花小金井の「メンデザイン」や田無の「油そば5坪」で食べてから、何十年か遅れてのマイブームとなりつつある「油そば」。
ではいよいよ油そば発祥の地であり、激戦区でもある武蔵野地区へと乗り込みました。
向かったのは、東小金井駅北口から徒歩15分、
法政大学小金井キャンパスの少し北にある「一平ソバ」さん。
他にもこの近所には、元祖と言われている「珍珍亭」や、駅前すぐの「宝華」など、人気が高い油そばの店があります。
その中でこちらの「一平ソバ」さんは、広い道に面していて……
駐車場が店の裏手に10台分くらいあるという、まぁ、要するに車の便が良かったので「まずは来て見た」って具合です。
ランチにしては遅くなってしまった時間に店内に入っていくと、ちょうど学生達が店を出る頃合いだったようで、席が空いて来ました。
食券を買って店員に渡すと、中央の大テーブルに案内されました。
他にもテーブル席は空いていましたが、一人客は大テーブルに案内するルールのようです。
テーブル上には、「お酢」に「辣油」に「ソバのたれ」、「紅生姜」に「マヨネーズ」?
調味料が各種多彩に揃えられていますが、中央の丸い毛糸玉みたいなのは何なのかな??
注文したのはオーソドックスに「一平ソバ(並)」(570円)
学生客が多い立地だけあって、お値段も抑え気味な良心設定。
チャーシュー、シナチク、ナルト、刻みネギがトッピングされています。
チャーシューは一枚だけですが、厚みも大きさもシッカリしたもの。
麺は中太麺。
最初からネットリした油ダレがしっかり絡めてあります。
食べて見ると、柔らか目の麺はモッチリしていて確かに美味しいのですが、油ダレは万人受けしそうではあるけれど、なんだかコクが足りないというか、深みがないというか、もっと特徴的なものが欲しいというか・・・。
このくらいの味付けの方がヘルシーかもしれないけどなぁ・・・などと思いながらも、ズルズルと完食してしまいました。
食べ終わってから、
「あぁ、そうか! 味付けを薄めにしてあるから、たくさんある調味料で好きな味に整えてくれってことか!!」
と、お店の意図に気づきました。
我ながら、気づくの遅いよ(笑)
でも、油そば発祥エリアにあって名の知られたお店なんだから、
最初から「油そばならこの味付けが一番だ!!!」という味を、店の方から提示して欲しかったかなぁ。
好みが多様な学生達に、飽きずに長く通ってもらうには良い方法かもしれませんけどね。
学生の間では多分常識なのでしょうけど、初めてこの店に行く方は、テーブル上のタレや辣油を追加投入して好きな味に整えることを忘れずに。
そうそう、ランチではそんなには食べきれないので試していませんが、チャーハンや餃子も旨いそうです。
【一平ソバ】
■所在地 東京都小金井市梶野町3-17-12
■営業時間 11:00~21:00(L.O.)
■定休日 なし
■最寄駅 JR中央線東小金井駅 徒歩15分
■駐車場 あり