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うなぎ・天ぷら『くぼた』@福生駅東口〜ブランド鰻の「坂東太郎」

 


福生市郷土資料館で「武蔵下原刀展」を見た帰り、福生市内でランチしていくことにしました。
日本刀を見た後ですから、気分的にはやはり和食。

あらかじめ予約して向かったのは、うなぎ・天ぷらの「くぼた」さん。
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お得で美味しいランチセット目当てで、何度か通ったことのある店なのですが、本当はブランド養殖鰻の「坂東太郎」が一押しの料理店です。

ブランド養殖うなぎ 「坂東太郎」とは

店内に幟が並ぶその「うなぎ坂東太郎」とは、千葉県銚子市の養鰻会社、忠平が開発したブランド養殖うなぎのことです。
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一般的に「坂東太郎」(ばんどうたろう)といえば、日本一の流域面積を持つ利根川の異名。

その利根川は、かつては独特の味や香りと食感を持つ天然鰻の名産地でした。

今では漁獲量が減ってしまい、簡単には口に出来なくなったその天然鰻の味を再現しようと、
忠平さんでは、
1.科学物質などが排除された安全な鰻を育てるため、環境管理を徹底する。
2.自然環境に近づけた温度管理と生育個体数の制限により、ストレスを感じていない身の良質な鰻を育てる。
3.脂が乗り、旨味があるのに癖のない鰻を育てるため、白身魚をメインにブレンドしたオリジナル飼料を与える。
などの工夫をし、旨味成分であるグルタミン酸やアスパラギン酸が天然鰻の2倍もあるブランド養殖鰻を完成させました。

忠平さんの養鰻場も利根川のすぐそばです。
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ちなみにこちらの「坂東太郎」は、しなやかな柳腰を持つところは似ていますが、坂東玉三郎とは全く別のものです。

店までのアクセス

所在地は、福生市福生910番地。

最寄り駅
は、JR青梅線福生駅になります。
東口側に降りて西友の間を通り過ぎ、徒歩で7分ほど。
福生郵便局東交差点を東に曲がり、駅前の賑わいが途切れてきた頃に店が見えてきます。
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店の向かい側には広々とした駐車スペースが用意されています。
十台以上は楽に停められそうなので、車利用の時でも気軽に立ち寄れます。
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外観と店内の様子

入り口の横にはメニューボードが並べられているので、価格帯を確認してから扉を開けることができます。
この日は天然うなぎも入荷しているようですね。

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鰻はさすがに高額ですが、ランチサービスの天丼や海鮮丼などは小鉢が付いて1,080円。
相変わらずのお値打ちな価格設定となっていました。
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自動ドアを開けてエントランスに入ると、明るい良い声で「いらっしゃいませ」と迎えてくれました。
気持ちが良い対応です。
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予約してある旨を告げると、案内されたのは窓側の小上がり席。

鰻のみの専門店ではないこともあって、店内は煤けているようなこともなくて清潔感あり。
炭火で焼いているところを見られないのは、ちょっと寂しいですけどね。

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壁際に掲げられた「うなぎ坂東太郎」の幟が、この店の一押しがなんであるかを猛烈にアピールしてますね。

窓からは和風のお庭を眺められて、心寛いだ気分で食事ができます。
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メニューと料理

本日のお目当は、「坂東太郎」の鰻重。

数年来の鰻の高騰で、「いつかまた安くなったら食べてみよう」なんて思っていたのですが、一向に値下がりの兆しは見えず、逆にもっと高くなるばかり。
ワシントン条約で規制対象となる恐れもあるそうなので、食べれる時に食べておくとしましょう。

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こちらの「坂東太郎」ではない鰻(この日は宮崎産)のうな重でもきっと満足できたのでしょうけど、「坂東太郎」を扱っているお店自体が少ないので、折角なら奮発して「坂東太郎」を食べてみたいですよね。
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貼り紙を見ると、「坂東太郎」は夏の期間は予約のみとのこと。
・・・大丈夫、予約してあります。

それに時間指定で予約してあれば、通常注文して40〜60分かかるところ先に準備を始めておいてくれて、優先して焼きに入ってくれるようなので、待ち時間が短くなります。
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それでも30分くらいは待ちましたかね。
お待ちかねの「坂東太郎のうな重」(4,860円)の到着です。
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サイズの大きな鰻が、お重に入りきれなくて折り返されます!
このビジュアルは単純に嬉しいですね。
フルーツなどの小鉢も付いて、豪華な感じのお膳です。
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アップで見ると、テカテカと照りのいい鰻ですね。
縦も横も鰻が詰まっていて、ご飯が見えません(喜)
これは間違い無く贅沢なご馳走です。
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お吸い物は当然のように肝吸い。
肝が入ると別料金だなんて、ケチなことは言われません。
でもちょっと薄味すぎたかな。
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箸で切ってみると、鰻の身はそれほど肉厚ではないけれど、兎にかく脂がよくのっていてとても柔らか。
頬張ると旨味を感じながら口の中で溶けていきそうなくらいです。
それでいてくどさや臭みが無くてサッパリした味なのは、脂が良質な鰻だということでしょう。
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このサッパリとした脂の味を活かすように、タレも薄味。
気がつけば、瞬く間に完食。
成る程これが「坂東太郎」かと、頷けるお味でした。


店を後にする際に、
「お待たせしてしまって申し訳ありませんでした」と、声をかけてくれました。
鰻屋に来たんですから30分程度の事は全然気にしてなかったのですが、予約客にはもう少し早く料理を出すつもりだったようです。
そんな風に厨房から客席の方を気にしながら調理していたのかなと思うと、また気分良く感じました。

今度来たら、「坂東太郎のうな重」と「うな重」をシェアして食べ比べてみたいですね。それに、今回ランチとしては贅沢したので我慢しましたが、肝焼きも食べてみたかったかな。

そのへんの楽しみは、また次回に持ち越します。


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