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ナチュラルチャイニーズ『樹麻』@小田原市〜小田原城内で飲茶ランチ【閉店】


2019.残念ながら閉店してしまいました


七里ガ浜の鎌倉プリンスホテルから、海沿いの西湘バイパスを経由して約一時間のドライブ。

かつての後北条氏の城下町で、箱根の麓、東海道の要衝の地である小田原までやってきました。
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お目当は、平安・鎌倉の時代から発展し続けた歴史ある小田原の鋳物業、その最後の名残りとして今も製造されている小田原風鈴
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製造元の柏木鋳物美術研究所さんは日曜日が定休なので、代わりに藤棚交差点角にあるお土産屋「三の丸売店」まで行って実際の音を聞いてみました。
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小田原風鈴には材質が真鍮製のものと砂張製のものがあるのですが、店頭にあった真鍮製の風鈴を揺らしてみると、どれも余韻が長く、とても澄んだ高音の綺麗な音を鳴らします。

かなり購買意欲を掻き立てられましたが、一番聴いてみたかった砂張合金製の風鈴が店になかったので、とりあえず購入は保留。

そんなこんなしていると、もうお昼時になってしまいました。

小田原の味としては、まず海の幸なんでしょうけど、小田原城内にハイセンスな広東系チャイニーズの店があると聞いたので寄ってみることにしました。

ナチュラルチャイニーズ『樹麻』(コノマ)さんです。
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🌀アクセス

店があるのは小田原城内の・・・
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天守閣の南側に位置する報徳二宮神社の報徳会館内。

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報徳二宮神社とは、薪を背負って歩きながら勉強している、あの二宮尊徳(金治郎)さんを祀る神社。
尊徳さんは小田原出身だったんですね。

石段を上がって境内に入ると、迎えてくれるのは大人の尊徳さん
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その境内の一角では、お城見物後に一休みしたくなるような「きんじろうカフェ」を経営しておられます。
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「空き地に菜の花の種を蒔き、採れた菜種を絞った油を灯して夜間勉強した」という尊徳さんのエピソードが思い出されるような、無駄がなくてニーズにあった土地利用です。

「経済なき道徳は戯言である。道徳なき経済は罪悪である」
とも仰っているいるようですね。

「本当に江戸自体の人が言ったの?」って疑問に思うくらいの名言だと思います。
なんだか尊徳さんの解説本でも買って読みたくなってきました。

そんな訳で「きんじろうカフェ」は当然、無駄のない立ち飲み席のみ・・・ってことはありません(笑)
オープンテラス席で、軽食などがいただけます。
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レストラン樹麻(KONOMA)さんは、このカフェと参道を挟んで反対側にあります。

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境内までは、小田原駅から城内を横切りながら歩いて15分程度。

駐車場はお城のすぐ周辺に有料のものが点在していますが、この日は小田原競輪が開催されていたためかどこも満車状態。

しかし、最近完成した「小田原駅東口駐車場」は、収容台数も多くてすぐに停められました。
オススメです。
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🌀店内の様子

12時すぎに予約なしで訪問すると、すでに満席。
人気店のようです。
携帯電話の番号を伝えて境内を散歩していると、30分ほどで席が空いたと知らせてくれました。

店内は、窓が大きく取られたスタイリッシュなカフェ風の空間。
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大きなガラス窓からは、境内の緑に包まれるような眺め。
落ち着きます。
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窓の外では“子供の尊徳さん”が、歩きながら勉強してらっしゃいますね。
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鳥居を目の前に見て食事をするのは、なんだか新鮮な気分。
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小田原城内にある神社の境内に、こんな洒落たレストランができているとは嬉しい驚きです。


🌀メニューと料理

昼のメニューは、1,500円、2,500円、3,500円のコース料理のみ。
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内容は広東系のチャイニーズで、点心に飯類、デザートがついたコース。
お茶は烏龍、ジャスミン、プーアールの3種から好きなものを選べます。
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今回は、真ん中の「白牡丹」(2,500円)のコースにしてみました。

まずは、「自家製点心5品」
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皮がふんわりしたチャーシュー饅
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小龍包、
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そして蒸し餃子
点心の王道3種ですね。
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これは何という点心でしょうか?
合わせて5種類。
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続いて湯類は「黄さんの特製ワンタンスープ」
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飯類は4種類から選べるのですが、これは追加料金が500円必要な
「鮑入り海老のあんかけ炒飯」
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期待するほどの鮑感はなかったけど、クドくない上品味の炒飯でした。
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こちらは、妻殿が選んだ「鶏肉入り蓮の葉蒸しちまき」
限定20食。
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最後のデザートは「マンゴプリン
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昼はコースのみですが、点心以外は複数のメニューの中から選べるので、迷う楽しさはあります。
それに飲茶なんだから当然といえは当然なのですが、お茶のお替りができるのでノンビリ気分での食事ができました。

このコースからスープを減らすと1,500円のコースになり、3,500円のコースはさらに前菜と主菜がプラスされます。
料理の内容は共通なので、空腹具合でコースを選べば良さそうです。

全体に味も香りも強すぎずに上品で、日本人向きの広東料理ですね。
ロケーションも一風変わっていて面白いし、椅子の座り心地や席間の取り方なども含めて居心地がよく、ハイセンスで清潔感のあるお店でした。

ちなみに、洗面所は奥の扉から出た先の、会館のロビー内。
会館では結構式も執り行わるだけあって、ロビーは高級感があって素敵な空間。
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この会館内には、今回は立ち寄りませんでしたが『カフェ ジンジャー』という生姜をモチーフにしたカフェがあって、ジンジャーエールなどがいただけます。
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これ、「神社」と「生姜=ジンジャー」をかけた駄洒落ですよね。
お堅いイメージがある尊徳さんですが、結構、冗談が通じるようで安心しました(笑)

評判も良いようで、こんな風に冗談のようなコンセプトなのに、本気で商売している姿勢とセンスは素敵です。

ところで現在、小田原城天守閣は耐震補強工事中で(平成28年4月下旬まで)、折角来たのに天守閣には上がれませんでした(泣)
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工事が終わったら再訪問して天守閣の上からの景色を楽しまなければなりませんね。
その際には「きんじろうカフェ」と「カフェ ジンジャー」のカフェ巡りもする必要があるでしょう。

これは宿題としてとっておきます。


【ナチュラルチャイニーズ 樹麻】(このま)

▪️所在地    神奈川県小田原市城内8-10
▪️最寄り駅   小田原駅東口より徒歩15分
▪️営業時間   11:00~14:00(L.O) 17:00~20:30(L.O)
▪️定休日    火曜日
▪️駐車場    二宮神社用駐車場のほか、周辺有料駐車場



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ナチュラルチャイニーズ 樹麻広東料理 / 小田原駅箱根板橋駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

 

 

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