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游水亭いさごや@山形県 湯野浜温泉〜2024夏の滞在

私が新潟県の村上市から山形県の庄内地方にかけてのエリアを気に入り、度々旅行に訪れていることにはいくつか理由がありますが、
鶴岡市の海っペリの温泉地、湯野浜温泉に旅館・・・

「游水亭いさごや」があることも、そのうちの一つ。

この旅館のどこが好きかと言うならば…

まず、かなり上質な宿でありながらも、料金を含めて「超」が付く程の高級旅館ではないこと。

贅沢しすぎたか?と、罪悪感までは感じない範囲での、得られる満足感の高さですかね。
大型すぎない規模も良い。

また、海沿いにあって、客室からの日本海の眺望が良いこと。

一度も海を眺めないで夏を終えると、なんだか寂しい気分になりますから。

さらに、新鮮な海の幸を中心に、朝も夜も料理が美味いこと、

さらにさらに、魯山人をリスペクトしていて、さすがに本物は使いませんが、の趣味が良いこと。

加えて、粒揃いの山形の地酒が揃っていて、晩酌が楽しみなこと

楯野川上喜元白露垂珠….どれもこの宿で初めて飲んだ酒です。

はたまた、時期や天候によりますが、日本海に沈む夕陽が綺麗なこと、

それに、夏の夜は目の前の砂浜からミニ花火が上がること

などなど。
何度訪れても宿泊後の満足度が高く、また泊まりに来たいと思わされる宿なのです。


しかし今回の宿泊では、人手不足が原因か?と思われるサービスの低下も見られ、がっかりさせされる場面もありました。

まず、チェックイン時のロビーラウンジでの抹茶、あるいは部屋でお茶を一杯いれてくれるサービスがなくなりました。

まず、この池に面したロビーラウンジで一服して部屋に向かうところから、宿泊への期待感が高まっていたのですが・・・

・・・カウンターで立ったまま記帳し、すぐ部屋に向かう手順になってしまいました(哀)

通常のホテルでは当たり前の手順はありますが、以前のこの宿の、日本旅館らしいオペレーションを知っていて、それに満足感をもっていた者としては落胆させられます。

ここの「水出し珈琲」も美味しいので、時間があるときにはよく注文していたのですが、「人手不足なら迷惑かも」と遠慮してしまって、今回の滞在中はラウンジには立ち寄りませんでした。

なんだかガッカリな気分です。

それと、エントランスに車を停めたあと、駐車場への車移動サービス(バレーサービス)も、廃止されたようです。

宿の前面道路が微妙にカープしていて見通しが悪いので、せめて車を出入りさせる際に誘導してくれたら有難いのですけど、なんだかなぁ。

駐車場は建物のすぐ隣にあるので、実際にはそれほどの不便はありません。
でも、荷物が多いチェックイン、アウトのときには、バレーサービスがあると有難いんですよねぇ。
このくらいの規模とランクの日本旅館では、決して珍しいサービスではないはずですが….

これは、やっぱり昨今の人手不足の問題なのでしょうか。
特別なサービスを求めるつもりはありませんが、チェックインからアウトまで、おもてなしをされている気分のまま、なんの不満も感じずに滞在できることが、私が感じるこの宿の最大の長所なんですけどね。

なんなら一人一泊千円くらい値上げしてもらっても良いのですが….えっ、その程度じゃ足りない?!
そうかぁ、残念⤵︎⤵︎


でも、食事処に関しては、終始相変わらずの満足感。
今回は三連泊したのですが、最後の夜のお造りは、ホウボウの姿造りをメインとした見た目も綺麗で豪華なものでした(喜)
これ、一つ上の宿泊プラン用のお造りなんじゃないかな?

こんなことがあったりするから、結局、また泊まりに行きたくなるんですけどね。

日本の景気が良くなったり、社会が効率化だけに価値を求めなくなったり、少子高齢化傾向が改善されたりして、また元のサービスに戻ってくれないかなぁ。
・・・あっ、なんか無理な気がしてきた(泣)


【游水亭 いさごや】
■所在地  山形県鶴岡市湯野浜1-8-7



 

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