圏央道の開通で、多摩地域からも行きやすくなった湘南エリア。
週末を利用してドライブ旅行にやってきたのですが、ホテルにチェックインする前に外で夕食を済ますことにしました。
湘南まで来たからには、代表的な海の幸であるしらすを食べたいところです。
そこで立ち寄ったのは、国道134号線沿いにあって夜も営業してくれている、その名も『しらすや』さん。
網元である勘浜水産の直営店です。
最寄り駅は、江ノ電の腰越駅。
駅からは歩いて2〜3分ほど。
車で行くなら国道134号湘南道路沿いで、江の島入り口交差点の850m東側。
腰越漁港の目の前にあります。
駐車場も店の敷地内に10台分程度用意されているので、ドライブ途中にも立ち寄りやすくなっています。
目印はこの看板。
白い外壁に大きなガラスがはめ込まれていて、開放的なカフェのような外観のお店です。
外から中の様子が窺えるので、初めての訪問でも入りやすく感じます。
扉の前のウッドデッキには流木で作ったベンチが置かれていて、きっと休日の昼時にはここに席待ちの行列ができているのでしょう。
扉を開けると、快活で感じの良いフロアスタッフが迎えてくれました。
金曜日の午後8時すぎの訪問で、7〜8割の混み具合。
こちらの禁煙エリアはほぼ満席。
誰もタバコを吸っていないようだったので、比較的空いていた喫煙エリアに案内もらいました。
(ランチタイムと土日祝は終日禁煙のようです)
内装も海鮮料理店というより、やっぱりカフェって感じですが、貝殻の灯具とかチョッと洒落ていて居心地は良好です。
ボードに今日のオススメが書いてありますとのこと。
「しらすや」さんに来たのですから、足がはやくて産地でしか食べられない新鮮な「生しらす」を味わいたいところだったのですが、あいにく1月〜3月はしらすの禁漁期。
今年は3月11日に解禁となっていますが、この時はまだ禁漁中で「釜揚げしらす」しかありませんでした。
それでも、ボードには漁港で揚がった近海物の地魚が並んでいますし、釜揚げのしらすだって十分美味しいに決まっているので、期待度はかなり高めです。
この店では「しらすづくし定食」が一押しの人気メニューのようですが、地魚も食べてみたいので私が注文したのは、『メバル刺身定食(釜揚げしらす付き)』(1,500円)。
「メバル」は、東京のスーパーなどではあまり見かけない魚ですが、カサゴの仲間の近海魚。
今まで食べた記憶がなかったのですが、これがねっとりとした甘みがあって、ハッと驚くぐらいの美味。
帰ってから調べてみると、昔から煮魚にしても美味い魚として知られていて、近年は漁獲高の減少とともに高級魚扱いになりつつあるそうです。
目が大きく張っているから「メバル」と名付けられたとか。
・・・なるほどです。
しらすの釜揚げもついて、大満足!文句なしの定食でした。
妻殿の注文したのは、「メジナ・沖漬けしらす・釜揚げしらすの三色丼」(1,000円)。
こちらの「メジナ」は、スズキの仲間の近海魚で秋から春先までが脂がのって旬だそうです。
弾力があって、メバルと比べると淡白な味の魚でした。
また、生しらすはありませんが、代わりに「沖漬けしらす」がのっています。
これは燗酒の当てに良さそうな味わいで、白飯もすすみそう。
味噌汁とお新香がついて1,000円とリーズナブルでした。
「しらすや」さんは、国道沿いにあって交通の便がよく、夜まで営業していてくれるので使い勝手も良い。カフェのような明るい雰囲気で、しらすの他に地魚も味わえて、料理にも満足のいくお店でした。
今回はしらす禁漁期の平日夜ということで比較的空いている時間帯だったのかもしれませんが、やはり人気店のようで土日には結構な行列ができるそうです。
平日や、土日でも団体客なら予約が可能なようですが、空いてそうな平日の夜にでも是非またお邪魔したいと思います。
【しらすや 腰越漁港前店】
▪️所在地 神奈川県鎌倉市腰越2-10-13
▪️最寄り駅 江ノ島電鉄・腰越駅より徒歩3分
▪️営業時間 11:00~22:00(L.O 21:30)
▪️定休日 木曜日
▪️駐車場 有り