所用を終え、妻殿とJR中央線で移動中の昼飯時。
面倒ごとが一つ片付いたので、美味いものでも食べていこうかと、国分寺駅の北口に
降り立ちました。
ところが、お目当ての高級寿司屋と、そこより少しお手頃な別のすし屋の前に行って
見ると、両店とも定休日ではないはずなのにお休み。
それではと向かった駅前のピザ屋も、ビルの上にあるカフェも何故か閉まっています。
連休明けだったので、どうやら振替休日にしたようです。
だんごの輪島さんは開いていたのですが、団子では昼飯にはなりません(泣)
もう歩くのも面倒になったので、駅ビルに戻って上のレストラン街で済ませることに。
そこに並んでいる店なら、まず開いているはずですからね。
9階のフロアに上がって一回りしてみると、今まで気にしたことがなかったのですが、
ここにも寿司屋が入っていたんですね。
一番奥の角っこにある「すし屋銀蔵 セレオ国分寺店」さん。
居酒屋などを展開している外食系企業によるチェーン点のようです。
元々は寿司屋に入るつもりだったし、店頭のボードを見るとお手頃価格のランチが
並んでいたので、入ってみることにしました。
昼少し過ぎの時間だったのですが、すぐに席に案内してくれて、ホッと一息。
広めの4人掛けテーブルにつけましたが、他にも6人用のテーブルや、半個室状の
スペースが並んでいました。
席数は結構ある広いお店です。
カウンター席の奥では年配の板さんが二人、黙々と寿司を握っています。
大小問わずチェーン店系の寿司屋って、お店があちこちで増えたり減ったりで忙しいし、
急にネタの管理が悪くなってびっくりさせらるような店が過去にあったりしたので、
やや疑心暗鬼気味。
碌な寿司も握れず、接客もなっていない半人前だけが板場にいるような安い寿司屋に
うっかり入ってしまい、すっかり不愉快な気分にさせられたこともあるのですが、
ここの店は丁寧に握ってくれそう。
(過去O市とK市で出会ったそんな店は、もう閉店してこの世には存在しませんけどね)
メニューを見ると、茶碗蒸しと味噌汁がセットの握りが820円からとリーズナブル。
日替わり定食なんてのもあって、こちらもお手頃。
中から選択したのは、ランチの中では高めの価格設定となる
「ぼたんにぎり」(1,480円)
握りが12カンに茶碗蒸しと味噌汁がついているので、お得感があります。
寿司ネタの方は、まぁ、標準的な回転寿司レベルですけどね。
でも、このマグロなんかは思いの外うまかったですよ。
食べ終わり、ランチとしては十分な量があって満足したのですが、テーブルの上に
「御注文表」なんてものが置いてあるのに気付いてしまいました。
見ると、中トロも大トロも玉子もサーモンも、どれでも一貫税込み152円均一で
個別注文できるようです。
・・・えっ?、いやいやネタ毎に単価がそもそも違うではずしょ!?
回転寿司でも、大トロが一皿300円なら安いよねぇ。
それなら、高いはずのネタを注文した方が得するんじゃないの??
・・なんて邪心が湧いてきてしまい、「えんがわ食べたい」という妻殿の希望に加え、
どんなものが出てくるのかの好奇心で、大トロとうにを追加注文してみました。
・・・おぉ、予想以上の見た目です。
ウニなんて半分きゅうりが占めていて、なんか色がおかしいやつがちょっと載ってる
軍艦が出てくるのかと心配したら、ネタの質量ともに悪くない。
ちゃんとウニの味がします。
大トロも回らない寿司屋のものと比べると「この程度を大トロと呼ぶかねぇ」とは
思うものの、値段を考えれば味も悪くない。
えんがわは、そもそも高級ネタではないでしょうけど、脂がのってるから美味いよね。
いいですねぇ。
これなら、茶碗蒸しの付いた一番安いランチセットを注文しておいて、追加で好きな
ネタを追加していったら、満足感がさらに高くなりそう。
混雑具合にもよるでしょうけど、回転寿司屋のカウンターに座るより落ち着けるしね。
高級寿司を食べるほどの気分ではないけれど、ちょっと軽く寿司をつまみたいときに
重宝しそうなお店でした。
尤もお店側は、お酒も含めてジャンジャン飲み食いしてくれるようなお客さんが良い
のでしょうけどね(笑)
【すし屋銀蔵 セレオ国分寺店】
■所在地 東京都国分寺市南町3-20-3 セレオ国分寺 9F
■営業時間 11:00-22:00
■定休日 なし
■最寄駅 JR中央線国分寺駅 駅ビル
■駐車場 なし