8月最後の週末。
酷暑から逃れるべく、栃木県は日光へと向かいました。
取れた休暇期間中は渋滞なんかに邪魔されずに楽しみたいので、仕事が片付いた夜から、車で多摩エリアを脱出しました。
まず泊まったのは、関越道方面の伊香保温泉「ホテル天坊」さん。
一泊朝食付きのプランを用意してくれているので、22時と遅めの到着となっても受け入れてくれます。
到着が夜遅くなるのなら普通のビジネスホテルに泊まれば良いのでしょうが、このホテルなら温泉大浴場に入れますから、体も休まるし、リッチな行楽気分にも浸れます。
金曜の夜だと、お風呂も混み合うことも少なく、ゆったりできます。
関越自動車道の渋川伊香保インターから20分程、移動に時間がかかりますが、さすがは伊香保温泉。
良いお湯でした。
【ホテル天坊 じゃらんで予約】
翌朝は、関越道に戻ってさらに北上、沼田インターチェンジから国道120号線(金精道路)を東に向かい、金精峠を超えて北から奥日光へ。
冬期は閉鎖されるこの国道120号線は、ドライブには快適な二車線道路です。
また、“とうもろこし街道”とも呼ばれているようで、「なんでこんなに沢山あるんだ?」という位、沿道にトウモロコシの売店が並んでいます。
つい、一袋買ってしまいましたが。
今回は立ち寄りませんでしたが、沿道には吹割の滝や白根山ロープウェイ、丸沼・菅沼の湖沼群、白根魚苑等の観光スポットが点在しているので、またドライブに来ても良さそうな道です。
さて、金精峠を越えた後は、湯ノ湖を通り過ぎて、久しぶりに竜頭の滝を眺めたり、
中禅寺金谷ホテルのすぐ下にある、中禅寺湖畔ボートハウスで休憩したり。
この旧ボートハウスは、今となっては湖に張り出したテラスがあるだけという無人の施設なのですが、これがなかなか良い。
協力金を100円程度払えば、ゆっくり中禅寺湖を眺めて休憩できるというスポットです。
中禅寺金谷ホテルに二泊くらいして、昼間はここで本でも読みながらグダグダすごしたりしたら、良い休日になりそうだな・・・なんて妄想をしてしまいました。
次は、定番の中禅寺湖遊覧船で湖を一周。
こちらも空いていて快適。
通り雨の後に、男体山の麓にうっすらと虹が架かりました。
昔の修験者も、季節毎のこんな景色の中に神性を見いだしていたのでしょうか。
美しい景色です。
この後は夕立となり、華厳の滝は諦めて駐車場に戻ったのですが・・・
私の車の方から、何と猿の親子連れが二組やってきます。
小猿は可愛いのですが、親猿は凶暴だと聞くので、しばらく遠目に見つめ合った後、斜めにチラチラ眺めながら、お互い興味なさそうな振りをしてすれ違ってきました。(笑)
ニュース等で見聞きしていましたが、本当に町中に出没しているんですね。
この日は、いろは坂を下り、日光東照宮から徒歩圏にあって便利な「花衣の館 日光千姫物語」に宿泊。
そこかしこに一輪挿しの花が飾られている、スタッフの丁寧な対応が印象的なホテルでした。
翌日は久々に日光東照宮を参拝したのですが、日光も麓は結構暑い。
日光周辺も一時期、客足が減ってしまったとの話を聞いていたのですが、この暑いなか公営駐車場は満車だし、人出もそこそこありました。
いゃ、繁盛しているのは喜ばしいことなのですが、個人的には閑散とした日光東照宮を独り占めするように廻ってみたかったので残念です(笑)
さらに残念なことに、陽明門が修復工事中。リサーチ不足でした。
それでも、三猿さんや眠り猫さんにはご対面できましたので、良しとしましょう。
唐門は陽明門に劣らず絢爛豪華だし、境内はどこも風情があるし。
このあとは、輪王寺の庭園を眺めたり、神橋を渡ったりした程度で、暑さバテする前にホテルにもどってウダウダ休んでました。
全体に楽しめたドライブでしたが、暑さを避けるだけなら、麓よりもいろは坂の上、中禅寺湖畔の奥日光方面にいたほうがよさそうですね。
来年以降の旅行の参考にするとしましょうかね。