東京都下「多摩エリア」を中心に「グルメ」「ドライブ」「旅行」「日々のあれこれ」

庭園茶寮みな美@松江〜不昧公アレンジの鯛めし

松江でもう一つ食べてみたかった物に鯛めしがあります。
松江では料亭旅館として格式の高い、皆美館の中にある庭園茶寮みな美
で味わえます。

茶人大名として有名な松平不昧公が、自らアレンジした料理が原点だそうですが、
いろいろなレビューを見ると賛否両論。旨いという人もあり、ガッカリという人もあり。
だいたい想像がつきますけどね(笑)。
きっと味付けが薄味で上品すぎるのですね。

まぁ、食べてみれば分かるってもんです。

なんとも風格のあるエントランス。
でも、東京から予約してありますので、臆せずに進みます。

 庭園茶寮と名乗ってますから、よく手入れされた庭も美しい。

庭に面した席を用意してくれてました。早めの予約のお陰でしょう。

早速注文、鯛めし御膳「福」2,310円
噂の鯛めしに、カレイの姿揚げがセットになっています。


下の写真が、鯛めしの具。


鯛は刺身ではなく、そぼろ状になっています。

他、たまごの黄身、白身、大根おろしと薬味
見た目が上品でカワイイ。
何かの薬の調合でも始めるかのような盛りつけ。

おひつからご飯を茶碗によそって、この具をきれいに載せ、出汁をかけます。
鯛めしと言うより、鯛茶漬けですね。


こんな作業も、遊び心なんでしょう。

脂ののった刺身をそのままご飯に載せるのではなく、そぽろにしていますので、味は当然、さっぱり上品になります。
出汁も弱め。


でも、元々が茶道で有名な殿様がアレンジしたご飯ですから、この一品で満腹、満足にさせるようなものではないのでしょう。
肴は他に用意してあるのでしょうから。漁師料理とは違うということです。

贅沢な魚を使いながらも、華美にならず、枯れていて上品な見た目に仕立てたご飯を、食事の締めにさらさらといただく・・・
という感じです。

という訳で、鰻の白焼き(2,625円)を追加注文してみました。
宍道湖七珍ですし。

ご飯は2〜3膳分ありますので、贅沢に鰻も載せて食べてみます。
何かをぶち壊してしまった気もしますが、当然、美味です(笑)

骨まで食べれる、パリパリの姿揚げが付いていますので、ボリューム的には十分だったの
ですが、松江まで来る機会は滅多にないので、つい贅沢に試してしまいました。

満腹です。

食後に庭を見させてもらいました。

大橋川を借景としていて、風情があります。
地面すれすれまで枝を張った、松の造形が見事です。
一本の木で、松の生えた山を表現しているのか?
面積としては広大とも言えない庭なので、小振りの植木というか、大きめの盆栽というか、
庭の広さと、この松の大きさのバランスが絶妙だと思います。
これ、枝の一本でも枯らしてしまったら、大ショックでしょうね。

腹も眼もセットで満たされました。

この「鯛めし」、私的には“あり”です。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
庭園茶寮 みな美
島根県松江市末次本町14 (皆美館内)
(予約が望ましいかと)

大きな地図で見る
にほんブログ村 旅行ブログ 旅行グルメへ
にほんブログ村

最新情報をチェックしよう!