山梨県の県都・甲府市内、甲府駅北口エリアを東西に横切る、県道6号「山の手通り」。
韮崎市方面と石和温泉・塩山方面を行き来するなら、距離的には最短ルートとなる道です。
この道をJR甲府駅から東に向かい、愛宕トンネルをくぐった先、善光寺交差点手前に
山梨県地場産業センター「かいてらす」
という施設があります。
道すがら「何やら立派な施設があるな」と眺めてはいたのですが、何があるのか知らなかったので、今までは素通りしていました。しかし先日「トイレ休憩だけでも出来れば良いや」と立ち寄ってみると、これが甲州ワインの試飲もできる利用価値の高い施設なのでした。
建物内に入ると、意外に明るくて華やかな空間が広がっています。
産地は海外でしょうけど、いかにも甲州らしい水晶の原石。
宝飾品や工芸品は、目の保養のみで我慢して、
我が家のお土産は、台ヶ原宿「金精軒」のお菓子で十分満足です。
ただの「信玄餅」と名乗れるのは、「金精軒」のものだけだそうですから。
しかし、飲食物土産売り場の奥にも、お子様はお断りの甲州の「お宝」がありました。
ワイン試飲・販売コーナーです。
なんと県内41社、全てのワイナリーのワインが網羅されていて、試飲したうえで購入することができます。
こちらが試飲コーナー。
写真には写っていませんが、各ワイナリーから輪番で店員さんが派遣されて来ています。
どんなワインを探しているかリクエストすると、ワイナリーから来てくれている方だけあって、いろいろ候補を見繕ってくれます。
このときは漠然と、“重厚な味わいの赤ワイン”を選んでもらいました。
ドライバーの私は残念ながら飲めないので、妻殿に飲んでもらって、その感想から想像するという、何とも歯がゆい選び方ですが。
店員さんの話では、その種のワインは「甲州ワインの苦手分野」だそうで、「甲州ワインは、日本料理にあうようなスッキリ穏やかなワインが多い」とのこと。
妻殿も何種類か飲んでは、「何か物足りない」等と生意気な事を言っています(笑)
しかし、そんな中でも、まるき葡萄酒さんの
「『山ソービニオン』が飲み応えがあって良かった」などと申しておりましたし、
店員さんも、
「このワインは数量も限定だし、“ヴィンテージ”でもあるし、甲州産の葡萄を100%使用したものの中ではオススメ」
と言ってくれたので、購入することにしました。
ちなみに、下の写真の左端「サドヤ」さんは私の飲んでみたかったワインで、右の2本が最後まで迷ったワイン。
もう一本買ったのは、以前飲んだことがあって気に入っている、甘口の白ワイン。
まるき葡萄酒の『甲州オソズミ』(2,150円)
安っぽくて軽い甘ったるさではなく、上品で甘さのしっかりした白ワインだと思います。
二本とも図らずも、まるき葡萄酒さんのワインになりました。
『山ソービニオン』の方がちょっとお高くて、2,800円。
休憩がてら楽しい買い物ができました。
このワイン、どんな味なのか、飲むのが楽しみです。
当然ですが、あくまでここは試飲“販売”コーナーですから、試飲は購入を前提にどうぞ。
山梨県地場産業センター かいてらす
所在地 山梨県甲府市東光寺3-13-25
営業時間 9:00〜17:00
定休日 毎月第4火曜(祝日の場合翌水曜)