村上市まで出かけて行ったのなら、立ち寄らざるを得ない店の一つが
大町にある「海鮮 一鰭(いちびれ)」さん。
村上茶の九重園の女将さんに「岩牡蠣好きなら」と、教えてもらったお店なのです。
えぇ、去年も立ち寄りましたとも。
一鰭さんの何がそんなに良いのかと聞かれれば、すぐお隣にある魚問屋「うおや」さんの直営店なので、
新鮮な笹川流れ産の海産物がお手頃価格で味わえるって事。
ここも古い町屋を改装した店舗で、二階は町の学校の先生の蔵書を保管している図書室。
一階の店舗は、白基調の清潔感ある内装となっています。
早速メニューを見ると、「天然岩牡蠣」ありますねぇ(喜)
サイズの大きいもので800円位しますが、その価値は十二分にあります。
実に幸せなことに、新潟県北部から山形県・秋田県にかけては、岩牡蠣を食べられるお店がいくつも
あるのですが、味と価格のバランスで言うと、このお店の岩牡蠣が一番ではないかと思うのです。
食べてガッカリしたことがない。
こっちの方が「安くて大きて美味いな」って、この店に完勝できる店が思いつきません。
・・・もしあったら、こっそり教えてください(笑)
産地の岩場毎なのか、時期によるのか?、食べるお店や地域によって鮮烈な潮の味を感じたり、
ミルキーな旨味を感じたりするのですが、一鰭さんで食べる岩牡蠣はミルキーな美味しさを感じます。
遥々やってきた甲斐のある味、幸せです。
岩牡蠣だけで十分幸せな気分になれるのですが、何せ旅行中で少々気分が大きくなっています。
夏季限定メニューの下の方に「天然黒あわび」時価(!) (目安4,000円〜)
なんて書かれているのを見つけて、つい食べたくなってしまいました。
店員さんに「黒あわびだと、4,000円でも小さいんでしょ?」なんて恐る恐る聞くと、
「見てみますか?」なんて言ってくれて、隣の魚屋さんから鮑を持ってきてくれました。
・・・見ると、結構大きい(歓喜)
「では、それを刺身で」とお願いしたのが、こちら。
板さんが見事に捌いてくれました(嬉)
新鮮だから肝付き!
一緒に食べると、コリコリとした食感、肝の旨味も加わって何とも美味い!
そして贅沢!!
いや、まぁ、妻殿と半分こですけどね。
それでも食べれて良かった。
後々まで記憶に残る美味しい体験でした。
岩牡蠣のシーズンもお盆まで。
そろそろ終わりですね。
うおやさんは、今年は道向かいにも店舗を拡張して、本店の方は改修工事に入るそうです。
コロナがなければ、今年もこんな幸せな夏を過ごす予定だったのですが・・・
来年はまた行けると良いなぁ。
【海鮮 一鰭】
■所在地 新潟県村上市大町4-
■営業時間 11:00-15:00
■定休日 なし
■最寄駅 JR羽越本線 村上駅
■駐車場 あり