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ヴィッラ・デルピーノ@檜原村〜東京都最西端のイタリアン

 


東京都の西の端に位置し、都内唯一の村である檜原村に「日本の滝百選」に選ばれている、『払沢の滝』があります。
この滝の入り口に、東京都最西端の本格イタリアンレストランができたということで、ランチに行ってきました。


ひのはらイタリアン『ヴィッラ・デルピーノ』【villa delpino】さんです。

この場所には「いっぷく亭」という、檜原村名産のジャガイモを使った、カレーや肉じゃがの店があったのですが、「閉店した」との悲しい噂が聞こえてきました。

真偽を確かめるべく先日、ドライブがてら覗きにいくと「イタリア国旗」が掲げてあるじゃないですか(!?)。
こんな山の中で(失礼)イタリアンですか???と、驚かされたのですが、その日は一先ず退散し、お腹の態勢を整えてから、この日の訪問となりました。

場所は、JR五日市線の武蔵五日市駅前から檜原街道をひたすら西へ。
檜原村役場のある橘橋交差点を北へ右折し、豆腐のちとせ屋の手前のY字路を「払沢の滝」の看板に向かって左に上がった先になります。


駐車場は、店の前に7〜8台は停められそうなスペースがあります。
お店の規模から言うと十分な広さでしょう。

入り口の看板を見ると・・・

夜は要予約で、水木が定休日と書いてあります。
場所柄、妥当な営業時間ですね。

むしろ、17時までガンバって営業していてくれるので、遅い昼食や喫茶にも利用できそうで便利ですね。


高級店だったらどうしよう?と、心配しながらメニューを見ると・・・
前菜にパスタ、パンと珈琲がついて1000円ポッキリ。
内容からするとバーゲン価格ですね。
これなら私にも手が届きます。

おまけに、地元の食材を中心にした地産地消の家庭料理。
応援したくなるタイプの店です。

 


店内は、いっぷく亭の時とほぼ同じですね。居抜きで使っているようです。
檜原産材を使用したウッディな内装で、4人掛けテーブルが数卓にカウンター。
外にテラス席がありますが、利用できるのは温かい季節のみ。

 


30歳前後?思いの外、若いイケメンマスターが一人で切り盛りしていました。

 

ランチメニューは、入り口で見たセットのみのようです。
少なくとも平日は場所柄、客数が限定されるでしょうから、これも妥当なところでしょう。
パスタは2種類から選べるのですが、2人で2種類注文すれば取り分けてくれるとのことでしたので、その通りにお願いしました。


まず、前菜の「ひのはら白あわび茸と五日市たまごのオーブン焼き」
熱々の器にはいっています。崩して玉子と合えて食べるとおいしいということなので、その通りに・・・


白あわび茸はサクサクした食感で、半熟たまごの味と絡まっておいしいです。すぐ食べちゃいました。


続いて、「ひのじゃがと鮭ラグー 軽いトマトのスパゲッティ」
プチトマトやオリーブが見えます。


ジャガイモやらトマトやら茸やら地元の食材を煮込んで旨味をだしたソースにパスタが絡んで、単純に“なに味”とも言えない奥深い味わい。

えっ? 白トリュフをちらして風味付けしてる??・・・いろいろ説明してくれたんですが、ビックリしちゃって半分忘れました。(笑)
しかし、家庭料理に白トリュフなんか使うんですか?(笑)
明らかに、街の喫茶店のナポリタンなんかとはレベルが違う、本格イタリアンなので嬉しくなります。


二皿目のパスタ、「ひのはら舞茸とたまねぎ、ベーコンのペンネ」
チーズの香りが、風邪気味の鼻でもわかるぐらい漂ってきます。
思わず同行者とそう話していると、「上にかかってるのは、羊の乳のチーズです」と説明してくれました。
使っているチーズにも、こだわりがあるようですね。


ちょっと盛り付けを崩すと、中からベーコンやら檜原舞茸やら出てきます。
バルサミコ酢でしょうか?酸味もついてます。
ペンネは歯ごたえのあるアルデンテ。
同行者が後で、「マスター茹で時間まちがえたのかと思った」と言っていたくらいの固さなので本格的です。
私は、ふやけて味の逃げたパスタは嫌いなので大歓迎です。
やっぱり、「街の喫茶店のナポリタン」とはレベルが違うようです。(笑)


ランチコースは、これにパンと食後のカフェがつきます。

このカフェの種類がまたいろいろあります。
普通のエスプレッソだけならわかるのですが、ドッピオ?ルンゴ??マッキャート???
この時は他にお客もいなかったので、マスターに説明して頂きました(笑)


結果、“長めに抽出して薄めたやや濃いめのコーヒー“「カッフェ・ルンゴ」を頼みました。
濃いめですけど、エスプレッソ程は苦くないので、飲みやすい珈琲でした。

ランチセットが1000円ポッキリということなので予想はしていましたが、ボリューム的には少なめです。
すこし高くなっても大盛りを頼むか(出来るかどうか未確認)、最後にケーキ類を追加するか(平日もあるかどうか未確認)すると丁度良い量になりそうです。
それでも納得できるクオリティだと思います。

マスターはしっかりしたイタリアンレストランで料理していたんでしょうね。
イメージで言うと麻布とか白金とか、もっと客単価の高い街で提供される料理に思えます。


それが払沢の滝(←)の入り口で、この価格で味わえるのですからありがたいことです。


外に出ると、紅葉も終盤の檜原の山が見えました。

檜原ドライブも、このお店をランチに組込めば、グレードアップ請け合いです。



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ひのはらレストラン ヴィッラ・デルピーノvilla delpino
所在地       東京都檜原村本宿5413-1 (払沢の滝バス停より徒歩2分)

営業時間  ランチ 11:00〜17:00
ディナー18:00〜22:00(当日17:00までに要予約)
定休日   水曜&不定休(この時は木曜)
facebook   https://www.facebook.com/hinohara.delpino



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