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香港料理『蘇哥清湯腩』(ソーゴーチンタンラン)2回目@瑞穂町〜海老雲呑坦々麺と焼腩仔

本場香港から、日本進出一号店となる地を何故か瑞穂町に選んだ、香港料理『蘇哥清湯腩』さん。

漢方素材を使用した“豚バラ澄ましスープ”が自慢のお店なのですが、他にもいろいろな料理を食べてみたくなって再訪しました。

夕方早めの時間に到着して、この日はまだ先客なし。
・・・静かなお店は大好きなのですが、経営上はどうなのだろうか?と少し心配なります。

この店の麺料理の麺には、
日本のラーメンと同じ「拉麺」と、
米粉でつくった「米線(メーシャン)」
サツマイモの澱粉からつくった極太春雨である「粉条」
の3種類があり、それぞれにトッピングとスープの組み合わせが決まっています。

前回は一押しスープである「清湯腩」に「拉麺」を組み合わせて食べたのですが、この店の甘味のある清湯腩には、日本のうどんに似た米線の方が合う気がしていました。

そこで今回は、清湯腩スープに米線を合わせ、牛筋肉をトッピングした『牛筋米銭』を妻殿の分としてまず選択。

一方私は、粒麺には辛い坦々スープの方が合うはずだと、
海老ワンタンがトッピングされた『海老雲呑坦々麺』を注文してみました。

 

ここの麺料理はボリュームがあるので、これだけでも夕食として十分な量なのですが・・・・

メニューに並んでいる旨そうな料理写真を見ていたら、順に食べていきたくなってきます。
そこで今回は、サイドメニューとして
『揚げ海老わんたん』と、
『焼腩仔(バリパリ皮付き豚バラ肉のロースト』を追加注文。

注文後、パラパラとメニューブックをめくっていると・・・
ランチには1000円前後のメニューが揃っているようです。
杏仁豆腐やアイスティーが付いてこの値段ならリーズナブル。

そのうち、ランチの時間帯にも来てみようかな。


さて、この店の料理人は仕事が早いようで、あまり待つこともなくバラバラと料理がやってきました。
まず、こちらが私が注文した『海老雲呑坦々麺』(960円)

赤くてドロっとした坦々スープに、大振りな海老ワンタンがゴロゴロっと4つと、茹でた青野菜が浮かんでいます。

スープを飲んでみると、辛いには辛いけど、見た目から想像するほどの辛味はない。
香港人も四川料理は日常的に食べるそうなので、これは香港人好みの味付けということなのでしょう。

日本のラーメン屋でよく食べる坦々麺とは、香辛料が違うのか? 味付けがちょっと違うんですよね。それも面白いところ。

この坦々スープが絡まった粒麺を食べてみると・・・
やっぱり、粒麺には甘味のある清湯腩スープより、辛みのある坦々スープのほうが合う

清湯腩スープとともに店の看板料理である海老ワンタンは、ゴロッと大きくて存在感があります。

中身はひき肉とともに海老が丸ごと一匹分。食べ応えがあって美味しい。

この材料をケチってない感じが良いよね♪

テープルに辛味だれがあったので、試しに味変してみました。

もっと辛くても平気だと思ったので、匙に二杯半ほど投入すると・・・

・・・随分と色が赤くなってしまいました。
まだまだ耐えられる辛さですが、私にとっては味のバランス的に一杯くらいが適量だったかな。

でも、単純に辛味をたしたところで、日本的な坦々麺の味に近づくわけではないんですよね。
四川地方発祥の料理が、遠く離れた香港や日本に辿り着いて根付く頃には、それぞれの土地の人の好みや入手できる食材によって、味付けが変わってくるのでしょう。日本の坦々麺の場合は、偉大なる陳県民とその系譜たちの影響が大きいに違いない。


こちらは、妻殿の注文した『牛筋米銭』(900円)

沖縄のソーキそばに見た目が似てますね。
でも沖縄そばのスープは鰹出汁ですけど、こちらは漢方素材入りの牛筋スープ。

麺は、細めのうどんのようにも見える米線。米粉なのでサッパリとした味わいで、食感は柔らかめ。

食べてみると、甘味のある清湯腩スープには、やっぱり拉麺よりも米粉でつくった米線の方が味が馴染みが良い。
これは美味しいぞ。


そしてこちらが、食い意地に負けて注文した、『揚げ海老わんたん』(880円)、『焼腩仔』(1,000円)

『揚げ海老ワンタン』は、まるまるっとしていて、やはりボリューム感あり。

先程の海老ワンタンが、カラッと食感よく揚がっています。

パリパリとした食感が気持ちよくて、これも美味しい。車でなければビール飲みたい!

『焼腩仔』を食べるのは初めてかな。

皮の部分だけがカリッと揚げられていて食感が良く、肉と脂身の部分はしっとりとしたまま。
二度揚げしているのでしょう。

これもビールのつまみに最好適な料理。
逆に、ビールも白飯もなく食べると、バラ肉の脂が口に残ってしまいます。

最後に、すでに満腹ではあるものの、このデザートを食べないと締まらない気がして注文した「仙草ぜりー」(260円)

抗酸化作用と美肌効果があるそうなので、その日一日、不健康な生活をおくっていたとしても、これでチャラ(?)


ご馳走様でした。
見た目は似ているけど、味はちょっと違う香港エキゾチックな料理たち。
次、辛いスープの「粉条」を食べたら、麺類三種をコンプリートなのだ。


香港料理『蘇哥清湯腩』
■所在地   東京都西多摩郡瑞穂町二本木804-2
■営業時間  11:00-22:00 (16:00-17:00中休みあり)
■定休日   月曜日
■最寄駅   JR八高線 箱根ヶ崎駅から徒歩2km(遠い)
■駐車場   あり



 

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