ドライブ帰りの週末の夜、夕食も外で済ませて帰ろうと、向かったのがこちら
国分寺市内、手打草部うどんの『のらや』さんです。
◎アクセス
場所は、国分寺市北町地内の五日市街道沿い。西武国分寺線の踏切の西側です。
西隣には、コンビニのサークルKサンクス。
3軒西へ行くと、中国料理の「浜木綿」があります。
ケヤキの大木に隠れるように入口があるので、遠くからは少々見づらい。
手前側は、20台分くらいの広い駐車場になっていて、その奥にある2階建ての木造家屋が『のらや』の店舗です。
最寄り駅としては、西武国分寺線の鷹の台駅か恋ケ窪駅になりますが、歩くと20分くらいはかかりそうです。
◎外観
門をくぐると井戸のある素朴な庭。
母屋も板張りの木造家屋で、昭和初期の農家といった佇まい。
どこからか移築したのか、元々あった民家を再利用したものか?
元々この界隈は、江戸時代に新規開墾された農村地帯で、街道沿いのケヤキの防風林もその頃からの名残りのようですから、周囲の雰囲気にはよくとけ込んでいます。
◎店内の様子
ガラスの引き戸を開けて中へ。
古民家らしく、靴を脱いで上がります。
店内は日曜の夜と言う事で、やや混雑。
それでも2〜3分程待つと、フロアスタッフが席に案内してくれました。
このお店の特等席は、ライトアップされた庭が見える、この窓側席でしょう。
ご覧の通り、ガラス戸も昔ながらの木枠のもの。
とても懐かしいような感じがします。
しかし、この大きなガラス板に、ペアガラスなどは使ってないでしょうから、冬の冷え込んだ時には肌寒いような感じがします。
その辺りも「昔の家はそうだった」と、楽しめば宜しいかと思いますが。
この日は残念ながら、窓側の席が満席だったので、奥にある左上写真の席に案内されました。
囲まれ感があって落ち着く席です。
照明はやや暗め。
フロアの中央側には、右上写真のような大テーブル席がありました。
小グループ向けによさそうです。
その他、畳の座敷席もあって席数はそこそこあります。
確か「のらや1号店」の開店準備中に、現場に居着いた野良猫を招き猫に見立てた?とかなんとか・・・
以前は、その由来がメニューに書いてあったはずなんですが、今回探しても見つかりませんでした。
ちなみに、これらのカワイイ猫食器は・・・
割り箸の包み紙を集めると、枚数に応じて景品として貰えます。
これは、常連になるしかない?(笑)
◎メニュー
「手打ち草部うどん」と言うことなので、当然うどん中心。
草部というのが、どこの地名かも知りませんでしたが、大阪の堺市にある地名のようです。
発祥の地なんでしょか。
単品メニューもありますが、お得感のあるセットメニューが充実しています。
しかし、以前はなかった新メニューが目にとまりました。
ライ麦を使った、黒麦うどん。
ライ麦でうどんが打てるとは知りませんでした。
地粉を使った武蔵野うどんも真っ白ではないので、色の付いたうどんに抵抗感はありません。
これは、試してみたくなります。
◎料理
注文したのはこちら、
鴨つけ黒麦うどん膳 (とろろご飯付き) 1,180円。
ツヤツヤしていて、武蔵野うどんよりさらに色が黒めに見えます。
食べてみると、コシはあるけど武蔵野うどんのように固くはなくて、食べやすい。
ツルツルと喉越しが良くて、モチモチ感があり、麦のうま味もあって美味しい。
誰が食べても「あぁ、美味しいね」と言ってくれるような味だと思います。
・・・と言うか、以前この店で食べた、通常タイプの白いウドンより美味しいような?
一年振りくらいの来店だったので、断言はしずらいのですが。
近いうちに、また食べに来たくなる味でした。
◎まとめ・感想
「のらや」さんは、大阪を中心に関西地方に店舗をだしているうどん屋さんです。
関東地方には都区内に2軒、多摩地区には、ここ国分寺店の1軒のみです。
あまりチェーン店に通いたいとは思わないのですが、多摩地区にはここしかないので、私の中では独立店扱いになってます。
「草部うどん」でネット検索しても他にヒットしません。この店独自の呼び名ですかね。
讃岐とも違う関西系の饂飩ということなのでしょう。
つけ汁の味付けは関東風に感じましたが。
それにしても、ライ麦を使った饂飩ってここのオリジナルなんでしょうかね?
美味しかったです。
ただ本来、ライ麦は小麦より安価なはずなので、販売数があがって安定してきたら、もう少し値下げするか増量してくれるともっと嬉しいですね。
古民家の風情と猫モチーフの食器、それに黒麦うどんを楽しみにまた来ようと思ってます。
のらや国分寺店
国分寺市北町2-24-1
営業時間 平日 11時〜15時・17時〜23時
土・日・祝 11時〜23時
定休日 なし
駐車場 有り