【2019 閉店。茨城の実家のお店を継ぐらしい】
所用で西武線小平駅周辺を通りがかっていた平日の13時過ぎ、昼飯をとることにしました。
小平駅周辺は、小平霊園が近く、お彼岸の時期などには人が混み合いますが、普段は商業的にはパッとしないエリア。
好きだった焼肉屋も洋食屋も小さなケーキ屋さんも撤退してしましました。
モスバーガーはチェーン店なので置いておくとして、他にめぼしい店は自家焙煎珈琲店と満席で入れない事の多い小さな蕎麦屋くらいか。
幸い、今日はもう13時を過ぎている・・・
それなら混んではいないだろうと、久しぶりに北口の都道沿いにある小さな蕎麦店に向かいました。
『手打そば 吟』さんです。
◎アクセス
場所は小平市美園町2丁目。
最寄り駅である西武新宿線小平駅からは、北口側に降りて徒歩5分です。
駐車場はなさそうです。
以前は契約駐車場が2台分用意されていたのですが、店頭にも案内がないので、なくなってしまったようです。
まぁ車で来た時には、周辺にあるコインパーキングを利用すればよいだけですが。
◎外観
飛び飛びに小さな商店の並ぶ、都道沿いの商店街の一角。
アパートの一階部分にある店舗です。
格子戸に暖簾がかかっています。
外側の戸の内側には坪庭風に敷石が敷いてあり、中側の戸を開けると店内となります。
趣味の良い小料理屋といった佇まいです。
◎店内の様子
とても小さなお店です。
4人掛けのテーブルが二つ、二人掛けのテーブルが二つの合計12席しかありません。
板場は見えず、フロアには花番さんが一人。
この日は昼食の時間を外したので、狙い通り先客もなく、すんなり席に着く事ができました。
開店してから10年は経っていないはずで、清潔感があってシンプル店内。
壁には控えめに季節メニューなどが貼ってある他は、生け花と額が飾ってある程度。
上品で好ましい雰囲気です。
◎メニュー
メニューを見ると、冷たい蕎麦と温かい蕎麦、季節限定蕎麦がありました。
以前来た時には「天せいろ」もあったと思うのですが、メニューに見当たりません。
メニューの種類を減らしているのでしょうか。
豆腐の載った「霙そば」も魅力的でしたが、まだ外は寒いので「牡蠣そば」を注文してみました。
◎料理
こちらが、季節限定『牡蠣そぱ』(たしか1,200円?忘れました)
ワンセット、お盆に載せられてやってきました。
丼いっぱいに牡蠣が見えて、食欲をそそられる外観です。
出し汁は、片栗粉でトロミがついています。
薄く衣をつけて揚げた牡蠣が五つ。大きめで肉厚。
プリプリして、おいしい牡蠣でした。
蕎麦はかなりの細切り。
しっかりした技術のたまものでしょうか。
とろみの付いた出汁が良く絡みます。
丼が小さく見えたのですが、蕎麦の量はしっかりあるので、十分、満腹になります。
ごちそうさまでした。
◎感想・まとめ
板場の様子は見えないのですが、店主と花番さんの二人で店を切り盛りしているようです。
その体制だと、この店の規模で限界なのでしょう。
店主は常陸蕎麦の名店の御曹司だそうですが、店内にそれとわかる情報は印されていません。
なぜ、小平に店を出したんでしょうね。
何にしても小平駅周辺には、ひとに自慢できるような店が少ないので有り難い事です。
完成度の高い蕎麦料理を提供する店です。
開店して暫くは、しばしばランチに伺っていたのですが、そのうち昼時に行っても混んで席に着けないことが続き、足が遠のいていました。
久しぶりの訪問です。
一時的なものでしょうか?メニューに「天せいろ」が見当たらないのも残念ですし、一品料理も含めてメニューの種類が減ったような気がします。
契約駐車場がなくなったのも残念と言えば残念。
酒と酒肴と蕎麦の趣味の小店を目指しているのでしょうか。
予約制で、15:00から酒・酒肴・蕎麦がセットのの蕎麦会(一人5,000円)をやっているようです。
それでもなんでも美味しい蕎麦が食べられるので、また混雑しそうな時間を外して訪問するつもりです。
手打そば 吟
小平市美園町2-9-7
営業時間 平日 12:00~14:30 18:00~21:00
土日祝 11:30~15:00 18:00~21:00
定休日 月曜日 不定休
駐車場 たぶん無し