飛行機というのは便利な乗り物なんですが、空港に辿り着くまでと、出発するまでの空港内での手続きが、何かと面倒で時間がかかります。
特に朝早い便を利用して旅行する時などは、遅刻して乗り遅れでもしたら、せっかくの休暇が台無しになるので、ヤキモキさせられますね。
そんなことを心配しているだけでもストレスになるので、我が家では空港ビル内のホテルによく前泊してしまいます。
利用するのは、羽田空港第2旅客ターミナルに直結している、『羽田エクセルホテル東急』さん。
多摩地区からは羽田空港まで、車で2時間あればたどり着きますかね。
それでも仕事が終わって、連れと合流してから向かうと、羽田到着は20時を過ぎる頃になります。
宮崎旅行の際にも利用したのですが、この時間になると最終便の搭乗手続きも既に終わっていて、ロビーは閑散としています。
私は人混みが嫌いなので、いつもは騒々しい空港の、夜のこの静かな雰囲気が何か好きですね。
ホテルの入口は、全日空便の出発ロビーがある第2ターミナル2階。
あまり目立たない入口ですね。
全日空を利用するなら、翌日ホテルを出ると直ぐに出発ロビーなので非常に快適です。
JAL便等、第一旅客ターミナル発の時は、一階に降りてターミナル間の無料連絡バスに乗ると便利。
ホテル内は、シンプルな造りながら高級感があります。
位置づけとしては、シティホテルとビジネスホテルの中間といったところなんでしょうが、ホテルスタッフの対応は丁寧で好感が持てますね。
客室には、飛行機のよく見える滑走路側の部屋と、道路側の部屋があって、当然、滑走路側の料金が高くなっています。
利便性だけを考えれば道路側の部屋で十分なんですが、今回は贅沢して滑走路側を予約してみました。
子供とか、子供みたいな大人とか(笑)も、結構喜ぶんじゃないでしょうか。
ただ、ピカチュウジャンボ等、ANAの特別塗装機が引退してしまったので、彩り的には地味な景色になってしまいましたね。
ANAさん、もっと楽しい図柄の飛行機を増やして下さい。
さて、21時近くなると売店や食堂がほとんど閉店してしまいます。
夕食を済ませていないなら、ホテルのレストラン【フライヤーズテーブル】がなんと25時まで営業していて便利。
夜遅くなると、手前のカフェスペースのみの営業となるようです。
洒落ているんですけど、ちょっとテーブルがガタつきますね。
メニューを見ると、和食・洋食・季節メニューといろいろあります。
ホテルのレストランですので仕方ないのですが、全体に価格は高め。
ただ、空港内のレストランだけあって、厳選した全国の新鮮な食材を、空輸して用意しているそうです。(確かどこかに書いてありました)
今回注文したのは、『お造り御膳』(2,900円)。
刺身に焼魚、小鉢に漬け物が付いています。
ボリュームは少なめですが、鮮度の良い、鮮やかな色をしたお造りです。
どれも美味しいお刺身です。
美味しいのですが、値段とボリュームを考えると旅行気分の時にしか注文できません。
でもまぁ旅行中ですから(笑)
下は、妻殿の注文した『ハンバーグステーキ フライドエッグ添え』(2,300円)。
こちらは、まぁまぁ普通ですかね。
空港ですから、早朝から営業してくれていることに価値があります。
このホテルに前泊すると結構お金がかかってしまって、マイルで割引航空券を購入した分が帳消しになってしまいそうです。
でもこの後、無理せずヤキモキせず、快適な旅行が始められるのですから、良しとしましょう。
もっと空港に近い所に住んでいたら、こんな苦労はしないのでしょうが、たまの旅行のために引っ越す訳にもいきませんしね。