古代より出雲の国の玉造(現在の島根県松江市内)では、出雲石とも呼ばれる碧玉や
メノウを産出し、それを勾玉や管玉に加工する工房があったそうです。
せっかく松江まで行ったのですから、自分用のお土産に、その出雲石のアイテムが
欲しくなりました。
妻殿のリクエストもあって、向かったのは松江市内の京店商店街。
観光客が喜びそうな、洒落た飲食店や土産物店が並んだ商店街です。
目指したのはその一角、カラコロ広場近くにある「めのうの店 川島」さん。
店内に入ると、ありました!
深い緑色が特徴的な、出雲産の青メノウ(出雲石)を加工した勾玉です。
昔からの産出地である玉造の花仙山では、もうほとんど碧玉やメノウは採れなくなってしまったそうです。
したがって、単なるメノウのアクセサリーとしては少々高いとは思いましたが、
今では希少な、古代人が愛した日本古来の縁起物だと考えて購入することにしました。
歴史ロマンですね。
左は店内に展示されていた採掘状況。
購入したのは、長さ3㎝程の出雲石の勾玉 21,000円。
下の石は、出雲石の原石 5,000円。(こちらは旅館の土産物売り場にあった川島さんの商品コーナーで購入)
・・・原石とセットで置くと、何かご利益が増しそうな気がしませんか?
魔除けと開運を期待しています (笑)
神話の時代に、須佐之男命が天照大神に献上し、三種の神器の一つとなったという
八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)が、この出雲石なのか、あるいは同じく出雲産
の赤メノウであったのか、はたまた新潟県糸魚川産の翡翠であるのか、私には知るすべもありませ
んが、歴史のロマンを感じます。
あんまり気に入ったので、妻殿ともども、家族へのお土産を含めていろいろ買って
しまいました。
ピンク色の紅水晶製のうさぎさんは、1,500円程。
こちらは開運と縁結びだそうで、お土産に手頃です。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
めのうの店 川島
島根県松江市末次本町76
![]() |
今では殆ど採掘不能な「出雲特産青めのう」(碧玉・碧石・出雲石)古代型勾玉(大) 価格:21,000円 |
![]() |
今では殆ど採掘不能な「出雲特産青めのう」(碧玉・碧石・出雲石)古代型勾玉(中) 価格:11,700円 |