馬鹿げて暑い夏がやっと通り過ぎ去ったと思ったら、急に冷えたり、また暑さが半戻ししたりして、体の方がついていけなくて「秋バテ」状態。
こんな時はやはり、栄養価の高い鰻を食べねばなるまい!
・・・鰻も高騰してしまうと、食べるのに何か理由が必要になってきます(笑)
・・・で、やって来たのは、東久留米市前沢の新所沢街道沿いにある『うなぎ・会席料理 川松』さん。
町の鰻屋と言うよりは、地域の改まった宴席などを一手に引き受けているような会席料理店・・・って感じのお店です。
アクセス
店の所在地は、東久留米市前沢町1丁目。
整備中の新所沢街道沿いにあって、南北にはしる小金井街道との交差点である前沢南交差点を東に入ってすぐの所にあります。
駐車場は、店の西隣りと道路向かいの2箇所。
西隣の駐車場は以前より広くなって、駐車しやすくなりました。
最寄駅としては、西武線新宿線の花小金井駅か池袋線の清瀬駅、あるいは東久留米駅あたりになるのですが、どの駅からも3㎞近く離れているので、駅から徒歩でいくのはキツイですね。
専ら車で行くか、大人数なら予約してパスの送迎を頼むような立地です。
どうして、こんなに駅から遠いところで店を開いたんですかね?
外観と店内の様子
店は3階建ての大きな一軒家。
50年近く経った建物のようで、裏から見ると外観はやや草臥れてきてますね。
ただ、正面側は綺麗に整っていて、入り口には門かぶりの松。
店内に入ると、一階にテーブル席と小上がりの座卓席があります。
小上がりは半個室になっていますので、高級感があって落ち着きますし、テーブル席も狭苦しくはありません。
この日は、小上がり席に案内されました。
2階から上は座敷になっていて、100名程度の宴席もできるそうです。
席には複数配置された仲居さんが案内してくれたりして、静かで料亭的な高級感がある店内です。
メニューと料理
メニューを見ると、天婦羅や刺身もあるようですが、やはり注文すべきは「鰻」と川魚である「鯉」料理でしょう。
ちょっと高い気もするのですが、まずは『鯉のあらい(一人前)』(1,830円)を注文。
氷を入れたガラス皿に盛りつけられ、つまで彩られた「あらい」は目にも華やか。
綺麗です。
量も、鰻が来る前に二人でつつくのに丁度よいくらい。
鯉は長野県の佐久の鯉を仕入れているそうです。
有名ブランドですね。
酢味噌をつけて食べると、なるほど臭みもなく、骨っぽくもない美味しい「あらい」です。
そうこうするうち、メインの鰻、『うな重(藤)』(2,900円)が到着しました。
あまり強く蒸されていない鰻で、外側にパリッと焦げ目がついています。
タレは、油っぽさや甘みの弱いアッサリ系。
「肝吸い」は別料金・・・なんてケチなことは言われずに、ちゃんとデフォルトでついてきます。
身の厚みもそこそこあって、美味しくいただけました。
平日のランチには、食後に珈琲もついてきます。
嬉しいサービスですね。
こちらのお店は、ちょっとしたお祝い事のとき等に使うことが多いですね。
雰囲気も良く、料理の仕事も丁寧なので、誰を連れてきても文句は言われないだろうという安心感があります。
ただ、上品で厨房も見えない造りの店なので、焼いている鰻の匂いが漂ってこないところが寂しくも感じます。
鰻屋としてのワクワク感に欠けるんですね。
それと、大人数の宴席をこなせる店に有りがちなことですけど、少人数の個人客の接客には、あまり注意が向いていないときがあるような・・・。
気のせいですかね。
それでも、こんなに駅から遠くて、逆に車では行きやすい所に、ほぼ予約なしで食事できる上品な鰻屋があってくれるのは大変ありがたい。
また、良いことがあった時や、値段は高くても「どぉーしても、川魚料理が今日食べたい!」気分なときに、利用させていただきます(笑)
うなぎ・会席料理【川松】(かわまつ)
▪️所在地 東京都東久留米市前沢 1 – 6 – 10
▪️営業時間 11: 00 ~ 21: 00 (ラストオーダー)
▪️定休日 月1回不定休
▪️最寄駅 西武線 花小金井・清瀬・小平駅からバス
▪️駐車場 有り
▪️Web-Site http://www.kawamatsu.com/