所用で東村山市の東方を移動中に昼飯どきとなりました。
近所に福井名物のソースカツ丼を、多摩地域に居ながらにして味わえる店があると聞き、行ってみる事にしました。
東村山市青葉町の、そば処 『滝乃家』さんです。
ソースカツ丼と言えば、会津若松や長野県駒ヶ根市の御当地グルメとなっていますが、福井のソースカツ丼も有名ですよね。
でも、どんな味のものなのか気になってはいても、ソースカツ丼を食べに行くには福井県は遠すぎます。
実際に福井県に行く機会があったとしても、福井には『越前かに』や「焼き鯖」、「若狭ぐじ」に「若狭ふぐ」、「口細青鰻」等々、他にも食べたいものが沢山あるので、『ソースカツ丼』まで順番がまわってくるか甚だ疑問です。
そう考えると、近所で福井のソースカツ丼を食べる事が出来るなら、こんな有り難い話はないでしょう。
アクセス
店の所在地は、東村山市青葉町。
なんとなく狭苦しい都道沿いにあります。
車で行くなら、延伸工事中の新所沢街道を所沢方面に向かい、今はまだ丁字路になっている「多摩北部医療センター西交差点」を左折した先になります。
「青葉二丁目交差点」よりは手前で、道の反対側にはスーパー「あまいけ」があります。
駐車場は、店の向かって左側のスペースに2台分。
最寄り駅は、西武新宿線東村山駅か久米川駅になりますが、歩くと2km程度あるので少々遠いですね。
外観と店内の様子
店の前の道は、歩道がない割には交通量の多い都道で、ちょっと歩きづらい。
向かって左側のスペースが、店の駐車場になっています。
ご主人が福井県出身なんでしょうか。
「ふる里 福井名物」ソースカツ丼と掲げられています。
ソースカツ丼は、“福井が日本一”とフジテレビが折り紙を付けたとのこと。
どうやら「ほこ×たて」と言うテレビ番組で、福井が会津と対決して勝利したようです。
私は見ていない番組ですが。
店内に入ると、四人掛けのテーブルが並んでいます。
ご夫婦で経営している小さな店ですね。
外観から想像される通りの、典型的な個人経営の日本蕎麦屋的な内装。
外からは中の様子が見えないので、初めて入店する時には少々躊躇しますが、一度中に入ってしまえば落ち着く感じの店です。
メニューと料理
定食や、蕎麦とのセットものもあるし、
店の規模から考えると、結構多彩なラインナップです。
それでも、今日は最初からお目当ての
『ソースカツ丼』(780円)を注文しました。
おぉ! これが福井のソースカツ丼ですか。
薄切り肉のカツが、大小取り混ぜて3 枚。
冷や奴と味噌汁付き。
サラッとしたウスターソースのようなタレが、廻し掛けされています。
薄切り肉のカツを持ち上げると、ご飯の上に千切りキャベツが敷いてありますね。
食べてみると、サクサクとした食感。
固かったり筋があったりすることのない肉質で、脂身は少ないのに適度にジューシー。
これは美味しいですね。
ご飯やキャペツにもウスターソースを掛けて味をつけているので、食が進みます。
ボリュームもしっかりあって、私には胸焼けしないギリギリくらいの量。
卵とじのカツ丼より、“昼から食べ過ぎた感”がなくてヘルシーかも。
キャベツが口をサッパリさせてくれて、全体のバランスが良い取り合わせだと思います。
ごちそうさまでした。
また食べに来ようと思わせる味でした。
ただ、家に帰って調べてみると・・・
福井のソースカツ丼は、ご飯の上に千切りキャベツは載せていないそうです。
そうすると、ここソースカツ丼は、福井ベースの北多摩アレンジなソースカツ丼ですかね。
いゃ、キャベツはあったほうが絶対美味しいと思うので、何の文句もありません(笑)
そば処【滝乃家】(たきのや)
所在地 東京都東村山市青葉町2-1-3
営業時間 11:30~15:00、17:00~20:00
定休日 水曜日
駐車場 1台か2台分あり(ちょっと狭い)
一時期、出前のみとなっていましたが、復活したようです。