まだ梅雨入り前の5月の夕方、中央線沿線で早めの夕食をとることになりました。
向かったのは、最開発工事が進む国分寺駅北口にある
『イエノウエノカフェ』さん。
まだ新しいマンションの屋上テラスにあるカフェ・バーです。
🌀アクセス
店があるのはJR中央線の国分寺駅北口。
工事中の駅前ロータリーから細い路地を北へ歩いて3〜4分、
その名も「コクブンジノイエ」というマンションの屋上にあります。
控えめな看板のかかった入り口から中に入ると、屋上のカフェまで直通の専用エレベーターがあります。
こんなマンションの屋上にカフェがあるなんて思わないので、前の道を歩いていても気がつかない人も多いかもしれませんね。
駅からも近いマンションの屋上カフェですので、店専用の駐車場はありません。
車で来たなら、駅周辺にあるコインパーキングに駐車するようですね。
🌀外観と店内の様子
屋上のカフェ専用フロアに降りると、予想以上にモダンでスタイリッシュなカフェがありました。
室内席でもテラス席でも案内できるとのことだったので、折角ですからテラス席につきました。
テラスには二人掛けのテーブル席とソファ席が二つずつ。
座り心地が良さそうですが、汚れの目立ちそうなベージュのソファなので、
「急に雨でも降ったら大変だろうな」などと余計な心配をしてしまいます。
まだ夕方早い時間だったので、一番乗りでユッタリです。
見上げると、空が広い!
陽気の良い日の屋上テラス席が、こんなに開放的で気分の良い場所だとは知りませんでした(歓喜)
🌀メニューと料理
カフェ・バーですので、メニューはソフトドリンクからビール・ワイン・カクテル、おつまみ・パスタ・デザートと、いろいろ取り揃えられています。
喉も渇いていたので、まずはビール。
無濾過生樽ビールの「白穂乃香」(790円)。
サッポロビールの商品らしいので、クラフトビールとは呼ばないのでしょうけど、飲みやすく旨味を感じる美味しいビールでした。
つまみには、「4種のソーセージ盛り合わせ」(850円)。
変わった薬味も添えられていて、味の変化を楽しめます。
まだ明るい夕方の空の下、ちょっとした極楽気分です。
食事として、「セマーフォロの生フェットチーネ」(1,380円)。
イタリア産マスカルポーネチーズと卵黄、削ぎ立てプロシュートとアスパラガスのトッピング。
パスタはモチモチしていて、これも美味。
まだ時間に余裕があったので、「イエノウエノコーヒー」(600円)を飲みながらマッタリ。
そうこうするうちに夕焼け空になってきました。
暑くもなく寒くもない時期に、屋上テラスで珈琲なんて飲んでいると本当に小さな幸せを感じます。
赤いクレーンのある位置に、やがてツインタワーの再開発ビルが建つとのこと。
帰りがけに店内を通ると、先ほどのパスタにもトッビングされていた生ハムの塊。
これは、ビールにもワインにもウィスキーにも合いますよね(喜)
開店一周年ほどでまだ知名度が低いのか先客はなく、帰りがけに予約客が一組来たくらい。
静かにゆったりと寛げて最高でした。
国分寺も良い街だと思いますが、ちょっと場違いなくらい静かでオシャレな空間です。
フード類もどちらかといえば高級志向なので、単価が高い料理が多いようですが、その分、団体客が騒いで雰囲気を壊すようなこともないでしょう。
専用エレベーターがあるくらいなので、マンションのオーナーが思い入れを持って、どうしても作りたかった屋上カフェなんでしょうね。
テラス席のある店であっても、騒がしい道路沿いの店だったりすると、決して居心地が良いとは思いません。でもこれが屋上にあると、静かだし風も抜けるし空も広いし、気持ちの良い空間になるんですね。
目からウロコ的に感心してしまいました。
もっとも天気次第という面もあるでしょうけどね。
ここは隠れ家的な屋上の楽園なのでした。