JR羽村駅と箱根ケ崎駅方面を結ぶ羽村街道。
その街道沿い、林の中に隠れるように建っている、喫茶『樹樹』。
行くたびに、誰かしら他の客が注文しているので、「そんなに美味いものなのか?」と、気になっていた「フレンチトースト」を食べに行ってみました。
駐車場に車を止め、ぱっと見、どっちに行けば良いのか? よく分からないような木立の中を通って、入口に向かいます。
店内には、年季の入ったソファーのボックスシートが並んでいます。
隣席とは適度に隔離されているので、気分的にまったり出来ます。
隣から声は聞こえて来るけれど、姿はよく見えないという配置。
流れる音楽はビートルズなど、1960年代のもの。
“昭和”の雰囲気が漂っています。
夕食の時間帯なので、『フレンチトースト』(650円)だけでは物足りないだろうと、ミニサイズのピザ(850円)も注文してみました。
フレンチトーストは、かなり厚切りのパンに、シロップとバターがタップリ。
しっとりとして、ふんわり柔らかに仕上げられていました。
この店で人気らしいフレンチトーストの、姿を見るのはこれが初めてなので、何か謎が解けたようなスッキリした気分です。
食べてみると、特に奇をてらったところもなく、子供の頃に食べたような、甘くて懐かしい味ですね。パンが厚切りで、シロップもタップリ掛かっているので、これだけでも結構、腹にたまります。
ピザの方は、本当にオーソドックスで、いかにも喫茶店で出されるようなもの。
具材も、きっとナポリタンスパゲッティと同じであろう、ソーセージ、ピーマン、マッシュルーム等。
食後のコーヒーには、口当たりが良いという『ブラジル』(650円)を注文しました。
口当たりは確かに良くて、好みの味ではあるけど、少々さっぱりしすぎだったかな。
これは豆の個性なのか、淹れ方によるものかは、よくわかりません。
次はエチオピアモカでも試してみますか。
これで締めて、お代は2,150円。
この組み合わせだと、少々高く感じますね。
ただ、内装も雰囲気も、“昭和”を感じるマッタリ具合なので、なんとなく許せてしまえます。
帰りには、暗がりに店全体が沈み込んでいました(笑)
駐車場も停めやすく完備されているので、きっとまた食事に伺うことでしょう。
【樹樹】じゅじゅ
所在地 東京都羽村市神明台3-7-2
営業時間 9:30~21:30
定休日 年中無休
駐車場 有り