(駅中へ移転)
昔からJR中央線の駅の中では、駅前に何もなく、埋没感でいっぱいだった東小金井駅。
線路が高架化されたのに伴い、駅前の開発もようやく動きだしてきたようです。
そんな東小金井駅の北口に、人気急上昇中のラーメン屋があると聞いたのでやってきました。
駅から徒歩3分ほどの「くじら食堂」さんです。
住所は、小金井市梶野町5丁目。
JR中央線東小金井駅からは、北口を降りて、ロータリー横の路地を東に入ってすぐの所。
駅至近で便利な立地。
残念ながら駐車場はないので、車で行くなら近隣のコインパーキングを利用することになります。
雑居ビルの一階にある店舗なのですが、目立たなくて分かりづらいですね。
よく見ると、暖簾に「くじら食堂」と書いてあるし、
小さな看板が出ていたりするのですけど、
わざとやっているのか?と思うくらい、目立ちません。
前評判を聞いていなければ、まず入ろうとは思わない店の外観ですね(笑)。
到着したのは、平日の18時過ぎ。
夜の営業時間の開始直後です。
外から汗をかいたガラス越しに店内を伺うと、まだ空席があるようなので店の中へ。
10席弱あるばかりのL字カウンターの一角に座ることができました。
しかし、すぐあとには満席になり、席待ちの行列が出来始めました。
人気店ですねぇ。
醤油ラーメン系と塩ラーメン系があるようです。
他にも、「つけめん」と「あぶらそば」があるはず。
最初に券売機で食券を購入するのですが、あれは後ろに人がいなくても何故だか早く選ばないといけない気にさせられます。
よく考えずに、咄嗟に目に付いた【塩ちゃーしゅー麺】を購入。
食券を渡すと、今度は麺の量をどうするか聞かれました。
料金は同じで、150g 200g 250gから選べます。
何となくお得感があり。
でも、普段は150gで十分なのですが、それだと損した気になるので200gでお願いしました。
我ながら貧乏性ですね。
さて、注文してからボンヤリ調理場を眺めていると、茹でる前に麺に手揉みでウェーブをかけていました。
こだわりをもって手間をかけているのでしょう。
反面、仕事が丁寧なためか、ラーメン屋にしては調理に時間がかかっている気はします。
ただ、二人とも接客態度は誠実で感じの良いものでしたので、嫌な気分にはなりませんね。
そして、やってきました。
【塩ちゃーしゅー麺】(920円)。
ロースとバラの2種類のチャーシューが載っています。
柔らかい脂の旨みが好みか?、しっかりした肉の旨みが好みか?
どちらも美味いです。
特にちゃーしゅー麺の場合は、2種類あると味に変化がでて、食べていて飽きがこないのでgoodです。
薄っすら油の浮いた澄んだ色のスープは、塩が突出することもなく、むしろ魚介の出汁の味のほうが優勢な飲みやすいもの。
胃腸にやさしくて、私の好みの味のスープです。
麺は、手揉みの平打ち縮れ麺。
もちもちと弾力があって、これが食べると小麦粉の旨味を感じる麺で絶品!
麺の味を隠さないアッサリ味スープが、縮れ麺に絡んできて、大変美味しゅうございます。
一部の佐野ラーメンに近い味ですかね?
なんのかんの言っても、私にとってはスープのパンチより、麺の旨味を感じるラーメンのほうが好みのようです。
これは人気がでるのも納得です。
ごちそうさまでした。
人によっては、スープが単調で物足りないラーメンと感じるかもしれません。
でも、私はこんな味のラーメン店が、もっと沢山できて欲しいですね。
しかし、また食べたいと思う反面、行列が嫌いな私としては、開店直後に行っても
「列に並ぶかもしれない」と思うだけで足が遠のいてしまいそうです。
競合店が増えるか、人気が一巡するかして、もう少し客が減ったら良いのになぁ・・・
等と、不謹慎なことを考えてしまうラーメン店なのでした。
【くじら食堂】
▪️所在地 東京都小金井市梶野町5-1-19
▪️営業時間 [月〜金]18:00〜翌1:00(麺orスープ売り切れ次第終了)
[土] 11:30〜14:30
▪️定休日 日曜日
▪️駐車場 なし