紅葉シーズンも過ぎ、西多摩地域は観光の端境期。
でも観光シーズンに行列の長さにウンザリとなる人気店でも、この時期なら割とスンナリ席につけるので、食べ歩き重視派とってはチャンスと言えます。
そんな訳で、街道筋から外れた目立たない場所にあるのに、風情があってちょっとした人気店となっている
『手打ちそば 梅の内』さんに行ってきました。
店の住所は、青梅市梅郷六丁目。
吉野街道の梅郷六丁目交差点の先、小さな看板を目印に細い路地を南側に入った先にあります。
クネクネとした細い路地の奥にあるので、初めての訪問だとわかりづらいですね。
駐車場は、店の横に2〜3台分のスペースあり。
もし車で来ていて、細い道が苦手であるなら、
吉野街道をそのまま70mほど西へ進んで、旧道を斜め左に曲がったさきに・・・
吉野園地駐車場という公共の駐車場があります。
ここなら車も停めやすい。
観光シーズンには混みますけどね。
来た道を少し戻って、この階段を上ると・・・
懐かしいような、再生古民家を利用した店の前に出られます。
こちらの店は、手打ちの十割蕎麦が“ウリ”。
本日は「常陸秋そばの新そば」だそうです。
国産のブランド品ですね。
靴を脱いで上ると、店内は床の間のある昔の古民家そのままの座敷席。
さらに冷えるこの時期には、囲炉裏に火が入って抜群の風情。
この眺めは素晴らしいですね。
こんな風に雰囲気の良い蕎麦屋さんですから、紅葉シーズンには行列ができますし、席に着いても料理がでるまでに時間がかかったりします。
この日は待つこともなく、囲炉裏前の特等席に着けました。
まぁこの時期であっても、いつも空いていると保証まではできませんけどね。
壁に貼られたメニューから、注文したのは・・・
『本鴨せいろ』(1,200円)。
蕎麦は端正な細切り。
適当に星が散った、見ただけで「コリャ美味いだろうな」と感じさせられるビジュアルです。
鴨だし汁に浸して食べれば、二八蕎麦かと思うくらい、喉越しも良い蕎麦でした。
十割ならもっとゴワゴワした食感を予想するのですが、蕎麦粉の挽き方が良いのか?打ち方に工夫があるのか?
同行者が注文したのは、「野菜野菜の天もり」(1,400円)。
果物やらヤーコンやらを含めて、季節の野菜を揚げたカラフルで個性的な天婦羅だったようです(笑)。
もう師走で、世間では色々と忙しい時期だったせいか、他の客は入れ替わりに一組程度づつ。
こんな店でノンビリ蕎麦など食べていると、胃も心も癒されます。
手打ちそば【梅の内】(めのうち)
▪️所在地 東京都青梅市梅郷6丁目1596
▪️最寄駅 JR青梅線石神駅下車 徒歩20分
▪️営業時間 11:30〜15:00(売り切れ次第)
▪️定休日 月曜・火曜
▪️駐車場 有り