家族全員のワクチン摂取が終わらないと、外食するのも躊躇させられる昨今。
それなら普段より贅沢な食材を手に入れて、プチリッチな気分で家メシを楽しんでやろうと、調達に向かったのは所沢市内の国道463号線沿いにある「たかはしたまご」小手指店さん。
日高市内に養鶏場を持ち、しばらく前までは「どっちの料理ショー」などのテレビ番組でもよく紹介されていた、卵の味には絶対の自信を持つたかはしたまごさんの直売支店で、自称(笑)“世界一のたまご”を購入することができます。
🌀アクセス
たかはしたまご小手指店の所在地は、埼玉県所沢市東狭山丘4丁目。
片側1車線の方の国道463号線沿いにあって、角上魚類小手指店のちょっと西側にあります。
ここの通り沿いは郊外型の大型店舗が多くて、いつも渋滞しているのが難点ですけどね。
駐車場は、ラーメンあじとらと業務スーパーの広い駐車場と共用となっているので駐車は楽々。
最寄駅は西武池袋線の狭山ヶ丘駅になりますが、駅から歩くと15分位かかりますので、多摩エリアからなら車で行くのが断然便利な立地です。
🌀外観と店内の様子
店舗は「あじとら」の駐車スペースの南隣、フェンスをはさんだ向こう側にある黄色い看板のプレハブのような小さな建物。
大きな看板もなく、国道からは目立たたないので、知らないと気も付かずに通り過ぎそう。
あまり高級なたまごを売っているお店には見えません。
店舗の南側にも駐車場があるのですが、店専用の駐車スペースは2(3?)台分しかないようです。
その2台分がどこなのか??なので、むしろ北側の共用駐車スペースに駐めた方がよさそう。
店内に入ると、中には店員さんが一名。
ここはイートインスペースなどはない、純粋な販売店となっいます。
ショーケースには、お目当ての卵とともに、カステラやバウムクーヘンも並んでいました。
でも今日のお目当ては、あくまで生たまご。
たかはしたまごでは餌、水、飼育環境にとことん拘って飼育した、純国産品種の鶏から生まれた最高品質の卵を生産販売しています。
その銘柄は、コストと品質のバランスをとった「金印たまご」と、
コスト度外視で生産した(笑)「萌味(めぐみ)たまご」の2種類。
お値段は、「金印たまご」が10個入りが1,000円。
最高級の「萌味たまご」が同じく10個入りで1,900円。
廉価版の「金印」でも、スーバーで売っている卵の約5倍、「萌味」はなんと10倍のお値段となっています。
ここのところ遠出を自粛していたこともあって、日高市にある本店には暫く行っていませんでしたが、かなり値上げをしていますね。
飼料となる小麦粉などが世界的に高騰していると聞いていますので、これは致し方のないところでしょう。
私的には、値上げしてでも、この卵を生産し続けてくれることを強く願っています。
久しぶりでもあったので、店員さんにどちらの卵がオススメか聞いてみると、流石に「萌味」は高すぎるという思いがあるようで、「金印」を推すとのこと。
「金印」でも、他の市販の卵との味の違いが実感できるはずだそうです。
まぁ、多摩エリアと接する所沢市内にあり、日高市の本店と比べると断然便利な立地であるものの、「近所」とまでは言い難いここまで来たのですから、最初から両方とも買って帰る気満々ではあるんですけどね。
「食べ比べると味わいの違いに気が付くはずだから、それなら『金印たまご』から食べるのがオススメ」とのアドバイスをいただき、両方ともゲットして帰りました。
両方買ったせいか、ビニール袋に金印たまごを二つ、サービスしてくれましたよ(喜)
早速、家に帰って開封。
まずこちらが廉価版(とは言っても普通の卵の約10倍の値段)の「金印たまご」。
卵かけご飯にちょうど良いSサイズのたまごで、こちらは12個で1,000円でした。
晩ご飯まで待ちきれず、1個割ってみました。
黄身が濃いオレンジ色をしていて、白身がブックリと盛り上がるように膨らんでいるのが特徴的。
白飯に落として、TKG。
濃い味の再仕込み醤油を回し掛けして口に掻っ込むと、実に美味!
生卵の嫌な臭みなど微塵もなく、黄身の味も濃厚!!
何というか、原始的・遺伝子レベル的に喉と内臓が「美味い」と喜んでいるような、本能に訴えかけてくる満足感があります。
まさにご馳走。
この満足感を一個たった100円の卵で味わえるのですから、割安とさえ思えてきます。
一方、こちらが最高級、10個1,900円の「萌味たまご」。
こちらも白身がぷっくらと膨らんでいて、黄身の色はオレンジからさらに赤に近いような濃色。
ちょっとビックリするような色をしています。
これはコストの制限を考えずに配合した、飼料の違いからくる色だそうです。
(約30種類の厳選された素材を、自家配合した飼料を使用)
オンザライスにして、その他かけるのは醤油のみ。
余計なものを足すと、味の邪魔になるだけです。
はい、すごく美味いです!(喜)
比べてしまうと、金印よりも萌味の方が味がやや微妙に濃厚ですが、直後に食べ比べないと分からないレベルかな。
比べると分かっちゃいますが(笑)
日常的に食べるなら、或いは少しでも火を通して食べるなら金印で十分満足できるかと思います。
いずれにしても、もうスーバーで売っている普通の卵を使って、卵掛けご飯(TKG)を食べる気にはなりません。
また「たかはしたまご」以外にもブランド卵は全国にいくつもあって、たまに温泉旅館の朝食なんかで地場の新鮮な卵を出してくれたりもしますが、今のところ同じくらいに美味しいと感じるは、私の知る限りでは烏骨鶏の卵くらいですかね。
ここの卵は、あえて表面を洗浄せずに出荷していて、そのせいもあって日持ちは3週間くらい。
3週間もあれば、少しくらい多めに買い込んでも、苦もなく食べ切ってしまえます。
その他、余程高温でなければ冷蔵庫に入れない方が良いとか、注意事項が書かれたリーフレットも店員さんがくれます。
また、店舗入口横には、24時間稼働の自動販売機もあり。
東京と隣接する所沢とは言え、都県境を跨ぐのは人目が気になるとか、店員さんとも接触したくないとか、渋滞に時間を取られたくないとかあるなら、夜遅いの時間に車で行って、自動販売機で卵だけ買ってすぐ帰るなんてこともできますね。
まぁ、多摩エリアと都県境が接している市域であるなら、「タマもサイタマもタマのうち」だとは思いますけどね。
【たかはしたまご 小手指店】
■所在地 埼玉県所沢市東狭山ヶ丘4-2669-6
■営業時間 10:00-18:00 (自動販売機は24時間)
■定休日 なし
■最寄駅 西武池袋線狭山ヶ丘駅 下車徒歩15分
■駐車場 あり(ラーメンあじとら・業務スーパーと共用)