富山旅行の1泊目。
翌日は岐阜県境に近い五箇山の合掌造り集落に行く予定でしたので、東海北陸道の福光インターからも近い、こちら『となみ野オーベルジュ&ナチュラルスパ 桜ヶ池クアガーデン』に宿をとりました。
ここのホテルは、東海北陸自動車道の城端サービスエリアの敷地とつながっていて、高速道路から降りなくても宿泊できるのが便利なところ。
例えば日曜日の夜に高速道路に入り、SAに車を駐車したまま宿泊。
次の月曜日にそのまま東京まで帰るなら、高速道路には日曜日に乗り込んでだことになるので、大部分の時間を月曜日に移動していたとしても、全区間休日割引が適用されて料金がお得になるって訳です。(翌日の進行方向を確認して、上り側に停めるか下り側に停めるか間違えないように)
今回は土曜日に宿泊していたし、翌日も富山県内に宿を取っているのでその面でのメリットはありませんでしたが、ネットで調べると天然温泉のスバがあって、夜はオーベルジュでディナー、客室もゆったりしている割に料金も良心的なので予約してみた次第です。
今回は、SAに駐車するよりも宿の裏手に停めた方が歩く距離が短いようだったので、福光インターで高速を降りて下道を通ってやってきました。
入り口が少々分かりづらがったのですが、入ってみるとロビーには高級感があって、ホテルマンの応対もシティホテル的。
ソファーの置かれたツインの部屋も、清潔感があって広さも十分。
バスルームはユニットですが、スパと温泉浴場を利用するので、まぁこれで十分でしょう。
窓からは、城端サーピスエリア越しに砺波平野が見渡せます。
広々としていて悪くない景色です。
荷物を置いて一服したあと早速、水着とキャップ着用のクアガーデンに向かいます。
水着は有料ですがレンタルもできます。
こちらは、打たせ湯やジェットバス、歩行浴等が13種類あって、順番にこなして一巡すると健康に良いようにプログラムされています。
施設は立派なものでしたが宿泊客以外の利用も多いので、館内がやや混雑気味なのが残念なところではあります。
優雅な雰囲気ではありませんが、それでも長距離運転の疲れは軽減されました。
大浴場は、ナトリウム塩化物泉の天然温泉で、ちょっとヌルッとして、よく温まるお湯です。
露天風呂も付いていて、こちらはそれほど混雑していなかったので文句なし。
夕食は、レストラン「ジョウハナーレ」でディナー。
関東の人間には聞き慣れない妙な名前と感じますが、このあたりの地名である「城端(じょうはな)」からとっています。
城端は絹織物で栄えた古い門前町です。
結婚式の披露宴も受け付けているようで、レストランのエントランスはシックでゴージャスな雰囲気。
となみ野の美食フルコース〜里山〜 と名付けられたコースをいただきました。
まずは、「和の小前菜」から。
この夜は、通常のディナーコースに富山湾の「ベニズワイガニ」が追加されている宿泊プランを選択してありました。
北陸まで行って「悪天で漁ができなかったので蟹はありません」なんて言われると悪夢ですから、食べれるところでは追加料金を払ってでもシッカリ食べておきます(笑)
それにしても蟹ってのは、蟹味噌が少し加わるだけで美味さが倍増しますね。
次は、前菜の「生ハムとモッツァレラのサラダ仕立て」
続いて「本日のお魚のロースト」
メインは「A4ランク能登牛サーロインのステーキ」
石川県のブランド牛です。
サシの入った柔らかい肉質で、事前の期待以上に上質なステーキでした(喜)
脂はA4ランクくらいで十分ですね。
パンも美味しかったし、この後にデザートもついて満腹で大満足でした。
部屋に戻るとロータリーのモミの木がライトアップされていて、その向こうに控えめに広がるのは砺波平野の夜景。
悪くない雰囲気です。
翌朝はすぐそばの桜ガ池を散歩。
巨大なスボーツクライミングの施設が目を惹きます。
池のほとりにはキャンプ場やレストランもあるようですが、朝の時間は人影も疎ら。
終わりかけの紅葉を眺めることができました。
朝食の後に小さなお土産コーナーに立ち寄って、
次の目的地、五箇山合掌造り集落へと向かいました。
高速道路を利用すれば、20分程度でたどりつけます。
こちらのホテル、一泊二食付き・蟹が追加されたプランでも二万円を切る料金。
施設や部屋の広さ、料理の内容を考えると、かなりリーズナブルな価格設定ではないでしょうか。
部屋数も多くはないので、全体に静かで落ち着いた雰囲気であることも好ましい。
旅行の日付やルートをうまく設定して、高速道路を休日割引で利用できるようにできれば、さらにお得感が高まります。
北陸地方へのドライブ旅行の際には、利用価値の高いホテルなのでした。