2月23日は「フジサン」の日なのだそうで、この日の宿泊は、清水の市街地越しに眺める富士山が絶景
だという静岡県の「日本平ホテル」へ。
日本平は、静岡市の清水区と駿河区の間にある眺めの良い丘陵地で、罠にかかって火に囲まれた日本武尊(やまとたけるのみこと)が、草薙の剣で草を薙ぎ払って難を逃れたという神話の地でもあります。
また、日本平から南端の久能山までローフロウェイで降りていくと、
徳川家康を祭る久能山東照宮もあります。
」
ここの宝物館には、徳川将軍家寄進の武具刀剣類が展示されていたりして、歴史好きには堪らない観光スポットになっています。
さて、日本平ホテルまでのアクセスとしては、東名道を経由して静岡ICで降り、そこから日本平パークウェイを車で駆け上って25分ほど。
多摩地域からは、約3時間弱のドライブになります。
電車でいくなら、JR静岡駅からシャトルバスも出ているようです。
ホテルは2012年に建て替えられたばかりで、新しくて綺麗。
2階のロビー階から中に入ると、一階から吹き抜けになっている巨大なガラス越しに、清水の街や駿河湾、富士山が一望・・・
のはずなんですが、残念ながらこの日は曇りがちで富士山は見えず(泣)。
部屋は、富士山側と駐車場側がありますが、オススメは値段が高くても断然、富士山側。
「日本平ツイン」と名付けられたタイプの部屋なら、
バルコニーがついているので、
いつでも気兼ねなく、時間とともに趣を変える景勝地からの眺望を楽しむことができます。
・・・昼までは、富士山も見えていたんですけどね。
眺望は素晴らしい日本平ホテルなんですが、ここのホテルの弱点は温泉がないこと。
建て替え時に、思い切りよく大浴場も無くしてしまいました。
浴室は部屋にあるもののみですから、低いグレードの部屋にあるユニットバスではなんとも貧相。
「日本平ツイン」タイプの部屋なら、浴室が独立しているので、まずまずユッタリできます。
もし富士山が見えない側の部屋に泊まったとしても、ホテル前の広大な庭に出れば・・・
同様の景色を眺められます。
キムタク主演のドラマ「華麗なる一族」のロケ地にもなっていたようです。
そのドラマは見ていないんですけどね。
「将軍池」はなくなっていました。
さて、夜も更けてきました。
夕食は、吹き抜け一階部分にある「ザ・テラス」で。
素晴らしい景色と最高の料理を同時に楽しもうというコンセプト。
一口スプーンのアミューズから始まって、
ホワイトアスパラガスのブランマンジェを富士山トラウトサーモンのマリネ。
10種類の野菜のポタージュ。
鰆のポアレ アサリと菜の花の付け合わせ。
三ケ日牛のロース 赤ワインソース。
デザート。
使用する食材は、主に地産の、彩りが良く季節感のあるもの。
「ナイフを入れてみてのお楽しみ」と言っているような、まん丸く包まれた料理など、見た目も楽しい。
富士山は見えなくても、清水の夜景を眺めながらの食事は、優雅で贅沢感のあるものになりました。
二泊目の夕食は、日本料理「富貴庵」の寿司カウンターで。
白子焼き。
鯛だったかな?
駿河湾の金目鯛。
お椀ものを挟んで、
赤身のヅケ。
清水といえばマグロですね。
ここでバーナーが登場。
太刀魚の炙り。
大トロも炙っちゃいました。
ホッキ貝とみる貝どちらが好みですか?と聞かれたので、
ホッキ貝をお願いしました。
メレンゲ状に泡立ててケーキ風に焼いた卵焼き。
エビ。
穴子。
鉄火巻き。
デザート。
満腹です。
ここの寿司は、柚子塩などで味を作ってあるので、改めて醤油につける必要がありません。
東京でこのクオリティの寿司を食べると、幾らかかるか心配になって、途中から落ち着かなくなりそうですが、この日の寿司はホテルの宿泊プランに含まれているので、安心して食べることができました(笑)。
このホテルは、フレンチも寿司もレベルが高いですねぇ。
大満足です。
まだ飲み足らなければ、アッパーラウンジへ。
手前のカクテルは、富士山をイメージした「日本平」というオリジナルカクテル。
晴れていれば夜景が綺麗なんですが、曇って何も見えませんでした(泣)。
ところで、一番肝心の富士山の眺望については、
夜は霞がかかって見えず・・・
朝日に浮かぶはずの富士も、雲に隠され・・・
最終日の朝、やっと薄雲の向こうにボンヤリ姿を見せてくれました。
何とか見えはしたので、今回は良しとします。
しかし、このホテルは温泉がないので、富士山が綺麗に見えるかどうかで満足感が大きく上下しますね。
ルームチャージが安くないので、ギャンブル的でリスキー(笑)。
数日前までは、冷え込んでいて晴天率が高かったんですけどね。
ちょうど季節の変わり目になってしまったようです。
また秋から冬にかけての晴天率の高い時期に、リベンジしたいホテルなのでした。
【日本平ホテル】にっぽんだいらほてる
▪️所在地 静岡市清水区馬走1500-2
▪️Website http://www.ndhl.jp/
▪️予約サイト 【一休】で日本平ホテルのプランを見る