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レストラン MISONO@あきる野市〜広徳寺の黄葉を見た後に【閉店】


閉店してしまいました(泣)


秋も深まり、紅葉シーズンも終盤戦。
Go Toを利用して温泉にでも行こうかと、予約サイトで調べてみると、馴染みの旅館は年内、平日も含めてずっと満室(驚)。
これ、例年より混んでるんじゃないの!?
まぁ、お気に入りの旅館の経営が好転してくれるなら、それで良いんですけどね。

では、近場の黄葉でも日帰りで見に行くかと、出かけた先はあきる野市内にある
広徳寺さん。

室町時代に創建された臨済宗の禅寺です。

このお寺は、境内にある2本の大銀杏の黄葉が見事なことで有名なんです。

最寄駅JR五日市線・武蔵五日市駅で、そこから歩くと約30分かかります。

車で行くなら、門前に参拝客用の駐車場はありますが、秋川にかかる小和田橋を渡った先の坂道が狭くて、車の擦り違いができないほどなのが難点。
対向車が来てしまったら、もう状況は絶望的です。
ですから橋を渡ったら、まっすぐ最短距離で登ろうとしないで、一旦右(西)の方向に
それるように進み、大きく回り込むように上がっていく道の方が通り易いです。
(私はGoogleのストリートビューで予習してから向かいました)

正面の立派な茅葺の山門は、江戸時代の中期の建物らしいのですが、苔むして雑草の生えた様子に、何とも言えない風情を感じます。
鄙びた山間の古寺って感じで、日本人好みの侘び寂びの世界。

多摩エリアにいながら、北鎌倉のお寺巡りでもしている気分になれました♪

まだ日没まで時間があったので、さらに車で15分ほど西にある十里木公共駐車場へ。

車を停めて、秋川にかかる歩行者専用の石舟橋を渡ってみました。

このあたりの紅葉も、規模はそれほどでもありませんが綺麗です。

橋を渡って散策路を登っていけば、日帰り温泉の瀬音の湯に出られます。
こちらは相変わらずの大盛況。
温泉の入り口には行列ができていたので、地場産のお土産(お菓子と寿美屋のうどん)だけ買って退散してきました。

奥多摩や高尾山まで行ってしまうと、渋滞したり人出が凄かったりしているそうですが、この辺りまでなら長閑に過ごせる半日ドライブルートです。



そうこうするうち、日も暮れました。
夕食は何が食べたいか、妻殿にお伺いをたてたところ、「ハンバーグが良い」とのこと。
はいはい、五日市線沿線でハンバーグを含めて洋食系の美味しいレストランなら、
MISONOトリノ煉瓦亭さんあたりでしょうか。

では休日で混んでるかもしれないけど近い方から順に行ってみるかと、向かったのは
「レストラン MISONO(ミソノ)」さん。

お店の場所は、圏央道の日の出インターに近い都道165号線沿い

マンションの一階部分に入居しているお店です。

駐車場は、マンションの裏手に数台分。
狭い切り下げから歩道に乗り上げ、建物の裏手に回ると専用のスペースがあります。

扉を開けて中に入ると、フロア担当の女性が、すぐ席に案内してくれました。

混雑してないか心配だったのですが、一軒目で無事席に付けました。

店内には先客が1組。

でも、当日予約の電話が入ってきて、次々と席が埋まって行きました。

席間隔も適度にあり、内装は安っぽくもなく、だけど緊張するほどの高級感まではなく、街の洋食屋さんとしては理想的なバランスだと思います。

時節柄、テイクアウトの注文電話も入っていましたね。

壁にかけられた銅鍋のインテリアが、さり気なく料理自慢をアピールしているようです。

メニューを見ると、ピザ・ステーキ・ハンバーグ・エビフライ・オムライスなどなど、洋食屋さん的品揃えが充実しています。

ちょっとだけ贅沢しようとすれば、ハンパーグやステーキのコース料理もありますし、

トコトンおめでたい事があったら、予約してシャトーブリアンのステーキを食べる事だってできます。

この日は、普通に休日の夕食を取りによっているので、メイン料理に770円プラスしたサービスセットをいただくことにしました。

セットの内容は、具がたっぷりのクラムチャウダースープに・・・

サービスの割には丁寧に盛り付けられて、ボリュームにも不満のないサラダ

それにパンかライスが付いてきます。

妻殿は、ハンバーグが食べたかったはずなのに、メニューを見たら迷い出し(笑)、
結局メインに選んだのは「グリルドチキン」(単品1,050円だったかな?)

鉄板の上で、ジュージュー音を立てているチキンに、ソースポットの和風ソースを
掛け回してからいただきます。
見た目通りの手堅い美味しさ。

私の方は、何やら無性にピザが食べたくなって「シーフードピザ」(Mサイズ27cm)を選択。

お値段は、2,500円弱だったかな?
食べきれるか心配だったので無難にSサイズにしようかとも迷いましたが、
「食べきれなかったら、持ち帰りできますよ」と、
フロアスタッフさんがアドバイスしてくれたので、安心して注文させてもらいました。

この店でピザを食べるのは初めてだったのですが、一切れ持ち上げて見ると、チーズが分厚く、しかも端の方までタップリと、滴り落ちるように掛かっています!
なんとも贅沢感のあるピザ(喜)

具材には大きめの貝に海老とイカが入っていて、これも旨い。
生地は薄めで、チーズがタップリ載っていることもあってシットリしています。

専門のピッツェリア ではないので薪窯で焼いているはずもなく、生地の端がカリッとこげているような特徴もないので、流行りのナポリ風ピッツァではありません。
ペラペラっともしていないので、ニューヨーク風でもないし。
でもそんなことは関係なく、唯々チーズと具材が旨くて大満足!

私がまだ幼少の頃、ファミレスもなかったような大昔、街のイタリアンの先駆けのようなお店で、初めてピザを食べて感動した味が、これに近かったような?
あの頃は焼かれて熱々で、食べるとビヨーンと伸びる、不思議な旨味のあるチーズ料理なんて、他に食べたことなかったですからねぇ。
なんだか懐かしいような味に感じます。

・・・結局、一切れ妻殿とシェアしただけで、完食できてしまいました。
そう言えばチーズの量が多いピザを食べると、後で胃もたれしがちなんだけど、
この日は体調が良かったのか?、それともレシピに秘密があるのか?全然大丈夫。

食後のコーヒーは、プラス110円でオーダーできるのでお得。

シュガーポットの蓋を、上の写真のようにさりげなく開けてずらして置いてくれるのも、日本の由緒正しい洋食屋や喫茶店の作法って感じがして、何か嬉しくなります。

MISONOさんは、何処か懐かしさのある洋食屋さんで、高級料理店のような慇懃さとは違うのだけど、朗らかで手慣れた感じの接客が気持ち良いんですよね。
狭苦しくない席の配置や、騒がしくない店内の雰囲気も気に入っています。
・・騒がしいかどうかは、その時の客層にも依るでしょうから保証はできませんけど。

今回も気持ちの良い食事ができました。


【レストラン MISONO】(ミソノ)
■所在地    あきる野市秋川3-8-6
■営業時間   11:30-14:30 17:00-21:00
■定休日    月曜日(祝日の場合、翌日)
■最寄駅    JR五日市線秋川駅 下車徒歩12分
■駐車場    有り



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