<契約終了につき閉店>
世間で茶化されるほど悪くなかったですけどね。残念。
宮崎の『シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート』に泊まった際に利用したレストランです。
最上階の42階にあるイタリアンレストラン『タツヤカワゴエ・ミヤザキ』。
場所から考えると、このホテルのメインレストランですね。
この規模のホテルのメインレストランが、“イタリアン”というのも寂しい気はしますが。
川越達也シェフのことは、突然テレビに出て来て有名になった・・・くらいの認識しかありません。
ただ、彼は宮崎県の出身なんですね。
「錦を飾った故郷でいい加減な料理は出すまい」という期待と、
ホテル内のレストラン全体をプロデュースしている統括料理長は他にいるようなので、
「ハチャメチャな料理もだすまい」
という信頼感から予約を入れてみました。
まぁ、本音は旅行中なので、話題の人物の料理でも食べて楽しんでみようかという野次馬的気分ですね。
ディナーは二部制になっていました。
10日ほど前に予約しておいたのですが、三連休ということもあり、予約がとれたのは20:30スタートの席。
ちょっと、中途半端な時間ですね。
正直に言うと「本当にそんなに混んでるのかいな?」と思いましたが、人気のようです。
店の内装はホテル内らしく上品・シンプルで、かつ高級感もあって好ましいものです。
最上階なので、ランチなら海を見渡す絶景なんでしょうけど、宮崎の夜ですので外はほとんど真っ暗。
料理に専念することにします。
注文したのは、一番安い5,000円のコース。
時間も遅いので、あまり多くは食べれません。
パンは美味しいものした。
食べきっても、お替わりが要るか聞かれなかったのは残念でしたが。
カルパッチョみたいなものですね。
彩りもあるし、魚の鮮度も良くて美味しい。
・・・和風ですね。
鴨雑炊です。
美味しいですよ。量は少ないですけど。
ポン酢の味づけ。
美味しいですけど、家でも作れるかな。
リゾットの次にパスタがくるのは、珍しい取り合わせですね。
イタリア本国では大食漢が多くて、こんな順番で炭水化物を食べるのでしょうか?
こちらは、ホテルのレストランの正統派肉料理らしい、熟成された赤身肉。
文句ありません。
美味しいです。
最後は「デザート」。
シンプルですね。
でも腹加減からは、これで十分な量です。
最後の最後に、これ、洒落た飾りかと思ったら食べられるんですね。
周りの席でも食べていたので、ポリポリ食べてしまいました。
ビジュアル的に面白いので、旅の思い出の一つになります。
ごちそうさま。
ホテルのディナーとしては安価な5,000円のコースですので、あまり高望みするつもりはありません。
リゾットとパスタあたりが、川越シェフの個性なんでしょう。
印象としては、
「冷蔵庫にあったものを使って、ザッとこんな料理を作ってくれる友人がいたら素敵だろうな」
という感じ。
最近カロリー制限してますし、魚料理や肉料理も美味しかったし、食事として不満はありません。
でも、何か感動するものまではなかったかな。
でもまぁ、5,000円のコースに、これ以上注文つけるぺきではないでしょうが。
当然、川越シェフが宮崎のこの店に毎日いるはずはありませんが、
たまにはイベントで来店するようです。
頑張ってますね。
フロアスタッフは、ホテルのそれらしく物腰も丁寧で好感が持てます。
あまり期待しすぎずに、気軽に食べにきたなら満足できる店だと思います。
タツヤカワゴエ・ミヤザキ
所在地 シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート42階
H.P. http://www.tatsuya-kawagoe.com/