実は畜産が盛んで、牛肉も豚肉も美味しい群馬県。
多摩地区から“県都”前橋はじめ、群馬県南部方面へは、関越道を経由すれば1時間半程度で到達できます。
旨いもの目当てのドライブ先としては、結構お手軽で良いんじゃないでしょうか。
ちなみに群馬県では、古代には車持(くるまもち)氏という、朝廷で車の調達を担った豪族が一帯を納めており、現在ではスバルの富士重工が工場を置いて勢力を伸ばしているという、クルマに縁のある地域でもあります。
群馬という地名も「クルマー」が「グンマー」に変化したものだとかなんとか。
まぁ、そんなことは良いとして、3月の連休を利用して群馬を徘徊してきました。
お手軽とは言っても、連休ともなれば、高速道路は渋滞が予想されます。
渋滞は嫌いだし、渋滞を避けるために早起きをする自信もないので、前日の夜から出発し、高崎のビジネスホテルに一泊することにしました。
いつものパターンです。
泊まるのは安ホテルとしても、折角群馬まで来たからには、群馬らしいものを食べたいと言う事で、
上州牛ステーキとハンバーグの専門店です。
アクセス
店があるのは、群馬県高崎市緑町。
道順としては、関越自動車道の前橋インターチェンジを降りて、国道17号を高崎方面へ。
緑町の交差点を右折して、高崎環状線を200m進み、最初の信号を左折したところにあります。
前橋ICからは約4km、時間にして10分程の距離。
数十メートル進んだ先に15台分程の専用スペースがあるので、車での利用は便利です。
外観と店内の様子
外観は、アメリカンな感じのロードサイド型のレストラン。
決して高級ステーキ店ではないので、ビクビクせずに入れます。
店内は、ファミレス的なボックスシートが並んでいて、席数も多め。
壁には、中世のヨーロッパ人が、酒飲んで飯喰って騒いでいる様子のレリーフが飾られていて、これが特徴的。
「G.G.C」という店名も、「グレートな(G)ジャーマン(G)のコック(C)」の略だとかで、当初はドイツパブ的な雰囲気の店にするつもりだったそうです。
そのせいか、営業時間は24時までと夜遅くまでやってくれています。
夜に移動することの多い、私のようなドライブ旅行者にとっては大変使い勝手の良いお店です。
メニューと料理
メニューを見ると、1,000円台から3,000円台の上州牛ステーキと、
もう少しお手頃価格のハンバーグが並んでいます。
懐具合に応じて、メニューを選ぶこともできますね。
さらに、上州牛を一頭買いしているので、希少部位のステーキもお値打ち価格で用意できるとのこと。
この日は、数量限定でザブトン(肩ロースの一部)ステーキがありました。
限定と言われると、食べてみたくなりますね。
注文したのは、その『上州牛ザブトンステーキ』(2,580円)。
これに、スープとライスのセットを追加すると、ブラス380円。
スープ、ライスに加えて、サラダのセットを追加すると、プラス480円になります。
ドレッシングも4種類用意されています。
ザブトンステーキの方は、サシが入って軟らかい食感の肉です。
メニューの説明書きによると、“後味が上品で、コクのある味わい”と紹介されていましたが、正にそんな味。
スジもなければ、臭みもなく、肉質は上等。
国産銘柄牛のステーキが、この価格なら満足です。
ごちそうさまでした。
ところで、上州牛とは、利根川水系の豊富な水資源に恵まれ、上毛三山に囲まれた素晴らしい環境で育った牛肉のことだそうです。
県内の温泉旅館なんかに泊まると、夕食で上州牛を味わえる機会はありますね。
でも、この店に来れば、旅館に泊まらなくても『上州牛』をガッツリ味わえます。
そんな意味でも、お薦めな洋食店です。
『G.G.C. 高崎本店』 【じーじーしー たかさきほんてん】
所在地 群馬県高崎市緑町1-28-2
営業時間 11:00〜24:00(L.O.23:30)
H.P. http://happyisland.jp/