京王線府中駅から北東方向、甲州街道の一本北側の細い通り沿いにある
手打ち蕎麦 蕎藤 (きょうどう)さん。
平日ランチの時間に寄ってみました。
店の駐車場は、西隣に3区画(6.7.8番)用意されています。
小さなお店なので3台分あれば十分だと思いますが、万が一満車でもすぐ横にコインパーキングもあるので心配は不要。
店先にメニューが置いてありますが、ここのお蕎麦のレギュラーメニューは、かけそば以外は千円オーバー。
正直少々お高めな価格設定となっております。
しかし平日には丼とセットになったランチメニューがあって、「天丼定食」が1,200円に「あさり丼定食」が1,100円。
これならボリューム感があって空腹を満たせそうだし、何よりとっても美味しそう。
写真付きのボードが目を引きますね。
12時ちょうどに店内に入ると、先客はなく一番乗り。
ご夫婦で切り盛りしている様子で、花番役の奥様に座り心地の良い椅子が並ぶカウンター席を案内されました。
玄関の扉もそうでしたが、古民家の建具を随所に再利用したような民芸調の設は、なかなか趣味が良くって、座っていると気分が落ち着いてきますね。
2種類あったランチ定食から、どうにも美味しそうに見えた「あさり丼定食」(1,100円)を選択。
程なく用意された蕎麦は、ツヤツヤと光るエッジの立ったやや幅広の細打ち麺。
香りや風味は、手打ち蕎麦専門店の中での平均的なレベルだと思いますが、キリッと冷水で締められた蕎麦は腰があって喉越し良好。
蕎麦つゆの辛さ加減も私の好みだし、出汁に独特のコクや風味が出ていて美味しくお蕎麦を頂けます。(何の出汁かな?)
一方のあさり丼が、これがまた期待した以上のもので大層美味しい。
旬の終わりのアサリの身はぷっくらとしていてまだまだ旨味が濃く、量もたっぷり。
煮汁が汁ダク状態にご飯に染み込んでいて、お得なランチとは思えないほどの美味しさです(喜)
アサリは炊き込みご飯にするより、煮アサリの丼にした方が断然美味しいんだなぁ…などと、軽く感動!
締めの蕎麦湯は、蕎麦粉を溶き足してない透明なもの。
ここの蕎麦つゆは風味が効いているから、蕎麦湯はこんなあっさり系が合うかもしれません。
ご馳走さま、大変満足いたしました。
蕎藤さんは住宅街の裏通り沿いにある小さなお店なので目立たず、店内も静か。
日常のランチとするにはやや予算オーバー的な価格設定のお店ですが、少人数で静かにゆっくり食事をしたい時には最適なお店なのです。
【蕎藤】(きょうどう)
■所在地 東京都府中市緑町1-18-2
■営業時間 11:30~14:30、17:00~21:00
■定休日 水曜日、第3火曜
■最寄駅 京王線府中駅 北口下車徒歩10分
■駐車場 有り