ややお疲れモードで降り立った、昼どきの京王八王子駅。
ランチには、消化の良いうどんでも食べたい気分。
八王子駅周辺には、手打うどんの人気店がいくつかありますが、そのランチの行列に並ぶ気力までは湧いてこず。
スマホで駅近に手頃な店がないか検索してみると、老舗だけれどもビルの二階に入居している、聞いたことのない名前の店がヒットしました。
ここなら並ぶこともなく、昼飯にありつけるかもと、とりあえず向かったのは、
「武州 しこめん」さん。
京王八王子駅から歩いて2〜3分のところにある、手打ちうどんと蕎麦のお店です。
アクセス
武州しこめんさんの所在地は、八王子市東町二丁目地内。
最寄駅は京王八王子駅で、降りてからは徒歩で2分ほど。
商業ビルの二階に入居しているのですが、ビルの前に看板やら幟旗やらが並んでいるので、近くまで辿り着けば、見つけやすい店かと思います。
二階へは外階段を上がっても良いし、エレベーターもあるようです。
駅近の繁華街にあるので、専用駐車場はなし。
周辺にコインパーキングはありますが、車での移動中なら、こんな駅前で車の混み合った場所ではなく、もっと郊外の店に食べに行った方が面倒臭くないでしょう。
JRの八王子駅からも近いので、鉄道利用での訪問が便利なお店です。
外観と店内の様子
飲食店やらが並ぶ、ゴチャゴチャとした繁華街に建つビルのテナントなので、外観に特に高級感とかはありません。
年季の入った大看板には、「八王子名物 大鳥さまのうどん・そば」と書いてあります。
すいません、私は聞いたことがなかったけど、地元では知名度のある店だったのかな?
大正9年の創業なんだそうで、創業100年超えの結構な老舗です。
昔は近くの大鳥神社の門前で、参拝客なんかを相手にしていたお店だったのでしょう。
トントンと階段を上がると、入り口の横にはメニューサンプルのショーケース。
店内に入ると、内装は店の歴史をアピールするかのようなレトロな民藝調になっていて、落ち着いた私好みの雰囲気。
テーブル席を鉤形に囲むように小上がり席が配置されていて、席数は結構あります。
席数が多い割に、この日の先客は3〜4組のみだったので、目論見通り席待ち行列もなく、ゆったり気分で過ごすことができました(喜)
メニューと料理
卓上のメニューを見ると、まずは冷たいうどんと蕎麦が各種並び・・・
麺とご飯のセットメニューや、鉄鍋で煮込んだ暖かいうどんも各種揃っていて・・・
ランチには、麺とご飯のお得なセットメニューに・・・
なんなら、麺類なしの定食メニューまで揃っています。
これなら、数人のグループで来ても、誰もが何かしら気に入った料理を選べそうな、対応力の高い充実したラインナップ。
壁の札を見ると、中でも煮込み饂飩やすいとん鍋うどんなどの、鉄鍋煮込み系に自信がありそうです。
せっかくのランチタイムですから、選んだのはランチメニューの中から
「海老天丼とうどんの組み合わせ」(1,300円)
1000円オーバーにはなりますが、天丼にざるうどん、ミニサラダに小鉢と漬物が付いて、栄養バランスが良さそうなセットです。
うどんを見ると、白く艶々としいて、ガシガシと噛んで食べる武蔵野うどんよりは、細めの麺で食べやすそう。
適度な弾力とコシがあって、喉越しも良好。
印象で言うと、武蔵野うどんよりは硬くも太くもなく、讃岐うどんほどコシの強さを主張していなけど、適度なコシと弾力があって食べやすい、水沢うどん的な味わいに感じました。
つまり、すごく美味いです(喜)
さすが老舗の味。
天丼の方は、大海老天婦羅が1尾に、カボチャなどの野菜揚げがいくつか。
海老が大きめなので、満足感があります。
このレベルのうどんを、昼時に並ぶことなく、ゆったりした店内で食べられるのですから、実に素晴らしい。
このまま、潰れない程度に混雑することもないまま、味も居心地も良い店として、次の100年も存続して欲しいうどん店です。
うどん、美味かったので、今度はうどんのポリュームがガッツリとあるメニューを食べてみようかな。
店舗情報
■所在地 東京都八王子市東町2-12
■営業時間 11:30~22:00(L.O.21:30)
■定休日 日曜日
■最寄駅 京王八王子駅
■駐車場 なし(周辺にコインパーキングあり)