西武新宿線久米川駅の駅前、東村山市栄町周辺は、この鉄道の沿線にしては珍しく、良さげな飲食店の集まるエリア。
ただ、このような繁華街に車で行くとなると、駐車料金が高かったり、空いている駐車場が少なかったりと、何かと厄介。
ところがネットで調べてみると、駅前から少し離れれば、夜は1時間100円程度の料金で停められる広めの駐車場があるとわかりました。
それならばと、平日の夜、ドライブがてら夕食をとりに出掛けてみました。
向かった先は、久米川駅の南口側にある、石臼挽手打蕎麦『蕎心庵』さん。
シンプルモダンな、洒落た外観の蕎麦屋さんです。
暖簾をくぐって中に入ると、すぐに花番さんが迎えてくれました。
店内には、4人用のテーブルが3つに、二人用のテーブルが一つ。
外観からは大きな店のように想像しましたが、、意外にこじんまりしたお店です。
この日は、花番さんと厨房のご亭主の2名態勢で切盛りしていました。
奥の方の席には、仕事帰りらしき4人組が、ご機嫌で一杯やっています。
つまみ類も充実しているようなので、一杯飲んで〆で蕎麦、なんて使い方が似合う店です。
入れ替わりはありますが、常に2卓はテーブルに空きがあったので、追い立てるような気分にはならず、落ち着きのよい混み具合。
メニューを見ると、冷たい蕎麦と、温かい蕎麦のレギュラーメニューの他に
季節限定メニューも用意されています。
これなら、季節毎に新メニューを食べにくるのも楽しそう。
ここのところ鴨肉を2軒連続で食べていますが、食べ比べ気分でまたまた注文してみたのは、
季節限定メニューの『そばと合鴨丼セット』(1,680円)。
鴨が葱背負ったドンブリと、
冷たいせいろ蕎麦に、小鉢、お新香が付いたセットメニューです。
合鴨丼は、甘辛く味付けした鴨肉と焼き葱が、ご飯に合います。
蕎麦は、自家製粉の手打ちのようで、噛みごたえのあるシッカリした食感が印象的。
蕎麦汁には、特に尖った特徴は感じません。
また新そばの幟が店の外に掲げてあったのですが、店内に何処産の蕎麦粉だともアピールはしていません。
目に入らなかっただけかな?
まぁ、元々産地を言い当てられる(ような舌は持っていません。
喉越しが良いし風味もある、しっかりとしたお蕎麦で、美味しいと感じました。
それなのに何故か?某巨大グルメサイト上の評価は、あまり高くないんですよね。
T屋よりも美味しいと思うけどなぁ。
(価格も若干高いですけど)
花番さんは、蕎麦湯も見計らって持って来てくれるし、替えのお茶もタイミング良く注いでくれます。
席待ちの行列ができるような混み具合ではなかったし、ノンビリ落ち着いて食事できました。
小さいながらまたお邪魔しようかなと思える、居心地の良い店です。
石臼挽手打蕎麦 【蕎心庵】きょうしんあん
◇所在地 東京都東村山市栄町2-19-34 川島ビル1F
◇最寄駅 西武新宿線久米川駅 徒歩3分
◇営業時間 11:00~15:00 17:00~22:00
◇定休日 火曜日
◇駐車場 なし(周辺にコインパーキングあり)