平日に半日時間が空いた3月の中旬。
平日なら人出も少なかろうと、訪れたのは瑞穂町の「さやま花多来里の郷」。
花多来里=カタクリの自生地を、町で整備して開放してくれた公園です。
木のデッキから登って散策路を歩くと、山の斜面がカタクリの群生地となっていて、
ちょうど咲き出した淡い紫色の花を見ることができました。
花言葉は「初恋」「孤独に耐える」。
どの花も恥ずかしそうに下を向いて咲いているので、正面から見るのに苦労します。
片栗粉とは、元々この草の根から抽出したデンプンのことでしたが、貴重な山野草
ですから、今ではそんなことしません。
斜面下には、ハナダイコンかムラサキハナナの花も咲いていました。
山に登らなくても、可憐な春の花を眺めることができて満足です。
12時も過ぎ、ランチに向かったのは、車で5分もあれば行き着く、瑞穂町内の
「手打そば むらやま 」さん。
暖簾をくぐると、「いらっしゃいませ」と気持ちの良い明るい声で迎えられ、
運良く空いていたテーブル席に案内されました。
時節柄、カウンター席も間引いて営業しているようです。
メニューを見ると、5年ぶりの訪問でしたが、50円ほど値上げしてありますかね。
ですが全然、全く問題のない価格設定だと思います。
この一年ほどで、気に入っていた近隣の蕎麦屋さんが2軒、閉店してしまいました。
こちらは是非、この騒動を乗り切って欲しいものです。
ここの蕎麦なら大丈夫だとは思いますが。
さて妻殿が注文したのは、「天せいろ」(1,750円)。
注文後、すぐにカラカラと揚げる音が聞こえ、油の香が漂ってきました。
これは食欲を刺激されます。
やってきた天麩羅は、車海老が2本入った豪華版。
お蕎麦は星の散った細打ち。
相変わらずに見事なビジュアルです。
私が選んだのは、季節メニューから「ハマグリと芽カブのそば」(1,300円)。産卵期前の旬のハマグリと、これも旬のめかぶの組み合わせ。
大粒のハマグリは5個トッピング。
汁にもほんのりハマグリの出汁が効いて・・・
プチ贅沢な蕎麦ですねぇ。
トロトロの芽かぶと一緒に蕎麦を啜ります。
春の味、堪能しました(喜)
そうそう、
「むらやま 」さんは、店の前にある駐車スペースが狭くて停めづらかったのですが、
役場通り沿いの入り口付近にも、2台分の駐車スペースが用意されていました。
フラッと、車で立ち寄りやすくなったので、次は5年も間を開けないで
再訪しようと思います。
【手打そば むらやま 】
■所在地 東京都西多摩郡瑞穂町箱根ケ崎2273−27
■営業時間 11:30-14:30 17:30-20:30
■定休日 月曜日
■最寄駅 JR八高線 箱根ケ崎駅 下車徒歩8分
■駐車場 有り