中央自動車道・一宮御坂ICから車で20分。山梨県山梨市の笛吹川フルーツ公園内の丘の上に建つ
『フルーツパーク富士屋ホテル』。
日本で二番目に古い西洋式ホテル、箱根にある富士屋ホテルのチェーンですね。
妻殿も気に入っているホテルなので、またまた宿泊してきました。
今回はホテルでノンビリしようと思ったので、午後早めの時間に到着。
とは言え時間に余裕があったので、ホテルの前を通り過ぎ、さらに丘を登ってみました。
この先には「ほったらかしの湯」という日帰り温泉があるのですが、その手前に今まで見過ごしていた施設を発見。
推理小説家の横溝正史氏の自宅の一部を移築した「横溝正史館」という資料館があったので寄ってみることにしました。
世田谷区成城にあった、横溝正史が書斎として使っていた建物です。
木造平屋で縁側のある、日本人なら懐かしくて寛げる造り。
下の写真は、実際に執筆していた机。
江戸川乱歩に見出された作家さんだったんですね。
角川映画が元気だったころは、よく金田一耕助ものが映画館で上映されたり、テレビで再放送されたりしていました。
閉鎖的な地方の旧家など土俗的な世界で起きる、おどろおどろしくてセンセーショナルな事件。
「祟りじゃぁぁ〜」。
懐かしいです。
横溝作品のコアなファンの方が案内をしてくれていたので、余計に楽しめました(笑)
こちら、土日祝日のみ10時〜15時までの開館で、料金は100円。
さて、文学的な好奇心を満たした後は、ホテルに戻ってチェックイン。
この日は、広くてお高い部屋です。
窓から見る富士山は、曇りがちの天気のせいで残念ながら霞んでますね。
それでも富士山が見えさえすれば一応満足。
まだ夕食までに時間もあったので
一階の『カフェ ベラヴィスタ』でティータイムにしました。
季節のフルーツパフェが人気の店ですが、さすがにそこまでは食べきれません。
プリンセット(850円)と、ハーブティーのケーキセットを注文しました。
ケーキは数種類あるので、見て選ぶのもまた楽しい。
ここのホテルには温泉大浴場もあるので、入浴後に寛いでいたりすると夜も更けて夕食どきとなりました。
この夜景もまたいつ見ても素晴らしい。
夕食は、2階の西欧料理「ラ・コリーナ」でフレンチ。
一口アミューズ。
ホタテのグリル ホワイトアスパラガス添え。
フォアグラのソテー。
フォアグラと聞いただけで何だかテンション上がります。
地元ですから甲州ワイン。
イサキのグリル。
国産牛のグリル。
さすが焼き加減最高な赤身肉です。
フルーツを使用した月替りデザート。
彩りもきれいで、最高に満足なフレンチでした。
翌日の朝食は、再び一階の「ベラヴィスタ」で。
すっかりお気に入りの「サラダブレックファースト」。
ホテル名に相応しく、フルーツ盛り合わせ付き。
いまひとつスッキリしない天気ではありましたが、今回も居心地よく、満足感の高い滞在となりました。
多摩地域から2時間もかからない立地。
決してお手頃価格とは言えないリゾートホテルではありますが、景色や料理は飽きるようなことがないレベル。
健康である限り、また何度でも滞在したいホテルなのでした。
【フルーツパーク富士屋ホテル】
▪️所在地 山梨県山梨市江曽原1388 笛吹川フルーツ公園内
▪️Web-site http://www.fruitpark.jp/index.html
▪️じゃらん フルーツパーク富士屋ホテル