸花)の群生地として名高い、埼玉県は日高市内の巾着田に行ってきました。今年は開花が遅く、例年なら散り始める9月の末だというのにまだ3分咲き。
とは言え、これだけ咲いているのにまだ「3分咲き」だってことの方が驚きです。
既に十分な見応えがありました。
曼珠沙華は開花期間が意外と短く、盛りの期間は精々一週間くらいしかないので、また来年にでも満開の時期を狙って来てみようかな。

開花期間中は見物客で大変混み合うと聞いていましたから、朝一の開場時間に合わせて到着し、人が増えてくる昼前には満足して撤収。
ちょうど空腹感も出てきたので、巾着田への入り口近くの県道沿いにある
「手打そば玄蔵」さんへと向かいました。


🌀アクセス

手打ちそば玄蔵さんの所在地は、埼玉県日高市栗坪

最寄駅西武秩父線高麗駅
駅からは歩いて12分くらい、約1km程の距離にあります。

なら、県道15号川越日高線を西へ向かい、赤い欄干の天神橋の手前を北へ曲がったすぐ先。
「中華そば専門とんちば」さんの真ん前です。
駐車場は店の前に5台分あって、店の規模からすると十分な台数分用意されています。


🌀外観と店内の様子

建物は如何にも蕎麦屋らしい茶色い外壁、瓦屋根の一軒家。
そう古い店ではないようで、まだ綺麗で清潔感のある外観です。
入り口の前に立つと
「大盛り・温かいそばは販売中止中です」
「6名様以上のお客様はお断り。申し訳ない」
「混雑時30分以上かかります」
なんて書かれた黒板が並んでいます。

この辺りは曼珠沙華祭りの時期には客足が半端なく急増するでしょうから、対応しきれなくてトラブルにでもなったのでしょうか。
かなり用心して、前もって断りを入れてきています。

暖簾を潜ると、11時半くらいの早い時間であったせいか席にはまだ余裕がありました。
座席は、四人掛けの座卓が小上がりに二つ、二人用と四人用のテーブル席が合わせて3つ。
あまり大きな店ではありません。
店は老夫婦二人で切り盛りしているようで、物腰の柔らかい奥様が花盤として迎えてくれした。
ご亭主は厨房の中で調理に掛かりきりのようで、時折声だけが聞こえてきますが、一人で厨房をこなすのは大変らしく少々テンパリ気味な様子が窺えます。
でも、お客の来店時と会計時には丁寧にお礼の声かけをしてくれていますので、店内に嫌な空気感は全くありません。


🌀メニューと料理

メニューを見ると、店頭の黒板にあったように曼珠沙華まつりの期間中は品数をかなり絞っていて、冷たい「もりそば」「おろしそば」それに「とろろそば」の3種類があるのみ。
これに天麩羅の盛り合わせを付けるかどうか。
選択肢は多くありません。天もりそばにしたとすると1500円になりますから、手打ち蕎麦店としては平均的なところでしょうけど、大きな駅からも離れた郊外の立地から考えると、やや強気な価格設定にも思えます。
ただその分、行列ができるほどの大混雑にもなっておらず、私もすんなり席につけているのですから不満はありません。

メニューに挟まれている案内を見ると、蕎麦粉は北海道産の厳選した玄そばを水車挽きしたもので、つゆは鰹節にこだわり、天麩羅油は綿実油を使用しているとのこと。真っ当で過剰すぎないこだわりをもっておられるようで、期待値が上がってきます。

さて、20分ほど待ったでしょうか。
「もりそは」(800円)「天麩羅盛合せ」(700円)がやってきました。
天麩羅盛り合わせの内容は、季節の野菜に舞茸、それに海老天が一本。
綿実油で揚げただけあって、綺麗な白い衣の色合いと、さっぱりと油くどくない味わいが特徴。
ポリューム的なインパクトはありませんが、なかなか結構なお味です。
産地と挽き方にこだわって打った蕎麦の方は、やや黒っぽい地色に粒々の星が散った様が食欲をそそる外観。
食べてみると、細打ちながらやや不揃いで、ゴワっとした食感があり、長さは短め。
ズズッと喉越しよく啜るタイプの蕎麦ではないものの、よく噛み締めて味わうと蕎麦の風味が感じられてきて大変美味。
これはこれで私の好きなタイプのお蕎麦です。

蕎麦湯も粉を溶かした白濁タイプで、これにも満足。
この店、気に入りました(喜)

今年は日高方面に何度か行く機会があったので、また別の日に再訪問。
今度は「とろろそば」(950円)を注文しました。
ありゃりゃ?、とろろそばなのに天かすが付いてきましたよ。
初めてみるパターンで「とろろと天カスって合うのかな?」とも思いましたが、こだわりの綿実油で揚げた天カスの味にかなりの自信があるのでしょう。
早速、つゆにあえて食べてみると、「なんじゃこりゃ、旨ぁーい!」。
とろろだけだと若干あっさりしすぎな感じもあるけど(勿論、それも美味い)、天カスの旨味が加わるとこれがまた絶品!
ちょっと癖になりそうな味わいになりました。

なんでこの組み合わせで食べたことがなかったのだろうか?
それとも、ここの蕎麦との綿実油の組み合わせだから美味いのかな?


実はこの後、また昼時にこの店の前を通る機会があったので寄ってみたのですが、週末なのに何故かお休みしていました(泣)
どうやら曼珠沙華が満開の盛りになっていたようで、店の前の県道は大渋滞。
捌き切れない数のお客が来て、大混乱になることを恐れて休業にしてしまった模様です。

夫婦(?)二人で切り盛りしている店で、キャパは大きくありません。
行楽期には混んだり待たされたり(さらに閉店してしまっていたり)するかもしれませんが、時間に余裕があって、ワシャワシャ噛んで食べる蕎麦も好きな人にはきっと気に入ってもらえるお店だと思います。
私はもう、ここの「とろろそば」が食べたくなってきていますから(笑)


【手打そば 玄蔵】
■所在地   埼玉県日高市栗坪27-3
■営業時間  11:00-14:30(売切れ次第終了)
■定休日   月曜日
■最寄駅   西武秩父線高麗駅
■駐車場   有り



 

Return Top