東京都下「多摩エリア」を中心に「グルメ」「ドライブ」「旅行」「日々のあれこれ」

懐石おもい川@松江〜宍道湖眺めて七珍料理【閉店】

 


松江の郷土料理と言えば、何と言っても宍道湖七珍(しんじこしっちん)料理
汽水湖である宍道湖で獲れる七つの特産品をつかった料理でしょう。
松江を訪れる機会があれば、是非味わってみたいと思っていました。

しかし、それぞれ旬の時期か異なるので、一度に全部味わうことは難しいようです。
今回は、ちょうど旬の時期である「モロゲエビ」なるものをメインターゲットに、
事前に予約をいれて訪問しました。

宍道湖にそそぐ大橋川沿いに位置する、「懐石 おもい川」さんです。

レンタカーを京店商店街の有料駐車場に停め、街を散策がてら歩いていると直ぐ見つかります。
「松江くらぶ」という、高級そうな飲食店ビルのなかにありました。

 

外観に特筆することはありませんが。
予約して、ここの4階の角部屋個室を使わせてもらいました。

 

素晴らしい眺め・・・。
おのぼりさん的な観光客には堪りません!!
手前の橋が松江大橋。奥の橋が宍道湖大橋。その奥は宍道湖です。

こんなお部屋を、ランチなら2名から予約できて、席料は一人210円。
行き当たりばったりのブラリ旅も楽しいですが、目的がある旅のときには事前の
調査と準備が大事ですね。

室内はこんな感じです。

 

席に着いて一服すると、早速料理が運ばれてきました。

まずは、先付
お盆、器と相まって、綺麗な盛りつけです。
もう秋ですね。栗を見たてています。

右手前に、早速七珍の一つ、アマサギ(東京ではワカサギ)の
佃煮がでてきました。

その上の海老は、モロゲエビではなくてテナガエビです。
今、宍道湖ではモロゲエビの漁獲高が減ってしまって、
獲れるのはほとんどがテナガエビ だそうです。

続いてお造り

 

松江は海の幸にも恵まれています。
旬のシロイカノドグロ、あと何だったかな?

お椀は、シラウオの卵とじ。

タマゴがフワフワで上品な味でした。
これも旬からは外れていますが、工夫して料理にしてもらいました。

続いて、七珍料理の視覚的には間違いなくメイン。
スズキの奉書焼き

昔、漁師が捕った魚を灰焼きにしていたのを、殿様が見かけて所望したのが始まりだそうです。
さすがに、直に灰にいれるのは失礼なので、和紙に包んでくべたとか。
今回は二人で伺ったので、スズキは切り身になるのかな?と思ってましたが、小振りながら
丸物一匹でてきたので、嬉しかったです。
雰囲気がでます。
ちなみに名高い封書焼きですが、地元の人はこんな面倒な食べ方はしないそうです。
そんなものでしょうね。(笑)

仲居さんが、ほぐして取り分けてくれました。

旬には少し早いのかもしれませんが、サッパリしていておいしく
いただきました。

 

 忘れちゃ困る、ウナギの煮物。

メニューを通して、全体に薄味ですね。
食材の良さを引き出すのが、和食の味付け。この味付けで満足です。
特に松江は、茶道が盛んな土地と聞きますから。

出ました!! 念願のモロゲエビの揚げ物です。

すっかり水揚げが減ってしまって、予約時にも「仕入れ次第で、ないかもしれない」
と言われていたのですが、調達できたようです。感激です。

揚げたのでヒゲは取れてしまっていますが、名前の由来は長いヒゲだそうです。
味は、テナガエビの味噌の風味が濃縮して強くなった感じ。
美味です。
もっとパクパク食べたい。
いい経験させてもらいました。

 宍道湖七珍の定番、シジミの味噌汁。

これも漁獲高が減っているそうです。その影響なのでしょうか?
それ程、大ぶりの貝ではありません。
でも美味しかったですよ。
これがないと締まりませんし。

 最後は、出雲名物の割子そば

円形のお重のような漆器に、二段重ねで出てきました。
皮ごと挽いた黒目の蕎麦に紅葉おろし、関東から見るとやや薄味の出汁を上からかけて
頂きます。
なんでも江戸時代の趣味人たちが、野外でお蕎麦を食べていたスタイルだそうです。
辛みが効いていて、するすると食べてしまいます。おいしいですね。

冬が旬のコイは食べれなかったので、六珍でしたが大満足です。
出雲蕎麦も食べれたので、この旅行で食に関しては心残りは無くなりました。

 

 景色よし、味良しで大満足。
松江の文化の一端を感じました

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
松江くらぶ 懐石おもい川

(予約が好ましいかと)

島根県松江市東本町1丁目5



大きな地図で見る


にほんブログ村 旅行ブログ 旅行グルメへ
にほんブログ村


おもい川懐石・会席料理 / 松江駅松江しんじ湖温泉駅

昼総合点★★★★ 4.0

 

最新情報をチェックしよう!