前泊した伊香保の宿から高速に乗って約4時間。
今年もまた鮭料理と海産物、それに牛肉(村上牛)とお茶(村上茶)と日本酒と岩船米の街、新潟県村上市にやって参りました。
一地方都市に、これだけの名物食材があるなんて、実に天晴れでamazingな城下町です。
その中でも、夏、この街に来たのなら絶対に食べていきたいのが、日本海産の“天然”岩牡蠣。
これが実に美味いのです!
村上は日本海に面した町で、その市街地から山形県境までにかけては、海岸線に巨大な奇岩が連なる「笹川流れ」と呼ばれる景勝地があるのですが、
一帯の海水には、背後の朝日連峰まで続く広大な森林地帯から、清浄な伏流水が大量に流れ込んできており、その水に含まれる豊富なミネラル分によって、大きくて味わいの深い岩牡蠣が育てられるのです。
村上市中心部の町屋通りで、気軽に岩牡蠣にありつける店の一つが・・・
「海鮮一鰭(いちびれ)」さん。
隣にある鮮魚店「うおや」の直営ですから、魚の鮮度には折り紙つき。
お昼どきに伺いました。
今年は7月末に、隣の山形県内で豪雨による大水害があったので、海も荒れて岩牡蠣漁に影響がでていやしないか心配していたのですが、ちゃんとありました(喜)
よかった、良かった!
いつもながら、クリーミーで鮮烈な海の旨みが口中に広がる、素晴らしいお味です!!
はるばるやってきた甲斐がありました(喜)
岩牡蠣だけだと昼飯にはならないので、ちょっとメニュー構成が変わったメニュー表を見つつ・・・
一緒に注文したのは、「うおや塩引御前」+追加注文の醤油はらこ。
お刺身に小鉢、村上名物の塩引き鮭付いてきます。(写真の岩牡蠣は別注文)
これ、ただの塩鮭や新巻き鮭ではありません。村上名物の郷土料理、塩引き鮭です。
旨みが違うのです!
ちょっと塩っぱいけど、ご飯に合うのです!!
お刺身も、村上には岩船漁港がありますから、鮮度の悪い魚なんてありません。
去年は、鮑の刺身も追加注文したのですが、今年はお店のメニュー表にも載っていなかったし、次にもう一軒行くつもりでもあったので自重しました。
しかしまだ旅行初日だけど、もうこの夏は何も思い残すことなんてないくらいに満足してしまいました。
いや、本当に(笑)
コロナ前と比べると、体力的にに無理が効かなくなってしまった気はするけど、まだここまでドライブに来れる自分の体力と気力を祝福したい気分になるのです。
【海鮮一鰭】
■所在地 新潟県村上市大町4-5
■営業時間 11:00-15:00
■定休日 木曜日
■最寄駅 JR羽越本線 村上駅 徒歩約25分
■駐車場 4台有り(市役所裏手に観光客用駐車場もあり)