「旨い味噌ラーメンがある」と友人に誘われて、西多摩郡は瑞穂町にある
『麺や しむら』さんに行ってきました。
壁に味噌樽が埋め込まれていて、なかなかファニーな外観です。
場所は、東京都瑞穂町内の工業団地に隣接する住宅地の一角です。
国道16号の西、青梅街道の南側・・・口で説明するのも難しい。
最寄り駅は・・・ないですね。私も車で行きました。
駐車場は、道路を向かい側に3台分あります。
店は、道路の植栽に隠れるように建っているので目立ちません。
店側でも木を植えているので、尚更目立ちません。でも、ちょっとワイルドな良い雰囲気を醸し出しています。
入り口横のワイルドな看板で、味噌ラーメンに拘り続けた歴史と情熱を猛アピール。
なんと50年以上だそうです。
以前は、立川(だったかな)で店を出していたとのこと。
店内は、カウンターと4人掛けのテーブルが一つあります。
こじんまりとした店舗で、個人営業のラーメン店としては一般的な規模と言えるでしょう。
店内に入ると、店の外観どおり、ちょっとワイルドな風体のオヤジさんが餃子の皮を捏ねていました。皮から手作りなんですね。
壁を見ると「味噌らーめん」の他にも「塩らーめん」や「醤油らーめん」があるようなので・・・
迷っていると、ワイルドな風体のオヤジさんが、
「うちは味噌らーめん屋だよ」と声を掛けてきます。
いや、それならメニューを絞れば良いのに・・・(笑)と思いつつ、最初からそのつもりでしたので、
「昔の味噌らーめん」(650円)を注文。
出て来たのが、上の写真。
盛りつけは、自慢のチャーシューが一枚、ど真ん中にドンと載って、やっぱリちょっとワイルド。
正統派味噌らーめんのイメージどおり、茹で野菜がスープに浸かっています。健康的なトッピング。
自慢のチャーシューは、厚めに切られていています。
軟らかい食感で美味しいです。
麺は・・・こだわった手打ちという感じでもなく、普通ですね。
そう言えば、店内にも「麺」への「こだわり」は掲示されていませんでしたね。
スープについては、話してみると結構気さくなオヤジさんから、
「うちは、スバイスやフルーツ等をつけ込んだ自家製味噌をブレンドしてスープに使っている。昔は当たり前だったが、今のラーメン屋はここまでこだわっている店は少ないだろう。」との説明がありました。
「これが本当の“手前味噌”」かと、語源通りの味自慢にやや感動したりして。
こういう手間をかけた「こだわり」は、いいですね。支持します。
飲んでみると、「味噌が濃い」という第一印象ですが、「塩っぱい」とか「辛い」という感じではない。また、今風のラーメンのように脂の旨味が強くでていないので、「何か物足りないかな」という感じもする。
でも、味噌の味だけで勝負しているので、クドくなくて飲み飽きない。胃も、もたれないので「また来ようかな」という気にもさせられる。
オヤジさんも、「うちのラーメンは一度目より、二度目、三度目に食べたときに旨いと感じる」と、これまた“手前味噌”してましたけど、納得です。きっとそう思うでしょう。
壁に貼られた、常連さんのポイントカード。
今はやっていないのかな?
昔ながらの味噌らーめんを守って、リピーターがついてくれる味作りを目指しているようです。
私のワイルドではない胃腸も、「また来てもいいぜ」と言っておりました。
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麺や しむら
東京都西多摩郡瑞穂町長岡1-36-15
営業時間 AM11:00~PM3:00
PM5:30~PM9:00
定休日 日曜