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中国料理『新北京』@山の上ホテル・神田駿河台〜クラシックホテルのチャイニーズ

神田駿河台の「山の上ホテル」に宿泊した翌日は、チェックアウトの正午までグダクダと過ごし、ホテル内のレストラン「新北京」でランチをとってから帰ることにしました。

山の上ホテルの館内レストランは、どこも人気があるので、ランチといえども予約をした方が無難。
名店の誉れ高い「てんぷら山の上」の他にも、フレンチ、鉄板焼きなどがあって迷うところですが、今回選んだのはチャイニーズ。
理由は、単に妻殿がチャイニーズ好きだから。

「新北京」さんは1980年に、まだ日本のホテルにチャイニーズレストランが少なかった頃、新橋にあった料理店のレシピを受け継いで開店しました。
当初は北京ダックを中心とした宮廷北京料理のお店でしたが、2008年の改装後は、北京料理にとらわれずに、幅広く料理を提供してしているそうです。

店内に入り予約名を告げると、パリッとした制服姿のウェイターさんが席まで案内してくれました。

席の間隔が適度に取られているので、狭っ苦しさはありませんが、9割方の席は埋まっていたかな。やはり人気店です。

お客さんも、小洒落たジャケットを着こなした初老の夫婦や、奥様グループなんかが多い様子。
学生街の中にあるホテルですが、ジーンズ履いた学生なんかは皆無ですね。
日々の生活にそう苦労していない層の人達が、それほど畏まらずに食事をしているって雰囲気。

さて、ドリンクメニューを見せてもらい、まず頼んだ飲み物は「有機黒烏龍茶」
春に手積みした一番茶だそうで、すっきりした味わいです。
ランチということでアルコールは止めにしときましたが、烏龍茶であってもワイングラスに注がれているので、テーブルにそれらしい雰囲気がつきます。

しかし、お値段はこの一杯で千円オーバー。
ホテル内のレストランなので、適正価格だとは思いますが、これだと普通の学生は来れないですね。
私も学生の時には、近づこうとさえ思いませんでした(笑)

続いて最初の料理として、前菜
見た目も華やかな盛り付けで、自家製のチャーシューが特においしかった。

本来なら、ここは紹興酒なんぞを楽しむべきところでしょうね。

お次の登場は、フカヒレスープ

昼から贅沢に姿煮です。

巨大なヒレではないけれど、身にそこそこの厚みがありました。
気仙沼沖で漁れる最上級のヨシキリザメを使用しているそうです。
安心の国内産。

スープにコクがあって、そりゃあ美味しいですよ。
ここ新北京の看板料理の一つですね。

その次は、海老チリ

私は海老好きなので、エビが出てくるだけで、手放しで嬉しい。
紹興酒の香り付けがよく、あまりコテっとはしておらず、素材の味重視か。
ピリッとした辛みと香辛料は効いていますが、赤い見た目よりは辛くなくて食べやすいかった。

続いて、ウェイターさんがワゴンを押して運んできてくれたのは、北京ダック

その場で包んでくれました。
給仕されている感があって、ちょっと嬉しい。
こんなところも楽しい演出です。

北京料理といえば、やっぱりこの北京ダックがその代表でしょう(喜)
高級料理の代名詞。

コース料理の中の一品なので、一巻きだけですけど(悲)

丁寧に巻いてくれましたが、正直、もっとガブガブ食べたい!

昔、日本が世界第二位の経済大国で、円も強かった頃、香港か北京の専門店で北京ダックを頼むと、皮も身も二人では食べ切れないくらいの量が出てきて、スープなんかも付いてきたけど、料金は国内の居酒屋で飲む程度のものだった記憶があります。
知らずに他の料理も注文しようとすると、店員さんに「量が多いから止めとけ」と制止され、そんな大袈裟なと思ったけど、本当に食べ切るのに苦労しました。
多分、今では本場のあちらでもお高くなっているのでしょうね。
よく知りませんが。

この後、牛肉の炒め物があったはずですが、フカヒレと北京ダックのネームバリューに満足してしまって写真を撮り忘れました(哀)
柔らかな牛肉で美味かったです。

締めは、蟹餡掛け炒飯

さすが山の上ホテルともなると、ただの炒飯は出てきませんね。
餡が掛かっているだけで、上品な味わいになります。

デザートはマンゴープリン

フルーツが添えられて、とても美味しゅうございました(喜)


今回は初めて訪問するお店でしたので、店自慢の代表料理が並ぶコース料理を注文してみましたが、どれも外れのない品物が並び満足できました。
店の雰囲気も、高級すぎることもなく静かで上品、肩が凝ることもなくゆっくり食事を楽しめました。

しかし、やっぱりこういうお店で食べるなら、紹興酒を飲みながら夕食として楽しんで、満腹になったら上の客室でゴロゴロするのが一番、極楽気分を味わえると思います。
次はそうしてみれば良いのですが、でも、ここのホテルでは「てんぷら山の上」にも行ってみたいし、神田須田町「いせ源」アンコウ鍋も食べて、家に帰ることなく歩いてホテルに戻ってゴロゴロもしてみたい。
選択肢の多さに、妄想ばかりが膨らみます(笑)


店舗情報

■所在地   東京都千代田区神田駿河台1-1 山の上ホテル内
■営業時間  11:00-15:00(LO) 平日17:00-21:00(LO)  土日15:00-21:00(LO)
■最寄駅   JR中央線 御茶ノ水駅 地下鉄 神保町駅 ほか
■駐車場   あり(有料 割引きあり)



 

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