シェ・ホシノ@中禅寺湖畔〜一軒家フレンチで鱒料理
標高が1200mを超える立地の中禅寺湖畔。
暑い季節には、標高の高い所が涼しくて快適ですね。
涼しい湖畔で優雅な気分の昼食を取ろうと、予約して訪問したのが、欧州料理の『シェ・ホシノ』さん。
遊覧船乗り場の近く、中禅寺湖の北岸を通る国道120号線沿いにある、一軒家レストランです。
店内は外観から想像される通りの、瀟洒な洋館風。
1階は2フロアに分かれていて、そこそこ席数があります。
2階もあるようですが、この日は使っていないようでした。
道路を隔ててすぐ湖なのですが、いまひとつ“湖一望”となってないことが少々残念です。
この店での、お目当ての料理は鱒料理。
近辺に養鱒場もありますし、湖畔といえば「鱒」というイメージがありますよね。
折角の旅行ですので、地元の味を堪能したいところです。
プリフィクススタイルのランチコースを注文してみました。
まず、前菜として選んだのが「ヤシオマスのエスカベージュ」。
「ヤシオマス」とは、栃木県で品種改良したマスで、大きくなっても卵を持たないので身の旨味が強いそうです。
身の色は、鮭と同じく赤。
栃木県の花である、ヤシオツツジの花の色に似ているから「ヤシオマス」と名付けたとのこと。
ただ、美味しいのですが、油で一度揚げてあると、他のマスと味の違いは分かりづらいかな。
どちらかと言うと、身はあっさりした味に感じました。
いつか、生でマリネしたものを食べてみたいですね。
メインは、「ヒメマスのムニエル」。
大振りで立派なヒメマスが、美味しそうに焼き上がってきました。
「ヒメマス」も、海に出ずに内陸部のみで生息するマスで、外観はニジマスと違って銀白色。
切ってみると、ニジマスと同じく、身の色は白いんですね。
肉質は、シッカリ締まっています。
身の味としては、こちらもアッサリ目な味に感じます。
この魚なら、バターや香辛料をもっと効かせて調理したほうが好みですね。
デザートも、数種類から選べます。
これは「胡麻風味プリン」
全体に落ち着いた雰囲気の中で食事できますし、接客も丁寧。
観光地のレストランに有りがちな“残念な”応対にガッカリすることもありません。
料理も、鱒にこだわらなければ「伊達鶏」なども選択できます。
ごちそうさまでした。
ちなみに今回の選択だと、料金は3,000円程度。
湖畔リゾートの食事としては、“あり”な選択でしょう。
食べ終わって店を出ると、外には満席の看板がでていました。
湖畔の人気店ですね。
確実に食事するなら、予約が吉のようです。
欧州浪漫館 シェ・ホシノ
所在地 栃木県日光市中宮祠2478
営業時間 ランチ&カフェ 11:00~15:00 (L.O.15:00)
ディナー 18:00~20:00 (L.O.20:00)
定休日 木曜日
駐車場 店の裏手にあり(未確認)