芋窪街道沿いのチーズ販売店、「チーズ王国」で買物をした帰り、以前から看板だけはよく見かけていた蕎麦屋で昼食をとることに。
向かったのは、同じ立川市内の石臼挽き手打蕎麦「田堀」さん。
アクセス
店があるのは、市の中心部からは北へ離れた立川市幸町。
車で行く場合は、五日市街道と立川通りが交差する「砂川九番」交差点が目標。
五日市街道を西から行くなら、交差点の手前、オレンジ色のマンションの前の細い道を南側に入った先になります。
その道自体は狭いのですが、突き当たりには、10台分以上ある広い駐車場が用意されていて、とても停めやすい。
最寄り駅は、西武拝島線の東大和市駅になりますが、歩くと15分くらいはかかりそうです。
車での利用が便利な蕎麦処ですね。
外観と店内の様子
五日市街道の、この近辺を車で通ると、昔からよく店の看板は見かけるので、気にはなっていました。
ただ、なんだか高級感のある立派な看板なので、「でも、お高いんでしょう?」的な敷居の高さを感じて、敬遠していた店です。
街道沿いの店ではないので、店の様子も通りがかりには確認できないですし。
でも、ネットで検索してみると、それほど高級路線ではないようだし、駐車場も広そう。
それなら“行ってみるペし”と、お邪魔した次第です。
店構えは、民家を改築して、店舗部分を増築したような造り。
店に入るとご家族なのか? この店に馴染んで、すっかり溶け込んでいるような様子の花番さんが迎えてくれます。
店内は、ボックス形の4人掛けテーブル席が3つと、小上がりに4人用と2人用の座卓が並んでいます。
小上がりの方が、席数が多いフロア配分。
古民家風というか、民芸調というか、蕎麦屋らしい和風の内装。
日曜の14時過ぎの訪問で、先客は2組。
その後も、混雑まではしませんが、入れ替わり立ち替わり客が入って来ます。
表通りからは目立たない立地ですが、固定客はしっかり掴んでいる様子。
またこの店は、土日は昼から20時まで、休憩無しで営業してくれているので、週末の遅すぎる時間のランチにも対応できて、利用勝手が良いところが素晴らしい。
メニューと料理
メニューを見ると、温かい蕎麦・冷たい蕎麦から丼ものと、一般的な蕎麦屋のメニューが一通り並んでいます。
もりそばが600円ですから、リーズナブルな価格設定。
初めての店ですので、冷たい『天もりそば』(1,350円) を注文してみました。
天麩羅にボリュームがありますねぇ。
衣は、やや厚めでボテッとした感じ。
個人的には、もう少し衣が薄くて、今風のパリッとした天麩羅が好きなんですが。
でも、海老も立派で、衣で大きさを誤魔化すようなことはしていません。
蕎麦の方は、ツヤツヤとして滑らか。喉越しの良さそうな細切り。
ホシも僅かに散っていて、自家製粉らしい外観。
出汁に特徴は感じませんでしたが、トータルでは味に納得できて、価格とのバランスのとれた美味しい蕎麦だと思います。
蕎麦湯は、白くトロっとした濃さ。
ごちそうさまでした。
普段使いの軽い気持ちで「蕎麦でも喰いにいくかぁ♪」と思った時に、真っ先にここの店が頭に浮かぶような蕎麦屋です。
店の雰囲気・駐車場の停めやすさ・蕎麦の味・価格とのバランスと、ケチをつける箇所が思いつきません。
敷居も高くないし、今まで看板だけを見て、勝手に遠慮していたのは勿体なかったですね。
試してみないと分からないことって多いよねぇ・・・と感じさせられた、この日のランチなのでした。
【手打ち蕎麦 田堀】てうちそば たぼり
所在地 立川市幸町3-34
営業時間 平日 11:00~15:00
土・日・祝 11:00~20:00
定休日 火曜日
駐車場 有り
H.P. http://www.t-net.ne.jp/~tabori/