【閉店してしまいました】
西武拝島線東大和市駅から、市がハミングロードと名付けた道を北へ15分ほど 歩いた先にある、
とんかつ専門店の『勝亭』さん。
久米川駅前の「かつ一」のとんかつが気に入ったので、他にも美味いとんかつ専門店がないか発掘しに行ってみました。
店があるのは、東大和市仲原4丁目。
最寄り駅となる西武拝島線東大和市駅から、大通りを北へ1.2kmほど進んだ先になります。
駅から歩くには少々距離がありますね。
駐車場は、店の正面にある狭いスペースの他に、店の裏手、ハミングロードの一本東側の路地沿いに10台以上とめられる専用駐車場があります。
主に車での来客を想定したロードサイド店ですね。
大通り沿いにある、しっかりした造りのマンションの一階部分が店舗になっています。
気後れまではしない程度に高級感のある外観です。
ちなみに、店のすぐ北隣の駐車場は、勝亭の駐車場ではないので注意。
暖簾をくぐると、女性のフロアスタッフが迎えてくれました。
店内には、4人掛けのテーブル席が数卓とカウンター席。
この日は客の入りも良いようで、テーブル席はほぼ満席。
カウンターに案内されました。
厨房にはご主人が一人。
持ち帰り用弁当の注文も受けているようで、カウンターの端ではその準備中。
地元で愛されている繁盛店と見受けられます。
メニューを見てみると、とんかつ専門店らしいラインアップ。
通常の定食と、特上定食があるようです。
初訪問でしたので、ここはこの店のポテンシャルを確認しておこうと、
奮発して『特上ロースかつ定食』(1,700円)を注文してみました。
夜の部限定になりますが、ごはんとキャベツのおかわりは自由とのこと。
巨大さはありませんが、サクサクと揚がっているのが見た目でわかる、明るい色をしたロースカツです。
食べてみると、脂身の部分が想像以上に多い?
あれっ?と思って肉の断面を見てみると、特上肉のはずなのに、2割くらいが脂身!
でも、この透明感があってツヤツヤした脂身を食べてみると、柔らかくて、旨みがあってくどくない(驚)。
とても上質な脂身で、これがこの店の自慢の肉であることがすぐに解かる、美味しいロースです。
しかしロースカツとはいえ、ここまで脂身を前面に押し出したトンカツは初めてです。
相当なコダワリがあるんだろうと、メニューを裏返してみると「解説」が書かれていました。
餌にこだわって飼育した「下田さん家の豚」の肉を熟成させ、自然な「旨味」「甘味」のある脂質がよい豚肉とのことです。
脂身の量については好みもあるでしょうけど、これは掘り出し物的に美味しいロースかつだと思います。
難なく完食して、胃腸の強くない私でも胃もたれなし。
ごちそうさまでした。
さて、初訪問から数週間後、またここの豚肉を食べたくなって再訪しました。
今度は時間が早めだったせいか、まだ込み合ってはおらずテーブル席に案内されました。
しかしここのお店は、フロアスタッフもご主人も、受け答えが丁寧で好感が持てます。
前回もそうでしたが、一人で行くとさりげなく、お茶やおしぼりと一緒にスポーツ新聞をテーブルに並べてくれたりします。
しかも眼の前に押し付けがましく置くのではなく、手の届くぎりぎりくらいのところに「良かったらどうぞ」的に置いてくれるところが「さすが!」って思わされます(喜)。
こういう気遣いを何か一つでも感じられる店って、歓迎されているようで嬉しくなります。
さて、メニューを見ながら今日は何にしようかと迷いますが・・・
前回のロースカツは絶品でしたが、他のメニューも試してみたいところ。
それに、いくら美味いからといっても脂身は脂身。
かかりつけのドクターからは「脂は控えなさい」との忠告もうけています。
それならロースソテー定食にしたら、油で揚がった衣がないぶん、ヘルシーなのでは?と考えて注文してみました。
こちら、『ロースソテー定食』(1,600円)です。
脂身の量は、特上ロースかつ定食のときより少なめのようですが、やっぱり脂から旨味を感じる美味しい豚肉ソテー。
薄めの味付けで、十分ごはんがすすみます。
やっぱり美味しいてすね。
ご馳走さまでした。
とりあえず、食べてみた「特上ロースかつ」と「ロースソテー」、どちらが好みだったかと思い出しながら比べてみると、やっぱり「とんかつ専門店」だけあって、サクサクした「特上ロースかつ」の方が感動が高かったかな?
とすると、次に狙うべきは「特上ヒレかつ定食」か?
・・・でも多分、ここのメニューは何を食べても旨いんだろうな(笑)
そんな風に思える、掘り出し物の一軒なのでした。
とんかつ専門店【勝亭】(かつてい)
▪️所在地 東京都東大和市仲原4丁目11-8
▪️最寄り駅 西武拝島線東大和市駅(ちょっと遠い)
▪️営業時間 11:00-14:30 17:00-21:00
▪️定休日 水曜日
▪️駐車場 有り(10台以上)
▪️web-site http://www.katsu-tei.com/